2016年01月26日
フォードが日本撤退するとは・・・・・フォードとの思い出。
昨日部品商から、
「フォードが日本市場から撤退する」
と言われて、俄かには信じ難かったのですが、今日のニュースを見ていると実感せざるを得ない事実だということにびっくりしています。
しかもインドネシアも同時撤退だというのは、アジアでは人気がないということの裏返しだということです。
日本では、確かにフォードというのは、馴染みがないと思いますが、欧州の場合大抵の人が、お世話になる会社です。
実際私も出張というと乗らされていたのは、エスコートなどですが、私の人生で24時間最高走行記録を樹立したのがエスコートで、1900kmという途方もない走行をしたのがフォードです。
その特徴は、なんといっても価格の安さが最大です。
私が若い頃もフォードフィエスタが、販売価格129万円から(もちろんドイツ製、広島製ではありません。)あったのが思い出されます。
欧州系のメーカーの中でも量産を得意とするフォードは、値段が安い設定だったので大量に走っていました。
トップギアあたりを見ても必ず対象試験に引き合いに出されています。
乗ってみると、独特なチープ感があって、モンデオなどは、リアシートの居心地が極めて悪く、とても家族で乗るものではないことがわかります。
昔、旅行でサイパンに行ったとき、友達と
「折角アメリカの領土に来たのだから、アメ車に乗ろうぜ。」
と言ってレンタカーの案内を見ていると、一番安い車が、マーキュリークーガーだったので
「おっこれは面白い、観光地だから高級な車を安く出してるのかな?クーガーなんて高級だぞ。」
とうんちくを語って、借りに行ってみると、なんと、モンデオの米国フォード版。
その前年にクーガーがモデルチェンジして欧州と同じ車になったことを知らず、赤っ恥をかかされたことがあります。
以前にも書きましたが、アメリカでは、日本では乗れないアメ車に乗ることを心がけていたので、
GMの車両を中心に乗ってましたが、フォードの車でも必ずリンカーンのタウンカーは、乗ることにしていた車の一つです。
残念ですが、日本でノーマルのリンカーンは、中古になるとまずどノーマルは見当たらないため、
そんなことをして乗ってました。
タウンカーは、型を追うごとに近代化していますが、キャデラック系に比べ、アメ車独特のあたりの良い乗り心地を提供してくれるので、キャデに乗るより楽しかったことを思い出します。
それからアメリカフォードで外せないのが、マスタングですが、ひとつ前のコブラまでは乗りましたが、マスタングは、日本で言うスカイラインみたいな車でエンジンのデカイやつじゃないと今ひとつパリっとした感じがしません。
なにしろエンジンチョイスが幅広いので、4気筒から、V8まであるので、アメリカでチョイスすると、
思わぬ”スカ”を引くことがあります。
白状するとうちの親父が、HISCO(これを知っている方はかなり年配の方)が、フォード車の販売を始めた頃、マスタングⅡの直六3,3リッターを買ったのですが、あまりの力のなさにすぐにやめたと言う経験があるのです。
これをアメリカの友達に話したら、
「1950年代のシングルキャブで、4気筒2,2リッターのマニュアルより遅い。」
とコケにされました。
そののちうちのオヤジが、コルチナを欲しがっていたのですが、パワステのないコルチナは、ひどくハンドルが重かったため、購入を見送りました。
はて自分で実際購入したフォードってあるかなと考えたら、今乗ってるV70は、フォード時代の車ではありませんか!
思わぬところで気が付いてしまった私です。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2016/01/26 23:44:32
今、あなたにおすすめ