2015年09月25日
もちろん通常の使い方で壊れていいものはありませんが、これが事故となるとちょっと意味合いが変わってきます。
先日のブログで、所ジョージが、ガラスより丈夫なのに車検の検査官が認めないといったことに非難を浴びせかけていましたが、これなどは、壊れなくてはいけないものです。
車両運行法の中に乗員がいる場合には、窓がないといけないことが規定されていますが、実は事故が発生した時に救助する意味合いがあるのです。車検のハンドブックにも規定があり、安全基準を満たすものであることが規定されています。
めくらバンは、荷室なので座席はないのです。だから盲で構わないのです。
事故発生時、三列目のシートに人が閉じ込められた場合、レスキューハンマーでガラスを割らなくてはならない場合、規定の力で割れてくれなければまずいのです。
これが、ポリカボネートでは、どうでしょう?絶対壊れませんよね?
咄嗟に消防隊が駆けつけた時に救助しようとしたら、間に合わなかったとなったら、誰が責任を取ることになるのでしょう。
ですから、サイドガラスは、特に厳しいのです。
もし所ジョージのいう材質でサイドグラスを作ったのなら、構造変更申請をしなくてはいけないのです。
また、欧州系の車は、特にそうなのですが、タイロッドエンドなどは、強い衝撃が加わると、脱臼する構造になっています。
そうすることによって、サスのロワアームなどを保護するのです。
だから据え切りの多いドライバーなどは、早く摩滅して音が出るようになってしまうのです。
それが証拠には、社外部品でタイロッドエンドはよく見かけます。
エンジンマウントは、乗用車の場合非常に衝撃を分散するのに重要な役割をしています。
あるところまでは、衝撃を吸収する構造材の役目をして、そこから先は、エンジンが室内に侵入することを防ぐように下へと落ちるようになっています。
FRの車だとわかりやすいのですが、ベンツにしろBMWにしろ、ミッションサポートと言われる部品は意外としょぼいものを使っているのですが、これはひどい衝撃を受けた時のエンジンの落下を助けるのです。
大型車の場合でも同じようにぶつかった時の実験をするそうですが、やはり大型車の場合は、衝突バリアにぶつけるのではなく、パネルバンにぶつけるらしいのですが、キツイ実験なのは、想像に固くない壮絶なものです。
その時私の友人は、ボルボの安全思想というのにいたく感激したそうですが、国産では、皆キャビンを頑丈な固定方法だそうなのですが、ボルボは、激しくぶつかるとキャビンの固定の前側のボルトが飛び、キャビン後ろ側のキャッチで飛んでいくのを防止するようになっているそうです。
大型車の場合生死を分けるサバイバルゾーンは、10cmで大きく変わるらしいのですが、キャビンの移動でサバイバルゾーンを稼ぎ出してるそうです。
ちなみにこの時の実験で最悪だったのは、某国産メーカーだったそうです。
自動車に使う部品は、耐久力だけで選択できないといのは、こういうところからもわかるかと思います。
使う側は、丈夫であれと思うのですが、結果的に人命が一番という観点が大事だなということを理解いただければ幸いです。
Posted at 2015/09/25 18:13:02 | |
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2015年09月25日
本当なら今頃はデミオのハンドルを握っているところですが、一昨日から体調が悪く、血液検査の結果もよくなく、男旅は、順延となってしまいました。
今日は仕方なく全部キャンセルの電話です。
男旅は中止ではないので、次に向かって再度準備いたしますので、楽しみにされていた方申し訳ありませんでした。
Posted at 2015/09/25 17:30:01 | |
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