自動車好きヲヂさんのブログ一覧

　自分が小学校高学年頃に、ラジオの海外の放送局の日本語放送を聞こうというのが、流行ったのですが、覚えていますか？

　なんとなく思い出したのですが、BCLブームというやつで、日系人の多い南米の国で日本語放送をやっていて、それを受信して、所定の条件を書き込み、海外の受信した放送局に送るとベリーカード
がもらえたのですが、日本での大ブームで、請求が大量に届き、放送局がパニックになったというのを当時の新聞で読んだ記憶があります。

　この頃の子供は、親にねだってみんなスカイセンサーか、クーガーを持っていました。
　今時であれば、スマホを持っている感覚でしょうか？
　書いてて思いましたが、なんだか車の名前みたいですが、立派なラジオです。
　大体クラスは、スカイセンサー派とクーガー派に二分されていて、マイナーなメーカのラジオは、ほぼなかったと思います。
　
　こういうブームというのは、選択肢の多い現代には、クラスを二分するなんてことは、怒らないでしょう。

　思い起こしてみると、普通のバリコンにバンド選択がAM、FM、SWが５－７位選べて海外放送をキャッチしてました。
　もちろん今みたいにシンセサイザーチューニングやデジタル周波数なんてついてないですから、まさに”神の手”に委ねられていたから、メカに興味を持ち始めた少年たちは、自分の”神の手”加減を大いに自慢していました。
　また多くのガキどもが、地球の時差を実感したものです。
　今のパソコン、スマホでは、全くアナログ感はないので、自分の手で変化するという征服感は、全く無縁でしょう。

　おじさんは、自分の手でどうにかトライするということを忘れてるような気がしてならないのです。
　とは言うものの、楽に越したことはないですね。
　　
　でも、子供たちには、あの達成感というか、アナログな感じというか、自分の手で微妙な作業をやり遂げた感覚をいつまでも忘れてほしくはないです。