
みんカラの「煽られない運転方法」がネタになってるみたいなので、私もこっそり、書いておきます。まず、煽られないという視点より、今回は煽る人について考えてみます。
「ここ制限速度何キロだと思ってんだ?」
「そんな速度で追い越し車線走んなよ」
「軽自動車ごときで俺のクルマの前を走んな」
「このクルマ、おせーわ」
「エラソーなクルマで、トロトロ走んなよ」
「なんかこのクルマ、ムカつくわ」
「こいつ調子クレてんじゃねーぞ」
だいたいこんな感じでは無いかと思います。下に行けば行くほど理不尽なんですが、例えばクルマにデカデカとわけのわからないステッカーが貼られてたら、そのメッセージや、アーティスト、ブランドの好き嫌いによって、クルマの走行とは関係の無い嫌悪感を感じることでも、煽り運転のきっかけになるかも知れません(笑。まあ、これは冗談ですが。
だけど、煽り運転には明らかに地域性があります。関東、名古屋、大阪の高速道路は田舎者の私にすれば「リアル・ワイルド・スピード」、もしくは「リアル・グランツーリスモ」状態。都会の高速道路を頻繁に利用する方は、走行性能の高いクルマに乗ることも安全確保には必要なことだと思います。
ディアマンテやRX-8ではフツーに走れた都会の高速道路はモビリオだと、少し怖く、サンバーディアスクラッシックでは恐怖となり、現在のラパンでは高速道路に乗る気もおきません(笑。
群馬県から遊びに来た知人と市内を走った時に「金沢のクルマのノーマル率の高さ」がネタになりました。マフラー交換は100台中1台くらい?ホイールに至っては殆どが純正主義者で、スタッドレスの季節にオートバックスのホイールになるくらい。極端にローダウンした悪そうなクルマはだいたい県外ナンバー(笑。クルマに関してはそんな平和な街?なのです。
先日、のと里山海道を走った時のお話。◯◯運送のトラックが制限速度ギリギリか下で、追い越し車線を延々と走行していました。ドライバーの免許の点数が少ないのか、安全運転のつもりかも知れませんが、走行車線はガラ空きでした。昔は勘違いして100キロ以上で走ってたクルマが特に県外ナンバーで多かったのですが、のと里山海道は制限速度80kmで高速道路ではありません。
若い時ならイラッとして◯◯運送のトラックにパッシングしたと思うのですが、佐川急便、ヤマト運輸などの大手のトラックでは無く、聞いたことも無い運送会社だったので、ヤカラっぽいドライバーである可能性も否めませんでした。
パッシングをした場合は「走行車線に行けば?」というメッセージなのですが、それを「モット早く走れ」みたいなわけのわからない受け取り方をする人がいるかも知れないのが怖いのです。「80km制限だからこう走ってる!何が悪い!」みたいなキレ方されるのはゴメンです。もしくはパッシングをさせて、煽り運転をするきっかけを待っているキ◯◯イだったら大変なので、走行車線から穏便に追い越すしかありませんでした。本当は間違ってますが、仕方なくです。
様々なクルマに乗った経験があれば、周囲のクルマの性能もある程度わかりますし、「営業バンは高速道路でぶっ飛ばす」「軽自動車は高速道路で車間距離をなぜか充分に取らない」「スポーティなクルマは常に追い越し車線を走ろうとする」「アルファードのドライバーは走行車線を走ることをカッコ悪いと思っている」とか、一部冗談もありますが、運転経験が豊かな人は「こういうクルマに乗る人はこんな性格で、こんな運転をするかも知れない」という周囲のクルマの予測をしながら運転していることでしょう。
私は市街地走行でも「あの軽自動車はたぶんオバサンだから、周囲を気にしてないかも知れない」「前のクルマは県外ナンバーなので急に車線変更をするかも」「子供を載せてるあのドライバーは注意散漫かも」「このクルマは右折直前にウィンカーを出しそうだ」などを予測と想像をしながら、後方の状況もバックミラーで常に把握します。
のと里山街道ではバックカメラをナビに表示して走行することもあります。後方の覆面パトカーの存在が気になるのもありますが、速度が高いクルマに接近される前に察知できれば煽られることはありませんし、そんなドライバーは接近する前にスッと車線を空けられると気分がイイはず。ドライバーは「押しが効くデザインのクルマだからどいてくれた」と思うかもですが、実際には接近する速度と車間距離で判断してるだけ(笑。
教習所で後方の状況を把握して走行することは私の時代には教えてなかった気がしますが、今は教えてるんですよね。また、遠くないところでもカンに頼らず、カーナビに適切なルートを案内させることで、結果的にスムーズで、ストレスが少ない走行になります。
「制限速度プラス10km以内で走ってる俺は正しい」とかで済めば考えることもあまり無いので、ドライバーは楽でしょうけど、現代の交通社会において現実的ではありません。
自動ブレーキは普及しつつありますが、後方から接近するクルマとの相対速度から、煽り運転をするクルマを事前に発見するシステムをドラレコやレーダー探知機を売ってるメーカーはなぜ作らないのでしょうか。BMWの
後車追突警告機能を見習えば良いのに。
しかし、金沢は右折で、停車寸前にウィンカーを出すドライバーが多過ぎ。これも田舎者らしい運転ですが、合流で車線を空けないで平気なドライバーも多過ぎます。信号の無い横断歩道で歩行者がいても停車しないドライバーも多くて呆れます。歩行者を意識さえしてない、もしくは「停車するのがめんどくせー」みたいな、だらしないドライバーです。怖いのはこちらが横断歩道で歩行者の横断待ちで停車しているにも関わらず、対向車がスピードを緩めずに走り過ぎることがありますが、タイミング次第で人を轢いてしまいます。さっさと免許を取り上げて欲しいものです。
金沢は平和な街と書きましたけど、逆に言えばおかしな運転をしてても誰もクラクションを鳴らしませんし、中指を立てる人もいません(笑。マナーが悪いという自覚も無いドライバーは県外で顰蹙を買うと思います。
煽られる方にも落ち度があるかも知れませんが、運転が下手とか、走行が適切では無いからといって、煽ることが教育になるわけでもありません。煽りたくなる様な状況にも、煽る様な状況にも陥らない、ハイレベルな予測運転が出来るドライバーに早く成長して欲しいものです。まあ、私も若い時のことを考えたら偉そうに言える立場でも無いんですが(笑。
Posted at 2018/05/24 02:29:22 | |
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