
とくに専門家でもなんでもない私が、
気分で気に入った特定の車種を紹介する。
minkaraレビューにも載せないやる気のなさw
定期的に書くつもりもないので今回だけかも。
そんな今回は、
シトロエンC4エクスクルーシブ(以下C4ex)
である。
言うに及ばず乗り心地に定評のあるシトロエン。
このところ売り上げも好調という噂のシトロエンだが、
そんな中、明らかに売れてない車種、
それはC4である。
全車種中では「中の上」。また、先代のようなデザインは影を潜め、
はっきり言うと地味。普通。
ライトユーザーはC3、DS3、
ファミリー層は安価グレードC4セダクション(現行では廃止)
デザイン重視なら同じプラットフォームのDS4、
上位は当時C5、現行ではDS5になる。
セダクションとエクスクルーシブの新車価格差はおよそ30万。
C4exは、
C5までいらないけどDS4まで奇抜じゃなく、C4でも安定したパワーと乗り心地が欲しい人向け。
である。
正直いるのか。という…。
私がC4exを推す理由はいくつかあります。
1・ハイドロシトロエンに匹敵する乗り心地。
2・セダクションとは異なるトルクフルなエンジン
3・6速EGSによるダイレクトな加速
まず
1・乗り心地ですが、
ハイドロ乗りだった私は、試乗した際に担当に聞いた。
「これ本当にバネですか?」
まぁ諸元からしてバネですが。それほど「ハイドロ味」だったのだ。
むしろ街中の細かいバンプではハイドロ以上ではないかと思う部分もあった。
ハイドロは細かな衝撃をわりと伝えてくるからだ。
ゆるいけど粘る。柔らかいが無駄に揺れない。
フロントストラットと、リアトーションビームというどこにでもあるような仕様で、
どうやったらこんな乗り心地になるのかと感動した。(逆に日本車になぜできないかとも…)
C4はセダクションとエクスクルーシブは同じ車種でありながら、
ミッションからエンジン、それに伴いサスペンションのセッティングも異なる。
セダクションもしっかりシトロエンだが、
エクスクルーシブは更に濃厚な乗り味となっている。
オイル漏れの心配がないことを考えるとイチオシではないかと思ったのだった。
2・同車種とは思えぬエンジン。
車はスペックだけではないとは言いつつも、
グレードが違うだけでトルクが13.8kg>24.5kgというと無視できない数値。
ぜんぜん別の車である。フランス車にありがちな、
「馬力ではなくトルク重視」を地で行くものとなっている。
このエンジンはC5でも使われている1.6L直4ツインスクロールターボだが、
C5が1620kgなのに対し、C4は1370kg、どちらが軽快に走れるかは明らかです。
踏み込めば1400回転という低回転から最大トルクが伝わり、
普段使いで加速に不満が出ることはまずないと思います。
街でも高速でもワインディングでも不足はないでしょう。
3・6速EGSについては賛否別れるところです。
しかし私は車と息を合わせるようなダイレクト感が気に入っていました。
ATの眠い走りよりは、欲しい時に欲しいパワーが得られるのは気分がいいものです。
なお、セダクションは当時4AT。放っておけばATと同じことですが、
パドルシフトと加速感を組み合わせれば、
快適なスポーツサルーンとでもいうような走りを楽しむことができます。
ちなみに自動でシフトするよりは手動でやったほうが0.1秒早くなります。
トルコンではないためATフルードによるメンテナンスも不要です。
総合的に見ると、
・抜群のシートに乗り心地も良い足
・それなりの値段
・故障の心配も低い
・必要十分なパワー
・標準でサンルーフがついている。
・気分が乗れば走りも楽しめる
・家族も運転できる
じつにいいとこ取りのハッチバックなのです。
万能なハッチバックであることは確かですが、
他の車種の個性に埋もれてしまい、売れなかったと思います。
こっそりオプションのパノラミックガラスルーフも標準装備しており(現行はオプションにもない)

エンジンも足もミッションも別物。17インチアルミも標準装備。(現行は16インチのみ)
価格差の30万の価値は十分すぎるぐらいお買い得じゃないかと…。
一応現在も販売されてはいますが、やはり影が薄いのは否めません。
ねらい目は発表から初期からマイナーチェンジまでの、2011~2013モデル。
中古で発見すれば200万ぐらいで買いだと思いますよ。(誰に言ってるんだか)
Posted at 2015/07/28 23:18:06 | |
トラックバック(0) |
気まぐレビュー | 日記