自動車好きヲヂさんのブログ一覧

　ドトールで待ち合わせした理由が、私に黙って購入したプジョーの２０６の検分だったのは、前のブログで書いたとおりですが、喫茶店に座っているだけではわからないので、車に乗り始めました。



　

　　傍らに立つ痩せている男が、この車のオーナー


　まずエンジンをかけるとヤツが、

　「回転が２３００ｒｐｍくらいで、ビビリ音が聞こえるのよねぇ」

　「そう。まっ気をつけてみるよ。」

　と私は答え、セレクターをDに入れて発進。

　うーんなんかエンジンノイズが、結構勇ましい。

　「これさぁ、吸音材を敷いて消音しておかないと高速はツライと思うよ。本格的にやるなら、アスファ　　ルトシート熱溶着させて、厚手のゴムシート敷くのが、いいと思うよ。」

　すぐ信号で止まったので、注意深くブレーキを踏み、共振してないか確かめました。

　信号が変わり、アクセルを注意深く踏み込み発信させるとほんの一瞬、ジリジリという共鳴音が聞こえました。

　「これか？」

　と私

　「これ」

　とヤツ。

「これさぁ、もしかしたらマフラーの棚落ちかもよ。」

　「そうかなぁ？」

　とヤツ、しばらく走らせていました。

　「あのさぁ、すごく不思議なんだけど昔のプジョーとは全然違う硬い乗り味なのにプジョーの血統を　　感じさせるのは、なんでだろう？俺はうまく表現できないんだけど、明らかにプジョーだってわかる　　よな？」

　「そうなのよ！俺もそれを感じるのよ。どこでプジョーってわかるんだろう？」

　「それにしても硬いな。タイヤハンコクだから、踏面硬いな。それに車内騒音についても踏面硬い　　　のは、不利だから、タイヤ上質なヤツに変えたら？」

　「山あるからもったいないよ。」

　「またクルマ買う金があるなら、タイヤ買ってやれよ。」

　「しかし、相変わらずミッション、変速が下手だな。」

　「俺もそれが気になるのよ！実は、てっきり２０６の最終は、アイシンだと思ってたから、買ってから
　　知ったのよ。」

　「変速が、街中でキビキビ走れるように引っ張る変速パターンなんだな。もうちょっと上のギアに早く　　入るといいのにな！」

　　「まぁ１年半車検残っていてこの値段でこの程度なら十分でしょう。」

　



　サイドビューは、やっぱり３ドアのほうがかっこいいですね。




　エンジンルームを見ると遮熱板で音が出そうなのは、見当たらない。

　結果、ヤツはいい買い物をしたようです。

　今日は退院の日です。

　思っていたより、病院にいるハメとなってしまい、自分としては年齢を重ねたことを実感してしまった入院でした。

　そんなノスタルジーに浸っているまもなく、病院の起床時間に合わせてメールを送ってきたヤツがいるのです。
　朝の６時に早々メールを打ってきたヤツ。

　もちろん皆さんご存知の部品商です。

　第一声は、

　「今日退院だよなぁ」

　その通り！

　「何時頃病院出る？」

　昼を食ってから出るつもり。

　「夕方、会えない？」

　何時からよ？

　「６時過ぎにいつものドトール」

　まったく仕方のない奴だ。

　実を言うと、入院してる間にも頻繁に連絡を取っていて、アルファの１４７どうするか話し合っていたのです。
　
　さては、またなんか別の車でも目をつけたのかな？

　なんて思いながら、自宅へ帰宅。

　約束の時間まで、溜まっていた用事を済ませ、ボルボに乗ってドトールに向かいました。

　自分の方が、少々早く着いたので、しばらく一人で待っていると、ヤツが現れました。

　ヤツとは、二週間ぶりに会うので、入院したいきさつと経過を話していました。

　ふと、顔を上げると２０６が止まっているのです。

　「オマエ今日何に乗ってきたの？」

　と私が聞くと、

　「プジョー。実はお前に見てもらいたくてモータース屋から引き上げてきた。」

　[なんだ結局俺に故障診断させたいんかい！」

　「乗ってみてよ！」

　なるほどそういうことか・・・・
　

　先日より入院しておりましたが、ようやく退院することができました。

　心配をしてくださった皆様ありがとうございます。

　今週からまたブログを再開いたしますので、どうぞよろしくお願い致します。