
東洋経済オンラインに
トヨタが東大で力説、「僕らを助けて下さい」という記事があった。以前も豊田章男社長が学生の前で似たような話をしていたはず。個人的には東大生の前でこんな話をしても多分なんの改善にもならないと思います。高学歴な社員が増えた企業の製品やサービスが魅力を失うのは別にトヨタに限ったことでもありませんから。画像はトヨタの燃料電池車、ミライ。
若い人が車を買わないのは車そのものの魅力がどうのこうのというより、自動車の税制や自動車免許取得費用、自動車保険料が大きな問題になっているはずです。トヨタは若い人が欲しがらない様な車を数多く作ってる様な気がしますが、それも今に始まったことでも無いような気もします。
日本は自動車産業が大きな基幹産業のわりには若い人が自動車に乗ろうとするとハードルが高すぎます。自動車教習所で普通免許を取るには30万円くらい必要とのことですし、自動車保険も約年間20万円かかるそうです。
車を乗る前から50万円かかり、毎年20万円の自動車保険料が必要で、更に車検だなんだと考えたら「車は要らない」と思いたくなる気持ちは十分理解できます。私が免許を取った時代は幸せだったのかも知れません。
若い人達の事故率が高いから保険料が高いのだと、保険業界は言いたいのでしょうけど、自動車に乗る若い人が少なくなっているのに比率がどうのというのもおかしな話です。オジサン、オバサン達の自動車保険料を数千円づつ値上げすれば良い様な気がします。全てのドライバーは最初は初心者だったのです。
またドライバーとしての教育を免許取得後にも行うことで保険料を下げられる様な仕組みも必要ではないでしょうか。事故が起きたらだけでは無く、いかにして初心者ドライバーの運転テクニックやマナーを向上させるかも必要なはずです。
エコカー減税なんかやっても喜ぶのはオジサン、オバサンだけで若い人達には殆どメリットもありません。若い世代に車の魅力を伝えることも日本の国として取り組むべきことではないかと私は思うのです。ホント、初心者マークの車って最近みなくなりました。
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車雑感 | クルマ
Posted at
2014/10/18 19:39:09