2015年09月21日
前日部品商のプジョー206についてビビリ音が気になったので、構造を確かめたいなとおもっていました。
そう考えていると、今日も今日とて、朝一番のメールは、ヤツからでした。
「冷えている間、5分くらいディーゼル音がする、ウオーターポンプか?」
と言ってきたので、
「5分で消えるなら、ウオーターポンプじゃないよ。後でディーラーへ行って調べてみるよ。」
「頼む!」
と返信してきました。
今日は何が何でもディーラーに行かなくちゃ。
こんなことを考えている間にも続々とメールが来るのです。
「お抱えのメカが言うには、ラッシュアジャスターだって言うんだけど」
ハテ、ラッシュアジャスターなんて206についていたかな?
「ラッシュアジャスターが悪かったら、ディーゼルみたいな音どころか、激しい金属の打音がする よ。」
何を隠そう、私は昔AMGのE50でラッシュアジャスターのトラブルの経験があるのです。
「ネットの記事にラッシュアジャスターの話が出ているよ。」
「今、ディーラーに向かってるから構造確認するから待ってろ」
子供のことを気に掛けるようにメールが来ます。
ようやくディーラーに到着すると、愛想のいいディーラーのセールスが出てきて、メカに取次をしてくれました。
「206ってラッシュアジャスターついてます?」
と私。
「いえ、ついていませんよ。」
「昔ながらのシム式のバルブクリアランスの調整ですよね?」
「はい、おっしゃる通りです。」
「2300rpmくらいでビビリ音がするのですが、私は、マフラーの”棚落ち”のような気がするのです が、この車の触媒ってどこについてます?」
棚落ちというのは、マフラーの中の消音のパイプが外れて音を立てる症状のことを言います。
「このタイプだとエキゾーストマニホールドすぐ後ろです。」
「もしかしてこの車の触媒ってセラミック製ですか?」
「はい、おっしゃる通りです。」
「なるほど、じゃあ音の原因もわかります。」
そうこう話している間にも、
「ラッシュアジャスターを直した記事が、ネットに出てる。」
とか、
「ラッシュアジャスターは、オイルが原因か?」
とか言ってくるので、
「ディーラーで聞いてるんだから、ラッシュアジャスターは、206にはない。」
と言ってメールを打ってやりました。
するとメカの側から質問されました。
「エンジンが失火したことありますか?」
ピンときました。
「いや最近購入したばかりで以前の経歴は、わかりません。」
「そうですか。失火すると触媒が割るのです。」
その通り、セラミック製の触媒は、アフターファイアーに弱くて、なんかの拍子でアフターファイアー
が、起こると簡単に破壊するのです。
「実は、206ではよくあるのです。」
ついにホントのことを言ったなと内心思いながら、
「加速不良はありませんか?」
「いや、まだそこに至ってないので端の方にヒビが入ってるくらいだと思われます。だから冷えてる 間だけ、打音がして、あったまると特定回転の時だけ、音が出るのではないかと思うのですが」
「恐らく読みは当たってると思います。どうします?」
「とりあえず部品代と工賃を教えてください。」
そんなやりとりの間にも
ラッシュアジャスターが・・・、ラッシュアジャスターが・・・とうるさいので
「オマエディーラーが言ってるんだから206にラッシュアジャスターはない!それより、部品調べる から、車体番号送れ!」
ディーラーによると206には、4種類くらい触媒の種類があるので、車体番号が特定できないと価 格は判らないのです。
そうしたら、車体形式だけ送ってきました。
ドイツ車じゃないから、フルの車体番号がなければ、判んねぇのになぁと思っていたら、気が付いた らしく、車体番号を送ってきました。
それによると
触媒 82,836円
工賃 6,480円
合計 89,316円
メカニックが
「国内在庫2個ありますが、どうします?」
「いやぁ次の車検まで乗ったら、この車捨てますわ」
なんと冷淡な人間でしょう。
Posted at 2015/09/21 09:19:55 | |
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