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昭和の親父のブログ一覧

2015年04月20日 イイね!

V12エンジンについて

GZG50型センチュリーといえばV12エンジンですよね。
国産乗用車ではセンチュリーにしか搭載されておらず、専用エンジンです。



エンジンの始動音も、独特な長いクランキング音がします。キューーーーーーンという感じでしょうか(笑)

V12のメリットといえるのが、極めて振動が少ない点です。乗り換えて一番感動したのがコレでした。
アイドリング~高回転までどの回転域でも滑らかです。
エンジンマウントが経たっていても関係ありません。
エンジンが回っている実感がなく、モーターで走っているような感覚です。



走行モードは【ノーマル(ショーファー制御)】・【パワー】・【スノー】の3つから選べます。

ノーマルモードは、ショーファーカーに適した、急激な加速Gを感じさせないよう、かなりスロットルを抑えた味付けです。アクセルをガバッ!と踏んでもショックが出ないほど、穏やかな特性です。
体感としては、2,000㏄車に乗っているような力感です。
このモードで乗って、5,000ccと思えないほど力がない!と感じるとも思いますが、これは“能ある鷹は爪を隠す”状態のためです(笑)

そしてパワーモード。このモードにして、初めてV12・5,000ccエンジンを堪能できます。
出力制御はなくなり、踏んだ分だけ加速します。
これが強烈で、踏み込むとテールを沈めながら、あの初代シーマのような加速を味わえます。
アグレッシブな運転をするセンチュリー警護車は常時パワーモードと思われます(笑)

スノーモードはノーマルモードとの差をあまり感じられません。踏み始めの特性がさらに穏やかかな?と感じる程度です。

なお、巷で「ノーマルモードだと片バンクだけ」との記述がありますが、これは間違いです。常時12気筒で運転しています。

ダウンサイジング流れで、次期センチュリーのみならず、世界的になくなる流れですが、この滑らかなフィーリングを味わえるV12は無くさないでほしいですね…
Posted at 2015/04/20 21:18:01 | コメント(3) | トラックバック(0) | クルマ
2015年04月08日 イイね!

フェンダーミラーは運転がしやすい?

フェンダーミラーは運転がしやすい?フェンダーミラー、昔は極々当たり前の装備でありました。
寧ろ、ドアミラーは法規上禁止という時代。
ドアミラーが当たり前となった現在では、考えられないですよね~

現行車で標準装備されるのは、センチュリー、クラウンセダン、クラウンコンフォート、コンフォートのみです。

平成初頭に輸入障壁撤廃の流れで、規制緩和されたとの専らな噂です。

さて、このフェンダーミラー、とても見やすいと言われますよね。
いろいろと見ていきましょう。





運転席の視点です。
前を見ながらでも、左右のフェンダーミラーの像が常に視界に入ります。
ドアミラーだと左右に首を振る必要があり、その間、前方から視線が外れます。
フェンダーミラーの第一の利点ではないでしょうか。

雨天時も、フロントガラスのワイパーの払拭範囲を通して、ミラーを見るので、水滴の影響を受けません。
また、ミラーに水滴がほぼつきません。(←不思議です。空力上のメリット?)
これは良いです。(ミラーヒーターONでさらにクリア)

加えて、ボンネットも水平で角ばっているため、見切りが抜群。
狭い場所では、触覚のような働きをするため、擦ることもありません。





一方でドアミラーと比べてのデメリットもあります。

1つは「ミラーまで距離があるため、像が小さい」点ですね。
視認する鏡面に写る像は小さく、視力が悪いと見づらいとも言えます。

2つは「後退時の距離感把握に慣れを要する、また駐車枠の白線が見にくい」点です。
これは、フェンダーミラーの長所である“車体からのはみ出しが少ない”事と表裏一体の短所になります。
ボディーサイドのふくらみがあるため、後退時に白線がボディーラインに隠れてしまいます。
ミラーをやや下向きにして対処できます。

3つは「独特の死角」です。
車体真横(特に後席ドアのサイド)に死角があり、合流時、車線変更の際は要注意です。
右左折時、合流時は意識して首を振り、確認する必要があります。
この動作はドアミラー車だとミラーを見るときに必然的に行う動作ですが、フェンダーだと首を振って巻き込み確認をする動作を意識しないとできませんので、要注意と思っています。


以上、長所短所を感じたままに書きましたが、総じて運転はしやすいですね。
タクシーが長年にわたりフェンダーミラーにする理由も頷けます。

また、希少となった現在、逆に個性的であり、クラシカルな佇まいが個人的に好きです。
センチュリーには似合いますし、標準装備です。
クラウンコンフォートシリーズも生産終了間近ですし、次期センチュリーもフェンダーミラーは廃止となりそうです…
古き良き日本独自とも言える装備、なくなるのは何とも寂しいです。
何十年か後には「なにこれ?」と思われる予感がします(笑)
Posted at 2015/04/08 21:29:12 | コメント(3) | トラックバック(0) | クルマ
2015年04月04日 イイね!

Sクラス(W221・S550)に触れて

Sクラス(W221・S550)に触れて今まで、国産車のみしか触れたことも乗ったこともなく、輸入車にはあまり興味がない時期もありました。

自動車評論家の間では、「国産車と違い足回りがしっかりしている」「アウトバーン仕込みでブレーキが利く」「ボディー剛性が高い」と崇められていますが、実際のところどうなのか?と思っており3日ほど、Sクラスを運転する機会がありましたので、感想を綴りたいと思います。

1つ前のモデルですが、W221型S550ロング(V8NA・5500cc)です。
サイズは(全長5260mm、車幅1870mm、車高1485mm)とGZG50センチュリーとほぼ同じサイズです。
現代的な流線型のデザインのため、センチュリーと比べるとやや小ぶりに見えます。ボンネットの上のマスコットにメッキグリルがザ・ベンツという感じです(笑)



ドアを開けます。よくベンツといえば分厚いドアで開閉が重厚なんて事を耳にしてましたが、拍子抜けするほど軽くて驚きました(笑)調べたところ、アルミ製のようでした。
しかし、ドアヒンジがものすごいゴツイ作りで、これがあの“ベンツ”なのか!と実感しました。



車内に乗り込みますと、皮の匂いというか、トヨタ車とは違う雰囲気があります。
スイッチの配置、インパネの作り、シートの作りはセンチュリーとは全く違う世界です。
表現は難しいですが、ドライバーズカーという感じでしょうか。



メーターパネルは、スピードメーターの部分のみが液晶になっています。非常に大きくとても見やすかったのが印象的です。260kmまで刻んであるのが、ヨーロッパ車だな~と意識させてくれます。



戸惑ったのがコマンドシステムというのでしょうか?ナビ・オーディオ・エアコンは上のダイヤルのようなもので操作するのですが、非常に使い辛かったです。とこういったところは、トヨタをはじめとする日本メーカーの圧勝ですね。
ただ、ハンドルの脇に生えているシフトレバーは操作しやすかったです。



パワーシートとライトスイッチ。これが日本車と最も異なる部分ではないでしょうか?
やはり、ライトスイッチは日本車式(?)の方が使いやすいと思いますが、パワーシートのスイッチはこちらもアリだと感じました。


前置きが長くなりましたが、肝心の運転した感想を述べてみます。

まず乗り心地ですが、乗る前は「さぞかし固いのだろうな~」と思っておりました。
しかし、乗ってみて吃驚、想像以上に乗り心地抜群でした。センチュリーのようなふわふわした挙動はありませんが、段差のいなしがとてもソフトです。かといって高速だと、固くも柔らかくもなく安定してました。(エアサスです)

静かさも「センチュリーやLSの圧勝かな?」と思っていました。
これも意外に静かで驚きました(笑)巷では、静粛性はトヨタのお家芸で、ベンツ等の欧州車は音を聞かせるようにしてるとの噂でしたから。
V8は滑らかで、LSと同等だと思います。遠くで聞こえるV8の重厚な音が好印象でした。振動もありませんでした。

パワーもさすがV8 5.5Lは伊達ではなく、高速道路では飛ばしすぎないよう自制しました(笑)安定感があり、スピード感がないので、メーターを見ないと危険です。
可変スピードリミッターという、上限速度を設定するとそれ以上スピードが上がらない機能があり、100kmにセットしていました。

高速の追い越し車線をかっ飛ばすドイツ車を見て、「怖くないのかな?」と思っていましたが、乗ってみて納得です。確かに安定しています。

以上、初輸入車に試乗しての感想ですが、トヨタとベンツはそれぞれ違いますね。
ベンツといえば、故障が多い・乗り心地が固い・静粛性が劣ると昔からの先入観がありましたが、いい意味で裏切られました。とても快適でした。

昨今、トヨタ車は内装などコストダウンが気になりますが、今回乗ったSクラスはそのようなものは感じませんでした。

かつて、日本メーカーはアメリカ車、ドイツ車に追いつけ追い越せで、良い車づくりを第一の目標に邁進してきたと思います。しかし、最近では第一に原価低減、果ては内装に至ってはクオリティーダウンまでしています。センチュリーはもとより、LSやフーガ。ドイツ車を凌駕させるぞ!という位気合が入った車作りをしてほしいですね。トヨタが本気を出したセンチュリーの作りこみは、素晴らしいものですし、意気込みが感じられます。次期センチュリーはどうなるかわかりませんが、期待しています。

人生もそうですが、先入観で決めつけるのいうこと良くないことでした。
自動車業界では模範的な存在であり、世界でベンツはなぜ支持されるのか、なんとなくわかった気がしました。
Posted at 2015/04/04 23:54:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2015年04月01日 イイね!

おもしろ装備について(フェイルセーフ)

センチュリーならではの装備「フェイルセーフ」。


<トヨタ自動車ホームページより引用>


V型12気筒エンジンは、名機の直列6気筒JZ系をベースに設計されました。
機械系あるいは制御系が万が一故障しても、正常な方の部分で運転ができるというものです。

エンジンECU、各センサー、スロットルボデー、エアークリーナー、燃料ポンプなど、片バンクずつ独立配置されており、独立制御されています。理論上は片バンクでも運転できるようです。
まさに、飛行機並みの設計思想。センチュリーならではの装備です。

なぜこのような設計をするかというと、要人輸送中に、銃撃や特攻等の襲撃があった際、エンジンルームに被害が生じても、現場から緊急離脱できるようにするためと思われます。
恐らく日本での発生率は低いでしょうけど(笑)

そのため、前後バンパーはかなり頑丈な作りになっており、軽衝突で破損して立ち往生しないようになっています。ちなみにメッキの部分は頑丈なスチール製です。
一度バンパーを擦ってしましましたが、かすり傷だけで済みました。
最近車は対歩行者傷害低減(といいつつコストダウン?)のため、指で押しただけでペナペナするバンパーも多いですが、昔ながらに頑丈です。



あと、珍しい装備として「自己診断機能(システムチェック)」があります。
メーターパネルのスクロールボタンを押すと、【EFI、電子制御スロットル、エアサス、クルーズコントロール、ブレーキ液量、冷却水量、エンジン油圧、充電系統、ブレーキパッド】の項目の自己診断ができ、万が一異常の際は、マルチフォメーションディスプレイに故障表示が出ます。

ちなみに、燃料ポンプは2基あり、始動毎に切り替えて故障を未然に防いでいるそうです(驚)
Posted at 2015/04/01 21:01:42 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマ
2015年03月29日 イイね!

センチュリーの中古購入について

できれば新車で買いたいところですが、そのような財力もないので中古で購入しました(笑)
新車価格は1,200万円、郊外だと家が建てられますね(爆)

以前にも述べましたが、新車で購入するのは、官庁・駐日大使館の公用車、大手企業の役員車、ハイヤーが9割以上です。個人で買うオーナーは大きい寺院・神社の僧侶ぐらいとのこと。

トヨタディーラーでさえ、1度も売ったことがないというが大半です(東京・大阪・名古屋等を除いて)。
長年付き合いのある近所のトヨタディーラーで点検整備をしていますが、おそらくその店舗では売ったことがないそうです。私のように中古で購入したタマの入庫でさえ、何年かぶりとの一言。
整備の方も触れる機会がないそうで、行くたびに車談義に花が咲きます(笑)



さて、購入に至るまで、私も1年近くかけて、納得の行くタマを探しました。
私なりのセンチュリーの選び方を書いてみます(あくまで自論です)。

①“法人ワンオーナー”の文句に騙されない
上記は中古車業界で程度がいいものの代名詞のようにPRされますが、実際は?です。
定期点検、法定点検をしっかり受けており、丁寧に扱われているとのことでしょうが、中にははずれもあります。運転手さんにとっては、自分の車ではなく、あくまで会社の車。

昔は役員付きの専属運転手さんを雇用してましたが、最近は車こそ自社で購入orリースするが、運転手さんだけハイヤー会社に外注のケースが多いです。また、購入ではなく、リース扱車もおおく、役員車といえど、車両管理がおざなりな会社も多いです。
しっかりした会社だと、壊れる前に予防整備で部品交換をしたり、10万キロでエアサス4本新品交換とか、上物物件があります。

 ・定期点検はしっかり行われているが、逆に言えばそれしかしてない事も。
  オイルキャップを開けて、汚れを確認してました(吹き返しがあるので見にくいです)。

 ・内外装の「見た目はきれい」だが、「扱いは意外と雑」
 役員車としての用途が大半で、洗車等はまめに行っているが、洗い方が雑で洗車傷多数、
 回送時はタイトスケジュールなため、雑な運転(ミッション、エンジンに負担)だったり。
 平日の都内はかなりアグレッシブな運転を披露する(笑)役員運転手さんを多数お見かけします。

 ・たばこ臭いこと多し(笑)

②“整備記録簿なし”は要注意
これはセンチュリーに限らないですが、どのような整備をしたのか全く分からないですし、メーター改ざんの可能性も。

③ドアミラー仕様は要注意
中古車市場だと、ドアミラー車の方が人気があるため、フェンダーミラー→ドアミラーに改修(板金)している事があります。手抜き店だと、ドアミラーが純正ではない場合や、フェンダーマーカーを装着していない場合も。

④センチュリーは走行距離以上に稼働時間が多い
なんのこと?と思うかもしれませんが、センチュリー特有の運転環境、「アイドリング待機の長さ」です。
平日の大手町に行くとよくわかりますが、役員を待つときは、基本アイドリングのまま車内待機です。つまり、真夏の炎天下はエアコンフル稼働、エンジン・クーリングファンがかなり酷使されます。
おまけに、V12は熱量がすごく、エンジンルームにキツキツに詰まっているため、ベンツほどではないですが、熱害に要注意です。

⑤多走行車が多い
10万kmオーバーの物件が多数ですが、しっかりした整備であれば、とてもヤレの少ない車なので買いです。オイル漏れ、パワステポンプ、エンジンルーム内・ホース類の劣化(熱害)、クーリングファンのへたり、エアコン、オルタ、足回りのガタにはお気を付けを。

長々と失礼しました。素人ですが、私なりの所見でした。
Posted at 2015/03/29 19:32:23 | コメント(3) | トラックバック(0) | クルマ

プロフィール

幼少のころから車が好きで現在に至ります。 車も人間と同じく“十人十色”、それぞれ良いところがあり、個性があります。 嫌いと思っている車はありません。 ...
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