2016年10月05日
昔は、人との対面で仕事をしてました。
仕事が一段落してから雑談してるとよく、
「ウチのカミさんは、クルマに興味がなくて」
という話をよく聞いたものです。
しかし、本当にそうでしょうか?
答えは、NO‼️だとおもいます。
ウチのオフクロは、かなり特殊な人で彼女は、若い頃、女友達の日野ルノーに乗せてもらった時、
「これからの時代は、コレだ!」
とおもい、バイク屋に勤めたという極端な人なのです。
80の婆さんが
「キャプトンがどうの」
「インディアンがどうの」
「浅間山レースがどうの」
なんて言ってろのは、ある意味異常ではあります。
しかし、裏返せば、それだけ大切にされたそうでメーカーの接待の時は、必ず特別室に行けて、役得を得ていたようです。
そんな生意気な女を嫁にしたウチのオヤジもまたクルマ好きなので、ことクルマに関しては、双方の意見は、対立しまくったようです。
結婚して、最初のクルマを買う時、オースチンか、ヒルマンか、で大揉めしたらしく、結果、オヤジのいうノックダウンじゃないヒルマンを買ったのです。
ところが、さらに強者が、いたのです。
ある日、友達の家で食事をしている時、何気なくヒルマンの話をしていると、突然友達のお母さんが、
「ああら、####くんのウチは、ヒルマンだったの!
アタシ、ヒルマン欲しかったの。
なんてかっていうとアタシ、フランス大使館に勤めてて、周りは、シトロエンばかりだったんですもの
羨ましいわぁ」
まさか、友達のお母さんに言われるとは、おもいませんでした。
なんでもシトロエンは、滅法ハンドルが重くて優雅な振る舞いが出来ないのが、不満だったそうです。
ちなみにこんなお母さんですが、現在も運転していて、AMG500と212ブルーテック、AMGは、勿論124です。
これは、ある意味かなりイカれた老人たちなのですが、これだけではないのです。
その当時、私が茅ヶ崎に住んでいてボルボ850に乗っていた時、近くの足に小さいクルマが欲しかったので、どうしようかと考えてたら、近所のモータース屋にフィアットの初代パンダのツインサンルーフが置いてあったのです。程度は、悪く、値段もワゴンR位でした。
この頃は、まだカミさんが、いたので、カミさんに相談を持ちかけました。
カミさんは、アパレルの店長、クルマは、免許すらない人なのです。
そんな女なので、恐る恐る話掛けました。
「あのさぁ、前から言ってた小さいクルマの件だけ ど、イタリアの自動車メーカーでフィアットって所があって・・・」
と話始めたら、いきなり、
「フィアット・パンダでしょ?」
いきなり図星指されて、思わず、
「あそこのモータース屋見たの?」
と聞き返しました。すると
「フィアットの小型ってパンダしかないでしょっ!」と畳みかけられました。
「あなた、クルマ興味ないでしょう?」
「興味ないから知らないわけじゃないのよ。若い頃のファッション雑誌って、クルマとタイアップしててパンダは、よく出てたわぁ、特にシートは、オッシャレよね。」
そうかぁ、ファッション雑誌って媒体があったかと改めて、知ったのでした。
こんな感じなので、案外、あなたのパートナーも辛口自動車評論家かも知れませんよ。
Posted at 2016/10/05 11:40:36 | |
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