スーツケースをミラノのホテルに置いたまま、
ヴェネツィアへ1泊の小旅行に出かけました。
ミラノ中央駅(Milano Centrale)
100年以上前にデザインされた、歴史を感じる駅です。
古い建造物と新しいシステムのフュージョン具合も見事。違和感なく溶け込んでますよね。

ここの階段は日が暮れるとホームレス風の男性が寝ていたりしますが…
小銭をねだってくる人も出没します。
ミラノからヴェネツィアまでは
トレニタリアの特急列車、フレッチャロッサでおよそ2時間半です。
Frecciarossaは赤い矢って意味らしいです。なんかカッコイー

車窓の風景もまたいいです。
着いた!

海の上を電車が滑っていくようです。
サンタルチア駅に降り立つと、すごい湿気と人混み。
観光客でごった返しております。

マジでボートで行き来してる!!ガイドブックで見たとおりだーw

リアルト橋

溜息の橋
どこを切り取っても絵葉書みたいな光景です
ステキ!!

サン・マルコ広場。ものすごい人です~~

100m近くあるという鐘楼がそびえ立ってます
水の都、ヴェネツィア本島は車の乗り入れが禁止されています。
市民の足はヴァポレット(水上バス)。
懐に余裕のある方は水上タクシーを使うそうです。
私たちはヴァポレットとバスの乗り放題チケットを購入しました。
48時間券で30ユーロ。子供も6歳から同額料金です(;゚Д゚)
ヴェネツィアは何をするにも輸送費がかかってくるため物価が高いです。
ビーチでの海水浴を楽しみにしていた子供達が「海!海!」と騒ぎ出したので、
観光もそこそこにヴェネツィア本島を後にします。
ヴァポレットに乗ってリド島へ移動。

風が気持ちいい!
リドはヴェネツィア国際映画祭が開催されることで有名です。
映画「ベニスに死す」の舞台にもなった島。
近隣諸国から大勢の人が夏のバカンスに訪れる、小洒落たリゾートアイランドだそうです。
ホテルに荷物を置いたらさっそくビーチへ
吸い込まれるように海へ飛び込む子供たち。

アドリア海〜!!

この空の広さ、太陽の眩しさよ。イタリア来てよかった~
この前の週までは学校が夏休みだったため、家族連れで激混みだったそう。
もうシーズンオフとなりほとんど貸切状態で、
やや涼しいものの空いていて時期的にはとても良かったです。
波は比較的穏やかですが潮の流れが早いのか、
子供達は遊びながらどんどん流されていき、気がつけば遠くへ・・・(^_^;)
「もっと近くで泳いで〜!」とちょくちょく叫ぶ必要がありました。

泳ぐのに飽きたら、砂浜でひたすら穴を掘る息子
男子というやつは…

夕焼けもまた綺麗で。
翌日はまたヴァポレットに乗り、しばしクルーズ。
途中、乗り継ぎに失敗してまたリドに戻るということもありつつw
ブラーノ島へ着きました!
なんということでしょう…

カラフルな家!家!家!
ここは漁師の島。
漁を終えて戻ってきた漁師さんが、霧の中、遠くからでも自宅がどこか分かるようにと
それぞれの家の壁に色を塗ったそうです。
それが上手い具合にアーティスティックな町並みを構成し、
まるで御伽の国みたいです。
絵本の中を歩いてるような感覚に。

ランチは名物のフリット
ポテトとズッキーニ、エビやイカ、ムール貝などの魚介類を殻ごとカラッと揚げてあります。
1ドリンク付いて16.5ユーロ
揚げたてでうまーい!お皿まで食べられます。
子連れだったのでビールはガマンです。。。

かわいらしいお宅の二階の窓に、ピンクのリボンが飾ってあります。
女の子が生まれましたというお知らせなんだそうです。
青いリボンだと男の子、白いリボンは結婚のお知らせ。
なんだかもう、たまたま見かけただけなのにこっちまで幸せな気分になっちゃいますよね。

こんな海風が吹き晒すところに洗濯物を干してるのがちょっと不思議でしたが、
どうせアイロンをかけるからキニシナーイのだとか。
イタリア人はパリッとアイロン掛けした服を着ることに情熱を注ぐのです
アイロンは消毒代わりでもあるらしい。
ブラーノ島を後にしてベネツィア本島に戻り、そぞろ歩き。

裏道歩いても、どっち向いてもほんとに素敵。
たまに、コンクリートの地面に動物の足跡が見つかります

ネコ?

鳥?

…?
遊びゴコロがありますね^^

ドア専門店。
イタリア人はインテリアにはこだわり、
ドアノブはこれ、枠はこれと、ひとつひとつ選ぶそうですよ。
消防車ならぬ消防船

消防士さんたちはノリが良く、Buongiorno!と手を振ってくれました。
この感じ、どこかで・・・? そうだ、道頓堀クルーズだ!(笑)
楽しかったヴェネツィアともお別れ…ミラノに戻ります。

帰りはフレッチャビアンカです
奮発して1等車に乗ったら、シートは広くてふかふか、
コンセントは使い放題だわドリンクのサービスはあるわで快適♪
しかも子供は1等の座席取ってもキャンペーンで無料だし、
トレニタリア最高じゃないの…。
しかし困ったことに、車両内に次の停車駅の表示がないのです。
車内アナウンスもイタリア語のみで全く聞き取れず。
トリノ行きじゃなくミラノ止まりの便にすればよかった~
寝過ごしたら困るのでおちおち寝られません。

スマホで停車駅を確認しながら過ごし、なんとかミラノで下車。
日本の新幹線と違って時間ぴったりには着かないですからね。。

息子は疲れてよく眠っておりました。