2015年12月18日
ヘッドライト左側ネットにて購入。
この前のブログで入札していた左側のヘッドライトを落札することができました。
商品説明の欄を読むと、ジャンク扱いの文言が書かれています。
当然出展者は、責任の所在を明確にするために書いていると思われます。
何しろ980円で落札ですから、自分で加工するつもりでないと大変な落胆を味わう事になると想像がつきます。
前もってディーラーに問い合わせ、ヘッドライト合わせ面のパッキンがないか調べたのですが、ヘッドライトは、コンプリートだけの供給となるようです。
昔、124までのメルセデスだとレンズ単体、パッキン単体で部品が供給されていて、密閉の悪いヘッドライトのオカマ部分が分解できて便利でした。
210系は、電球の規格が変わったこともあってやれなくなっていましたが・・・・・・
昔のヤナセでは、ちょっと年式が行くと定期点検時にヘッドランプ清掃なる項目が入っていて、なんとなく薄汚れた目つきがさっぱり、パッチリとするのを眺めると気持ちが良かったものです。
昔のJISの自動車用ヘッドライトは、長らくSAE規格品だったのですが、実はその製品規格の根本には、シールドビームならではの試験項目がありました。
それは、灯体を水中につけて内部に水が浸入しないことという条件がありました。
ですから、電球交換型の欧州スタイルのヘッドライトでは、隙間だらけで簡単に水が浸入してしまうのです。
ですから、当時のMS50クラウンのハードトップや、230セド/グロなどの異型ヘッドライトは、メタルバックタイプに白熱電球が組み合わされているのです。
現在この手の車のオーナーは、寿命も短い白熱灯に戦々恐々としているのです。
いま通常の車検を受けるならば、必ずライトの光軸を測定しますが、白熱電球タイプと、欧州型バルブ、H1から始まるヘッドライト用電球類は、フィラメントの位置が完全に違うので、メタルバック型の電球を切り抜き、いま一般的な電球を入れても合格は難しいのです。
ヘッドライトが切れて、車検受審不可ということになりかねないのです。
若い方には馴染みがないかもしれませんが、縦目のベンツなどは、Sクラス、コンパクト(現在のEクラスのこと)、ルノー12、16、プジョー504など1970年以前の正規輸入車などは、輸入台数雨も少なかったので、アメリカ向け車両と共用の何とも無様なSAE規格丸ライトが並んでいたものです。
しかし、日本はその辺の改正がアメリカより早かったので、オリジナル異型ヘットライトでも輸入することができたのですが、欧州型のヘッドランプ電球は、SAEを自動車部品の基準としていた日本は、明るいヘッドランプを制限されていたので、白熱電球に入れ替えさせるということをさせられていました。
同じ時期でもアメリカは、まだ欧州型のヘッドライトが認められておらず、W123系のメルセデスは、標準の欧州型は、異型ヘッドランプで、廉価版の240Dや300D、230などに使われていた一見SAE規格風二灯型も実は、ヘッドライトの周りにガーニッシュをつけてSAE規格シールドビームにデザインを合わせていたのです。
123好きの方なら、アメ並ものと、正規輸入、もしくはヨーロッパ並行は、どことなく顔つきが違うと感じられるのはこのためです。
しかし時代の流れというのは、恐ろしいものでSAE規格サイズの丸型二灯など、昔のキャリーやサンバー、550時代のアクティーなどに使われていましたが、今は生産中止となり、新品は入手困難となってしまいました。
だいぶ横道にそれましたが、V70についてはそれほどの深刻度はないので、灯体が到着したら、分解して、シーリングをやり直して車体に組み付ける予定です。
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Posted at
2015/12/18 23:13:06
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