BMWといえば、自動車評論家の評価は押し並べて良く、スポーツセダンの代名詞ともいえる車ですよね。
乗る前のBMWの先入感としては・・・
「乗り心地がゴツゴツしそう・・・」、「静粛性は重視していないのでは・・・」という先入観がありました。
実際はどのような車なのか・・・興味が出たため5シリーズ(セダン)に試乗しました。
肝心な写真を撮るのをうっかり忘れておりまして、代替画像です(^^ゞ
現行モデルの
523iです。
ボディーサイズは、長さ4,910mm/幅1,860mm/高さ1,475mm
クラウンと同クラスの車ですが、幅が広いですね。
エンジンは、
直列4気筒/2,000ccターボエンジン (スペック:204PS、27.6kgm)
BMWといえば直6エンジン固持のイメージですが、ご多分に漏れず、ダウンサイジングの流れで直4エンジンが主流となっています。
試乗前に感じたのが、
ドアが分厚く、とても剛性がある点でした。
欧州車らしいというべきでしょうが、閉めるときにドンッ!とぶれる感じがなく、いかにも頑丈な作りでした。クラウンやGS比で1.5倍ほどの厚さです。
内装も、ダッシュボードやドアトリムのソフトパッドが肉厚で、とても質感の良いものでした。
ドアポケット内にも植毛が施されていたり、レクサス車より仕上げな丁寧な部分があったのには驚きでした。
おそらく、内装の質感を売りにしている、レクサスに対抗したのでしょうか?
ベンツ・Eクラスよりも質感が良いのはこれまた意外でした。
いよいよ、エンジンをかけて運転です。
直4エンジンなので、振動も滑らかさも6気筒に劣るだろうな・・・と思っておりました。
エンジン始動はセルの音がほとんど聞こえず、滑らかに始動。アイドリングは室内ではほぼ無音です。エアコンの送風音も静かです。
この辺りは、レクサスやトヨタ車のお家芸ですが、BMWも負けじと仕上げているとは・・・驚きでした(^^)
ゆっくりアクセルを踏んで動き出すと、滑らかに発進します。直4らしい音・振動がありません。
言われなければ6気筒エンジンだと思うほど滑らかで静かです。
そろーと穏やかに走れば、V12のセンチュリーと同じくらい滑らかです。
この時点で、欲しくなってしまったほどです(笑)
で、気になる乗り心地ですが、予想外に良く、これまた吃驚(^^)
荒れた路面でも全くゴツゴツしません。
フワフワした挙動は一切なく、なのにゴツゴツ感なし・・・
以前乗ったS550(W221)程ではありませんが、コイルサスなのに、なんだか絶妙なセッティングです(^^)
後で知ったのですが、(乗り心地で不利とされる)ランフラットタイヤだったそうです・・・なのにこの乗り心地・・・恐れ入りました(^^)
ハンドルはBMWらしく、
本当にスパッ!と切れます。
可変ギア比ステアリングと相まって、超スローな(?)セッティングのセンチュリーのつもりでハンドルを切ると、急ハンドルになります(笑)
センチュリーやトヨタ車の穏やかな特性に慣れていると、切れが良すぎて市街地では肩が凝ります(^^ゞ
街中で、車線を右に左に縦横無尽に走るBMWを見て、いままでよく怖くないな。。。と思って言いましたが、このステアリングなら納得です。
静粛性も、通常回転域なら全くエンジン音がしないほど静かです。
おまけに、扁平タイヤながら、ロードノイズも静か・・・
Sクラスの試乗も目から鱗でしたが、5シリーズにもいい意味で驚かされました。
食わず嫌いが良くないと思ったことはもちろんですが、操舵性の良さを守りながら、相反する乗り心地も犠牲にせず、とにかくバランスがいいと感じられる車でした。
今までは、輸入車に興味がありませんでしたが、Sクラスと5シリーズに触れて、食指が動いてしまいました(^^)
Posted at 2016/06/25 22:09:46 | |
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