ニュースを見ていてまさか、、、と吃驚したのですが、クラウンが現行型を最後に、廃止の方向らしいですね。。。
ガセネタと信じたいですが、結構信ぴょう性のある情報のようです。
個人的にクラウンは大好きですし、「クラウンといえばトヨタ」、「トヨタといえばクラウン」、「高級車といえばクラウン」そして、『いつかはクラウン』。。。それほど個人的に好きですし、思い入れのある車です。
日本の自動車界をけん引して来たと言ってもよい車です。
多くは中小企業の社長さんが法人名義で、またはパトカーとして、タクシー・ハイヤー、公用車・役員車として…
日本の風景・文化の一つの車と行っても過言ではないと思います。
車に疎い人でも、クラウンを知らない人はいないでしょう。
初代クラウンは1955年にデビューし、当代で15代目になり、65年もの歴史ある車です。
歴代で、私の好きなクラウンは。。。
8代目13系クラウン。『いつかはクラウン』のキャッチコピー。
当時はバブル景気、お金のかかった内装に、直線基調の威風堂々としたデザイン。そして、クラウンが頑なにこだわり続けた「フルフレーム構造」。
レクサス登場前夜、その存在感と高級感はひとしおです。
特に、セルシオと同じV8・4,000ccの1UZ-FEを載せた、ワイドバンパーの「4.0ロイヤルサルーンG」は、カッコよかったです。
10代目15系クラウン。
フルフレーム構造を廃止し、モノコック構造となった節目の15系ですね。
先代14系クラウンが、丸みを帯びて不評だったことから、13系以前の直線基調のデザインになり、見た目の「クラウンらしさ」が戻った型でした。
そして、最後のハードトップモデルとなりました。
11代目17系クラウン。
ハードトップモデルが廃止となり、セダン型となりました。
そして、最後の直6エンジン搭載車となりました。
個人的には、歴代で一番好きなモデルです。13系のようなデザインを復活しつつ、重厚感のある内外装デザインと質感が好きです。
13系以来のワゴンモデル「クラウンエステート」の復活は嬉しかったです。
新たに設定された、アスリートシリーズには歴代最高スペックを誇る直6/2,500ccターボの「1JZ-GTE」が搭載されました。
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そして、18系からは「若返り」という名の下で、これまでのクラウンらしい「柔らかな乗り心地」や「押さえ込んだ静粛性」、「落ち着いて重厚感のある内外装」をやめ、スポーティー志向に舵を切りました。
クラウンオーナーの年齢層が高齢化し、若返りを図るというのが目的のようですが…どうも、この頃から、クラウンの迷走がはじまってしまったように思います。。。
「柔らかな乗り心地」や「静粛性」、「落ち着きのある重厚感のある内外装」これこそが、クラウンの良さだと思いますし、継承してほしかったと個人的に思います。
そして、内装の質感も急激に落ちたりと、レクサスの国内導入を言い訳としても、これはちょっとひどいなぁ…と感じたり…
21系からは、クラウンにベストバランスともいえる6気筒3,000ccのモデルがなくなり、まさかの直4ハイブリッドが売れ筋モデルに…
さらに、22系からは、6気筒搭載車は最上級グレードのみとなり、主流は4気筒ハイブリッドと、4気筒ターボモデルに。そして、6ライトのデザインへ。
ロイヤルサルーンもなくなり…寂しくなりました。
4気筒で値下がりかと思えば、逆に17系クラウン比で約100万円のアップ…
クラウン廃止の理由が、販売台数の低迷とのことですが…
ハイブリットカーやSUV、ミニバンブームという流れを差し引いても、
かつてのクラウンらしさが無くなってしまったのが、一つの原因のような気もします。
何と言いますか、クラウンは日本車らしさを極めたセンチュリーのオーナーユース版の方が良いのではないでしょうか。
そして、自社の中で歴史があって、看板ともいえる車を、販売が低迷しているという理由で簡単に切り捨てるというのも、ショッキングです。
公式発表はまだですが、クラウンは残して欲しいと切に願います。
Posted at 2020/11/13 23:52:20 | |
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