2015年04月18日
先日のブログであまりに高いサイドマーカーの話をしました。
現品を見ると、ヘラー製だったので友人の部品商に社外純正を調べてもらいました。
社外純正というのは、純正部品なのですが、部品メーカーが、自分のところのパッケージに入れて一般ユーザー向けに販売しているものです。
ケーブルテレビなどでお馴染みの「クラッシクディーラー」で
「これをディーラーで買うと○○ポンドですが、ネットで探してみると✖✖ポンドで購入できました」
などというセリフで表現されるものです。
欧州では、市民権を得ていて、日本でも外車輸入の盛んな時は、並行部品は結構入ってきたのです。
品質は純正品で、価格は、何十パーセントかのレスなので非常にお得です。
一つの例をあげると、ある時期のポルシェとボルボは、サイドマーカーが共用していて、ポルシェで買うと1万2千円、ボルボで4000円社外純正で買うと2000円暗いという時期もありあました。
サイドマーカーは、ヨーロッパでは、法規が必要としていないのですが、日本では車体側面45度位置からみてウインカーが目視できることという保安基準があったため、日本仕様車には、サイドマーカーが必要不可欠だったため、少量生産である日本仕様のために独自に生産が非効率だったのでこんな状況が起こったのです。
もちろん日本のにも社外部品というものがありましたが、こちらは、部品商の間などで通称イミテーションなどとよばれ、粗悪品の代名詞でした。
しかし日本車用の”イミテーション”と呼ばれる商品も今や、欧州の社外純正と同じようになりつつあるのです。
最近では、日産系のピットワークでも、トヨタ系のドライブジョイでも各ディーラーの部品販売の底上げを目指して、欧州系の車の消耗パーツを扱っているので、上手くすると安い買い物ができます。
難点は、ちょっと古いと取り扱いをやめてします点なので注意が必要です。
部品商の友達に社外純正で調べてもらったのですが、今やそんなんパーツはないということでした。
また彼が驚いていたのは、彼の会社のオンラインのEPCで各メーカーの在庫も調べられるのですが、大阪のメーカーデポーに二個しかないという調査結果でした。
こんなに台数走っていてそれしかないとは不思議だと彼は言っていたのですが、実は彼に頼む前にディーラーで国内在庫を調べてもらっていたのですが、その画面上だと40個程の在庫が日本にあることが分かっていました。
このことからして、一般部品商に対しては、部品在庫が少なく見せているようなのです。
つまりメルセデスなどは、”社外純正、並行輸入部品つぶし”のため、年間三回の価格改定で対策しているのですが、ボルボは、二重在庫にして、顧客の囲い込みをしているようなのです。
やり方は、様々ですが、なんとなく裏切られた感じです。
まあしかし壊れれば、購入しなくてはならない部品ですから、メーカーに頼むしかないなということですね。
Posted at 2015/04/18 20:20:25 | |
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