
カーオーディオで低音を強化してドンシャリなクラブサウンドを楽しみたい人も多いかと思います。低音の強化で、手軽に実現できそうなのはサブウーファーの設置ですね。サブウーファーはシート下に設置することで、低音による音と振動を出す装置。
デッドニングはドアや車体の振動を抑えるのが目的のはず。だけど、そんな矛盾を気にしてたらカーオーディオなんか弄ってられません(笑。
どちらにしても、サブウーファーのボリュームを上げたら車体がビビるので、更にデッドニングするとかは止めたほうが無難。サブウーファーのボリュームを抑えましょう。タワーバー、ロールバーで剛性を上げれば車体の金属疲労を招くのと同様、大音量による振動の逃げ場を無くすれば車体や接合部にダメージを蓄積するかも知れません。
サブウーファーか、サブウーハーが今風なのかわかりませんが、低音を増強する目的なら、ツイーターの強化も有効な手段になるというお話を今回は書かせていただきます。
音の基音を倍音が補うことができるので、音楽の高音が増強されると、低音も増強されます。音楽理論のお話ですが、カーオーディオでも同様です。
また、暗闇で目を凝らすと見えたり、広大な風景で遠い距離を認識するのと似て、広いレンジの音を聴くと人間の耳は幅広く音を捉えようとするのかも知れません。これは音楽理論では無く、私の個人的な考えですが。
カーオーディオにおいても、低音を強化する方法としてはサブウーファーの設置だけでは無く、ツイーターの再生レンジを上げる、音量を調整するという手法もあるということは覚えておいて損は無いでしょう。
純正ツイーターを交換して、フロントドアのスピーカーを交換して、クラブ系サウンド的に聴けるようになったのですが、先に設置したPC用サブウーファーと中国製アンプは普段は使用しなくなりました。使うとドンシャリ過ぎるのです(笑。
ツイーター交換だけでも充分だったところにカロッツェリアTS-F1730を純正から交換したので、ツイーターが4つになっています。「高音ばかりが目立って軽くなるんでは?」と思うかもですが、実際にはそうではなく、低音も強く出ます。中華そばが、ラードたっぷりの味噌ラーメンになった様な変化と言えばわかりやすいでしょうか。
だけど、高音質な音楽を聴きながらドライブすると疲れます。私はある程度いい加減な音の方がリラックスして運転出来るので、カーナビのオーディオ設定は最高の状態に調整しません。純正カーオーディオがはそれなりの音であるのはドライバーを疲れさせないこと、車外の音を聞けることで安全性を高めるという理由もあるのでしょう。もちろん製造コストを抑えるという都合もありますが、ラパン HE21Sのスピーカーとツイーターはそれほどコストが抑えられてるとも思えませんし、音の悪いスピーカーなら激安で作れる時代でも無く、安価で音の良い製品は市場に溢れかえっています。
アナログなハードウェアは殆ど進化はできませんが、音源のデジタル処理は飛躍的な進化を遂げました。第5世代のiPodにプレミアが付く時代。古いカーナビ、DRZ80、DRZ99にも搭載されている「BBE」はMP3のクラブ系音源の再生には非常に強力な音声補正技術です。進化した様々なデジタルなテクノロジーの影響で、純正スピーカーをオーディオメーカー品に交換してもその恩恵を感じにくくなっています。
アナログな手法でデジタル音源の音質向上という矛盾した作業は今後は廃れていくことでしょう。数百万通りのシミュレーションで人工知能が設計したスピーカー構造のクルマのドアや、車体の振動を解析して、打ち消す周波数を自動発生させる、デジタルデッドニングシステムが出現するのも数年以内かもね。
PS.アクティブエンジンマウントは既に実用化。軽自動車にも普及すれば車内の静粛性を高めたり、アイドリングストップをスムーズにする効果がありそうです。
Posted at 2018/05/23 03:01:30 | |
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