ショートシフター装着
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4H-TECHのショートシフターを買ってしまいました。
メガーヌのシフトストロークは長めだと思っていたのでショートシフターの導入に踏み切りました。相変わらず商品はebayでの個人輸入です。関税で¥1200請求されました。
同梱されているものはカウンターウェイト付きのシフター、配線の固定金具、シフターの取り外しSSTの3つです。純正との比較も合わせてアップします。
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どのくらい違うかというと、支点からワイヤーの取付部までの長さが約7.5cm → 5.5cmとなっているので、26%ショートになっています。誤差があるので約30%ですね。
商品説明だとRSだと30%、GT220だと40%ショートになると。GT220だけ割合が大きいのがよくわからないんですが、海外だともっとロングストロークのものがある?ということでしょうか。RS相当で概ね商品の謳い文句通りですね。
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バッテリートレイを取り外すだけで目的のものが見えてきます。(何度も取り外しているうちに誘惑に負けてしまいました)
取り付けマニュアルは下記のメーカーのものが詳しいです。ただしマニュアル通りにはいきません。作業時間は45 minuitsと。二回目以降であれば可能だと思いますが、2時間は覚悟してかかったほうがいいです。
まずは作業の邪魔になるものをどけていきます。矢印のところがクリップになっているので曲がりのロングノーズプライヤーなどでうまいこと外していきます。
また青矢印のコネクターも外しておきます。
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ここから本番作業です。
本家サイトのマニュアルだと先に配線の固定金具の交換からとなっていますが20mmのディープソケットかスパナがないと外せません。周りを外してからプライヤーレンチで外すことにしました。
まずは赤矢印のところがボールジョイントになっているので力任せにペコッと外します。
次にオレンジの所がピンで固定されているので付属のSSTでピンを押し出して行きます。潤滑剤をまいておいたほうが作業がスムーズです。
これでシフターが外れます。
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外したピンはこんな二重構造になっています。こいつの再装着が鬼門になってきます。正に行きはよいよい帰りは怖いですな。
おそらく4H-TECHのものは穴が純正よりも小さくてはめ込むのが非常に困難になっています。どこかのブログでこの手の製品は小加工が必要なことが多いと書いてありましたがまさにその通りでした。
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次に配線の固定金具を外していきます。プライヤーレンチでえいっと外します。20mmのディープソケットを持っている人はそっちを使っほうが楽ですね。
外した金具から灰色のプラスチック部品を外して移植します。逆手順で再装着します。4H-TECHのものはいらない突起が無くなってショート化した時に干渉しないようになっています。
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問題はシフターの再装着です。
マニュアルだと外したピンを大きいものから順に差し込んでいくことになっています。先に本体に少し叩き込んでから、プライヤーで圧入できると。写真と同じknipex製のプライヤーを使用しましたが全く歯が立ちませんでした。
本当はシフターを少し削って調整するのが正解と思われます。頭が回らなかったので力技に。左側の工具(名前を忘れましたが本来は釘の頭を奥に打ち込むときに使います)をピンにあてがって斜め上からハンマーで叩き込みました。ハンマーだけだと色んなところにあたって力が入りません。
小さいピンをはめ込もうとすると、まず穴が潰れてしまっており、リューターで削って穴を出しても全く入る気配がない。万事休すです。
結局小さい方のピンをプライヤーで潰して小さくした上で片側の外周を削って嵌め込めるようにしました。残りは大きいピンと同様に叩き込みました。
側面から見るとこの様にピンの穴が潰れています。
あとはショートシフターは溶接がモリモリっと盛り上がっているのでSSTははまりません。取り外すには少し削る必要があります。つまり、純正に戻すのはまた一苦労ということです。
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シフトノブの動きです。左が純正、右がショートシフター装着後です。ニュートラルの状態で5mmほど手前に来ます。シフトノブが近くなるので悪くないですね。
前後の移動距離は純正で約6cm、ショートシフターで約4.5cmです。測定はかなりアバウトですが・・・30%のストロークのショート化は大体あってますね。
感覚としてはシフトに入るときのクリック感がどうしても強くなりますね。ただ、3速がやはり手前で入るので入れやすくなりました。最初は手へのカウンターショックが大きいかなと思いましたが慣れるとそんなに気になりません。
シフトストローク量は乗ったことがある車だとNDロードスターと純正メガーヌとの中間くらいですね。
しばらく乗りましたが概ね満足ですね。慣れてくるともう少しショートでもいいかなという気もしますが。純正に気軽に戻せるものではないのでやる人は覚悟が必要かと。
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