
さて、もう一冊。「RALLY X」ジャパン号です。
表紙は先に紹介しました「WRC+」誌同様、ミッコのポディウムフィニッシュ。ただし、こちらはBP FORDチームのスタッフ勢ぞろいの写真で、にぎやかで楽しそうな写真。みんなの笑顔が眩しくていい一枚です。
ページをめくってみるといつもと違う点が…… ひとつは、通常もくじが入っている表2対向に広告が入っていること。つい先日発売されたSUBARU インプレッサWRX STIの広告が表2、prodriveの広告が表2対向といった具合。さすがにSUBARUも、このタイミングで新車の広告を入れてきたというわけですね。(ちなみに表2対向の裏側p4には、SUZUKIのスイスポ広告)
もうひとつの違いは表紙の紙がいつもと違うこと(笑)。ちょっと薄くなった…というか本文用紙と同じものになってます。イベント終了後3日後というスピード印刷・製本のせいかとも思いましたが、総ページ数を確認して納得(謎笑)。
というわけで、ようやく目次ページとご対面です。ウィナーコメントはもちろんミッコ。力強いガッツポーズの写真も目をひきます。そして競技終了後のパルクフェルメに並んだマシンたちの写真も、十勝で過ごした「あの時」を思い起こさせてくれます。
巻頭その1はマーカス、セブのリタイヤとクローズアップ。ドライバーズ選手権争いをしていた二人が揃ってリタイヤという珍事がトップ記事となっていました。その3はミッコの優勝。健闘むなしくリタイヤとなったラトバラもカコミで。FORDの次世代特集といった趣きです。その3はSUBARUチーム全滅の章。あまりに痛々しすぎて言葉もありません。その4はグループNの日本勢をまとめて紹介。新井選手や奴田原選手のリタイヤもあって厳しい状況の中、田口選手が見せた好走がトピックとなりましたね!
ラリーレポートでは、通常のレグごとのまとめのほかに、各SS終了時のステージフラッシュも掲載され、ステージ上でいったいなにがあったのか、ドライバー自身の言葉で臨場感あふれるコメントを読むことが出来ます。これがとてもワクワクドキドキさせてくれます。必見!
スクランブルショットも今回は見開き2ページの拡大版で、ラリーのために来日したドライバーたちが参加したさまざまなイベントを紹介してます。これもラリー・ジャパン特集号ならではの企画で見逃せませんよ~ (個人的には餅つきストールおじちゃんのハッピ姿がツボでした)
リザン先生の「FOCUS of The Rally」は、やはりマーカスとセブのリタイヤについて。特にセブのリタイヤの真相について踏み込んで書かれています。そしてマーカスの「言いたい放題日記」は、当然のことながらリタイヤについての話題。でも、セブまでもがリタイヤしたこともあって前向きな内容でちょっと安心。しかし、ティモの一言コメントにはマーカスのドライブについてお叱りの言葉が……ねえねえ、ホントのところ何があったの?(笑)
その他のポイントとしては、来年度以降のレギュレーション変更についてリザン先生がレポートしていたり、ラリー・ジャパンで0カー、00カーをつとめたランエボXとインプWRX STIについての特集がありますが、こちらは事前取材だったようでイベント当日の各種プラークが貼られたものではありませんでした。ちょっと残念。
巻末特集はラリー・ジャパン開催前に東京都内で行われた「RALLY X」誌の読者イベント「Gigi Galli Fan Day in Tokyo」のために来日したジジ・ガリのレポートが4ページにわたって掲載。ジジのはじけるような笑顔が印象的な写真がいっぱいでなんだか目頭が熱くなります。こんな魅力的なドライバーがWRCのドライバーとして走れないという状況は寂しすぎますよね。
この読者イベントには、自分も運良く当選して参加できたのですが、案の定あちらこちらの会場写真に見切れて載ってます(笑)。というか、一枚だけバッチシ写っているのが
"ジジ・ガリ仮面"(ジジにプレゼントしたPIRELLIプジョー307マスクをジジ本人がかぶってくれた姿)とのツーショット写真。本当に楽しかったイベントの記憶とともに良い思い出になりました。ジジには本当に感謝!
そして今号で一番嬉しかったのが、「The Teams in depth」のコーナーで、
"マーカス仮面"の写真が掲載されていたこと! これは、シェイクダウンの日にマーカス本人に直接プレゼントしたもので、テント前でもかぶっていてMcKLEINのカメラマンが別の写真を撮ってくれたのですが、この写真はその後サービステント内で撮られたものだと思います(自分はこの写真の存在を知りませんでした)。マーカス仮面が新聞を読んでいて、サンドイッチを頬張りながらティモが新聞記事を覗き込んでいるというユーモラスな一枚。
こんなおバカグッズをノリノリで装着してくれたマーカスにも感謝ですが、この一枚をフィルムに収めてくださった滝井宏之カメラマンに最大級の感謝を! さきほどのジジ・ガリ仮面と、このマーカス仮面の写真が残ったことで、今回のラリー・ジャパンに向けての
"マスクマン増殖"
というささやかな(?)野望が達成されました。
とまあ、ラリー・ジャパン観戦から帰ってきて山積みの仕事を片付けるのでしばらく忙しかったのですが、この「RALLY X」ジャパン号を読んで、最高に満ち足りた気分になれました。編集部の皆さま、いつもこんなおバカファンがやらかすことをとりあげてくださってありがとうございます。これからも読み続けますよん!!
Posted at 2007/11/06 00:43:47 | |
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