2015年09月29日
皆さんは、日頃ガソリンってどうやって入れてます?
私は、セルフで入れてますが、フルサービスのスタンドで入れてる方も多いかと思います。
もう二十年以上前のことですが、出張で初めて出張でアメリカに行った時のことです。
それまで、外国に行った経験は、18の時です。
もちろんこの時も国際免許を取得して、70のカローラに乗ったのですが、この時は、グアムへの観光だったのと、レンタカー代にガス代が含まれていて一度も燃料を補給しませんでした。
今回は、社会人になって初めての海外出張で、一人でレンタカーに乗る羽目となったのです。
初めてアメリカの本土で乗った車は、AVISのレンタカーでした。
昔は、アメリカは借りてるレンタカー会社で、何に乗るかが決まってくるのです。
AVISは、GMの息のかかった会社で、ハーツは、フォード、スリフティーは、クライスラーといった具合です。今はそんなことがなくなったので、自由ですので、プレミアムクラスでAVISからジャガー借りられたり、安い車では、ヒュンダイなんかもあります。
アメリカで車の登録台数が多いのは、レンタカーに使用する車両の数が圧倒的に多いためです。
普通のレンタカー会社は、おおよそ一年で車両が入れ替わるので、ほぼ新車に乗ることができますが、逆に古目の車や、ぶつかったままでボコボコのクルマを格安で貸し出すところなどがあります。
もちろん今回は、”会社の費用”で”総務経由”なので通常のレンタカーで常識的なクラスを手配してもらいました。
初めて乗った車は、もう今はない、シボレー・ルミラーのセダンでした。
このクルマは、日本には輸入されていませんでしたが、有名なのは、ミニバンのはしりで、ルミラーという名前でも、スターワゴン(だったと思いますが、自信がありません)という近未来的な車ですが、セダンは、ただの丸っこいセダンで面白くもおかしくもないデザインの車です。
が、逆にそんな車ですから、右側通行に慣れるのには、好都合でした。
さてサンフランシスコは、空港から街の出るだけでも30km以上もあるのですから、何処へ行くにもがむしゃらに走る感じなのです。
しかも総務の気遣いで、パワフルなV6なため、力があって良いのですが、燃料計の針の遠方が早いのです。
「そうだ、燃料入れなきゃ。」
そう思いガソリンスタンドに入りました。
「これが、話に聞くセルフサービスのガソリンスタンドかぁ」
当時の日本は、消防法の関係でセルフスタンド認められていませんでしたので人生初体験です。
このガソリンスタンドは、比較的新しい設備で、クレジットカードのスロットが付いているので、すぐに支払い方法がわかったのです。
ここで疑問がわきました。
サンフランシスコは、大きい街だから、比較的新しい設備が普及しているのだろうけど、多分郊外は、古い設備のところが多いと思うのだけどどうだろう?
このあと数日は、都市部をウロウロ走っていたので、古い設備に遭遇しませんでした。
しかし、ちょっと離れたところへ出かけることとなり、サンフランシスコ郊外に向かいました。
当然燃料補給の必要性が生じ、ちょっと古びたスタンドへ入りました。
そこに設置しているガソリンスタンドの給油機は、その当時の日本でも旧型な形でちょっと低めのボディーに斜めに腰板がついていて、真ん中に計量のボビン型メーターが付いている旧式なものでした。
もう何回目かの給油で慣れたので、ガソリン給油ノズルを車に差し込み、ハンドルを握ると給油すると燃料が出ます。
あれぇ、物騒な国だというのにこんなに自由なの?
拍子抜けするくらいです。
しかし、絶対に油断してはいけないぞと思い、キョロキョロ周りを見回すとスタンドの建物の横にチケット売り場みたいなガラスに穴があいた部屋におっさんがちょこんと座っているのが見えました。
しかし、数量の確認はどうするのだろう?
とりあえず、ボビンで示された数字を覚えて、その”チケットカウンター”に行き、燃料を入れたことを告げたら、すかさず金額を提示されました。
ふと見るとそのスタンドにある全ての計量器のカウンターが設置されていて、それを印字して金額を請求していたのです。
なんだぁ簡単じゃないか!
これなら怖くないじゃないか!
と、思っているとやはりいっぱい食わされました。
また別の日に旧式の機械のところで燃料を入れなくてはならなくなり、立ち寄りました。
ここで知った風な顔をして給油ノズルを車に差し込み、トリガーを握っても燃料が出てきません。
何分か立っていると、おっさんが来て手招きをするのです。
ついていくとまた例のチケットカウンターがあっておっさんが中に入っていきました。
「先払い、現金のみ」
と言われ、20ドル札を1枚渡すとノズルからガソリンが出てきました。
よく見ると、前のところと違い、インカムに現金受け渡しのトレイが一段下になっていて、明らかに強盗対策をしているのです。
改めて付近を見回すと、店のショーウインドウには、鉄格子がついていて、そこが危険なところであることを示していました。
もっと旧式なところへ行くと、ノズルが南京錠で止めてあって、またまた”チケットカウンター”に行き20ドル札を払うとおっさんが、鍵の束をじゃらつかせながらやってきてロックを外して給油させてくれるなんてこともありました。
しかし、アメリカでも州によっては、セルフを認めていないところもあり、西海岸でもオレゴン州は、
認められてないので、カリフォルニアにいる時よろしく、給油機のノズルを車に差し込もうとすると店員が走ってきます。
最後に行った時には、もう先に言ってたセルフ式のところは、クレジットカードのスロット付きに変わっていたので、見かけなくなっていました。
同じ20年くらい前の頃、ドイツに行くとここはここで、また違うのです。
まず、当時は、町中にあるガソリンスタンドでは、米国系のクレジットカードは、まず使えないのです。
使えるクレジットカードは、Aカードとユーロカードという日本では、全く聞いたことがないクレジットカードが幅をきかせていて、そうでなければキャッシュじゃなければダメなのです。
当時は、キャッシュは、生活費に回したいということがあり、使いたくなかったので、たかが燃料を入れに60km先のアウトバーンの給油所まで入れに行ってました。
アウトバーンは、文字通りのインターステーツなので、世界中のカードが使えたので便利でした。
当時は、不便でしたが、その後行くたびに情勢が変わって米国系のカードでも使えるようになってましたので、この話の状況とは大きく変わっています。
なんでもそうですが、初めてというのは、何かと失敗がつきものですね。
Posted at 2015/09/30 00:24:07 | |
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