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2015年10月18日

比類なきツアラー

比類なきツアラー
レビュー情報
メーカー/モデル名 シトロエン / エグザンティア V-SX_RHD(AT_2.0) (1993年)
乗車人数 4人
使用目的 レジャー
乗車形式 過去所有
総合評価
おすすめ度
4
満足している点 乗り心地に関しては絶品といって良いでしょう。それだけのために買える車です。
脚、シート、クッション、チープさはさておき「文句あるか。」と言いたくなるぐらいです。
高速で移動することが多いのであれば安物でも乗りつぶす勢いでお勧めです。
上に書いてませんが、直進性、コーナリング性能も群を抜いています。
速度を上げても安定感、安心感は比類なきものを持っています。矢のように走ります。
185の細いタイヤながら高速のコーナリングにも長けていて、
そこらのスポーツカーが減速するような高速コーナーでもそのままのスピードで、
何事もなくゆる~りとクリアしたりします。疲れ知らずで休憩もなく進めるため、
高速でぶっ飛ばして抜いていったスポーツカーにインター出口で同着・・・
なんてうさぎと亀現象もよくあります。
不満な点 一番の不満はAT。
日本の交通事情にまったくあっていない4AT。
必要なところでシフトアップ・ダウンしてくれなくてイライラします。
5ATでマニュアルモードがあれば走行性・燃費ともに3割はあがります。たぶん。
どうしてもパワーがないのは否めません。
そんな車ではないとわかっていても、
もうちょっとパワーあったらなぁ・・・とか、
ターボでもあればなぁ・・・とか、
MTならもっとエンジン活かしてトルクフルに走れるよなぁ・・・とか考えます。
あと、どうしても付きまとう故障に対しての不安感。
金銭的な問題と、長距離を移動することに対しての、
「現地で壊れたら洒落にならない。」
という気持ちが距離とともに増大していきます。
総評 愛車紹介に書いてましたが、レビューをいくつか書いてるのに、
これはまだ書いてませんでしたので改めてレビューとして書いてみました。

私の乗っていたのは電子制御なしハイドロニューマチック最後のモデルであるXANTIAでした。
4年ほど乗って2.7万km>約12万km以上走破はこの車だからこそです。
本当に疲れを知らず乗れるので、休憩なしでどこでもいけます。
道が良かろうが悪かろうが常にゆったりした快適な乗り心地なので、
どこでも、どんな道でも、どれだけの距離でも関係なく行く気になります。
私の場合一度整備しても、全部がっつりレストアする金もないので、
しこりを残したような不安がついてまわりました。
これがもとで買い換えたといっても過言ではありません。
購入時50万、購入後50万ぐらいかけてしっかり整備して状態を維持できるのであれば、
これ以上のツアラーはありません。

でも本当におすすめするとなると、上記の価格で考えれば、
信頼性なども含め旧C5だと思いますよww
項目別評価
走行性能
☆☆☆☆☆無評価
走行性能としては全体で見ればそこそこ、になるでしょう。
パワーも120馬力そこそこ。FF、4AT、なんの変哲もないスペック。
しかしあなどるなかれわりとどこでも走れます。
脚の動きが抜群に良いので華奢な見た目に似合わず悪路走破性は高いです。
雨、砂利、雪、泥、嵐の中でもすべての道で安定した性能を発揮します。
しかも悪路を走ってるとまったく思わせないところが凄い。
また、1.2t弱という今で言えばコンパクトカー並みの重量で2Lエンジン。
馬力はないがトルクはあります。低回転からけっこう伸びます。
でも坂道はけっこうしんどいです。パワー感あるかといわれれば、ない。
「必要最低限のパワー」と言っておきますww
外から見るとボンネットが長く運転しにくそうですが、
前後左右見切りがよく取り回しは良いです。
海外の車によくあることですが、ウインドウをめいっぱい先を伸ばして配置することで、
目視できる範囲を増やし、空間を掴みやすくする工夫がされています。
乗り心地
☆☆☆☆☆無評価
ハイドロというと、

魔法のじゅうたん

などとよく言われます。
実際のところはどうかというと、市街地の細かい凹凸はけっこう伝えてきます。
そこだけで言えば、ここ最近の車のほうが乗り心地がよいとも言えるでしょう。
しかしハイドロの真骨頂は高速です。
時速60km以上になると、細かい路面の凹凸はスルーして(反応できないだけなのでは・・・)
大きなうねりだけを車体全体で吸収するようなゆっくりした揺れになります。
ハイドロの乗り心地を文字にするのは非常に難しいのですが、昔ディーラーの人に、

たっぷーん、て感じですよ。

って言われたのがイメージ的に一番あってます。
よく「空中に浮いてるような」と書かれてますが、私に言わせると、
「水に沈んでるような」という感じがします。
プールで手足を伸ばして水面に浮かんでたり、風呂に体を沈めたりする揺れに似ています。
よく、乗り心地を口頭で言うと、「酔いそう」などと言われますが、
風呂やプールで酔う人はいませんよね。とても心地よい揺れなのです。
人間の体のほとんどが水でできているから心地よいのではないか、
などと勝手に思ってしまったりします。
シートの当たりも絶品で、チープな内装と思って座ると、
適度な硬さ、角度など人間であれば完璧にフィットします。
1日中運転しても疲労度は最低限。現地についても「疲れた」と思ったことはありません。
弊害としては同乗者睡眠誘発装置といってもいいぐらい乗せた人全員寝ます。
出かける→現地ではしゃぐ→帰り乗り心地良くて寝る
のパターンが成立。帰路は黙々と運転して帰りましょう。
知り合い4人で出かけて帰り私以外全員寝ていたこともある恐ろしい乗り物です。
もし高速でシトロエンのハイドロモデル
Xan、XM、C5、C6などを見かけたらちょっとだけ通り過ぎる際みて下さい。
車体はゆるやかに水平に揺れているだけで、
サスペンションだけショックを吸収してありえないぐらいタイヤが激しく動いています。
積載性
☆☆☆☆☆無評価
セダンに見えてハッチバックなので、後席を倒せばビビるぐらいなんでも乗ります。
過去には自転車や組み立て前のテーブルや棚などの大型家具、交換用タイヤ4本など、
積載で困ったことはありません(逆に思った以上に載せれることにびっくりする)
燃費
☆☆☆☆☆無評価
1993年のガソリン車としては普通・・・じゃないでしょうか。
延々と長距離高速を走るなら13~15km/Lぐらい。
街乗りなら8~9km/L。
その他
故障経験 ハイドロは故障する・・・世間の常識かと思います。
私の体験からすると、

思ったほどではない。

でした。
およそ10万キロ以上乗りましたが、
世間で言われるようなダラダラ液漏れが起きたのは1度だけ。
ハイドロポンプの故障でした。シール類の交換でリビルトし6万ぐらいだったか。
うまくやれば細かい配管を整備して長く乗れると思います。
複雑だ複雑だといわれていますが、ひとつひとつの仕組みは非常にシンプルで、
ある程度は自分で治せます。ハイドロの配管が4輪にまわっている「だけ」です。
接続部分をしっかり締めること、エア抜きすること、それだけのことです。
ブレーキのラインがもう1本あるのと同じだと考えればわかりやすいかと。
ハイドロニューマチックの場合ブレーキシステムも兼ねているのでシンプルといえばシンプル。
ただ、ハイポンプ故障の原因は、常にエンジンと回転しているためだと思います。
正直圧が不足したときだけ加圧してくれれば良いわけで、
高速走行しているときなど無駄に回っているので劣化を早めるだけです。
現在のハイドロはハイポンプがエンジンと分離され必要なときだけ加圧するシステムですが、
この世代は常に回っているためシール類が数年でだめになってしまうのでしょう。
一度故障してから私が降りることになった一番大きな要因がこれです。
修理してもしばらくでにじみが出ていました。
ちなみに、オイルラインから漏れがあると乗り心地が変わります。
すべてに漏れがないときが一番良い乗り心地になります。
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Posted at 2015/10/18 22:32:46

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