2015年10月29日
旧車好きの会合に出席して
旧車好きの会合に出席して知ったのですが、スカイラインの同好の士が意外と嫌われているのです。
関東近郊でも千葉の旧車会は、スカイライン出入り禁止というところも結構多いそうです。
スカイラインが嫌われる理由は、ともかく傍若無人な人が多いそうで、旧車会といのは、年寄りが多いせいか朝から、開催されることが多いのですが、住宅地が近い場合、どうしても騒音を撒き散らすような改造を施されている車が多く、元々静かではないハコスカが、直管で朝っぱらから走られてしまったら、翌年は、近所の苦情で開催できなくなるというのです。
私自身若い頃スカイラインをベースに改造をしていましたが、M島師匠から、
「いいか、音を出して早いような車を作っちゃいけないぞ!絶対にどこからか苦情が来て、警察に 目をつけられることになるから、目立たないようにして改造するの渋いというものだ。」
と教えられていました。
事実自分たちで作っていたスカイラインは、車検時に困らないよう、触媒を外し、有鉛ガソリンを入れて本来の圧縮比で、ターボ車を作っていたのですが、触媒の部分は、直管なのですが、ターボのタービンの消音効果が高く、ノーマルと変わらないような音量でした。
一度、その禁を破って、東名自動車のチューンした3リッターを抜けの良いマフラーにした途端、仲間が、整備不良を取られるという事態が発生したのでした。
今回もスカイライン軍団が来ていましたが、本会場には展示できなくなっていたのです。
また、年式によってもある程度線引きが必要だというのも実感しました。
HR(これはほとんどいませんでしたけど)、DRの30、通称ニューマンスカイラインなどは、製造から時間が経っていますけど、クラッシックと呼ぶには、新しすぎます。
また、ハコスカあたりを乗ってくる人は、70年のプロダクションレースよろしく、ヘッドライトにカバーをつけたり、バンパーを外してたり、もちろんマフラーがぶっとくて、エンジンをかけると轟音が響きます。明らかに整備不良です。
本人たちは、その音量で陶酔していますが、周りは、
「うるせーなー」
と思うし、自動車好きでもうるさいと思うのですから、近所に住んでいる一般の方がどう思うかを考えると、スカイラインお断りになってくるのでしょうね。
ある愛好家の方の意見ですけど、
「スカイラインなんて、どの型もクラッシックじゃないよ。もともと小さいボディーに大きエンジンを積 んでいるんだから、現代の路上で普通に走れるのは当たり前。それより、判で付いたようにプロ ダクションレース風に改造してくるのは、ほかの展示する人にとって、迷惑だよ。」
最初の方で言っていることは、全部当てはまるとは思いません。
なぜなら、それがスカイラインの歴史であるから、それは認めなくてはいけないことですが、古いクルマをなぜ皆昔の暴走族風の改造をして持ってくる方が問題だと思うのです。
私は、二輪車も好きで、昔は良く旧車会に出ていたのですが、いつの頃からか”旧車会”が、旧車會と言われるようになって、展示されている二輪車が、三段シート、絞りハンドル、旗棒付きが溢れるようになってから、行くのをやめてしまいました。
いくら大人になったからといって、自己責任の範疇を超えた違法改造車は、結果として世間から色眼鏡で見られる結果になるので、ひっそりクルマが好きな私としては、残念に思うのです。
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Posted at
2015/10/29 23:37:26
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