2014年11月03日
USDMは「United States Domestic Market」、JDMは「Japanese Domestic Market」の略だそうです。私は昔、ハワイにいた時期があるのですが、ローライダーと言えばピックアップトラックくらいでした。バンやセダンをインチアップしたりローダウンした車は殆ど見たことは無かったのです。またハワイのオアフ島の場合、車のカスタムパーツを売っているお店も無かった気がしますから、LAとは事情が違うかも知れません。
USDMと言うものは実際には存在しないのではないかというお話を今回書きたいと思います。日本の車をアメリカ人や欧米人がローダウンしたり、インチアップしている流行はアメリカ人の独自のセンスで云々ではなく、元々日本人のやっているカスタムの正確なコピーなのでは無いか?ということです。
昔の日本の車はどの車も車高が高く、タイヤハウスの隙間も大きく、ホイールサイズも小さいものでした。それに対し、フェラーリ、BMW、ポルシェなどの昔、スーパーカーと呼ばれた車は標準で大きなタイヤを履き、車高も日本の車に比べて低く構えたものでした。昭和に流行したシャコタンは欧米の車に対する若者達の憧れの現われであり、言い換えれば国産車に対する大きな不満に対する流行でした。
時代は変わり、ネットで世界の車の情報が自由に手に入る時代になり、日本の車に乗っている欧米の人が「本国ではどんなカスタマイズをしてるのだろう?」と興味を持つ人がいるのは自然なことです。アメ車に乗ってる日本人がアメリカ人のアメ車のカスタマイズを気にするのと同様。
YouTubeに掲載されているJDM Festの動画には数多くのアクセスがありますが、アメリカ人が欧米仕様として独自に日本の車をカスタマイズしているのではなく、日本人がやっていそうなカスタマイズをできるだけ忠実に再現しようと意識している様な気がします。当然ながら、映画ワイルドスピードの影響も大きいことでしょうが、その源流であるイニシャルDの世界を現実に再現する活動、それが現在の欧米のJDMでは無いでしょうか?
日本でも国産車のカスタマイズをUSDMではなく、JDMと呼んで良いのではと個人的には思う次第です。動画はフィリピンのセブ島でのイベントですから、日本の影響が色濃く、他の欧米諸国ではまた違った日本の車のカスタマイズが盛んなのかも知れませんが。
しかし、私の地元、金沢では車のカスタムは本当に廃れていて、殆どの車が純正ド・ノーマルです。昔はカスタムも盛んだったんですが、現在はド・ノーマルがメインストリーム(笑。
Posted at 2014/11/03 01:54:02 | |
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