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自動車好きヲヂさんのブログ一覧

2019年01月10日 イイね!

クルマって、何キロ持つのかな?乗用車メーカーの技術屋の目標とは?大型車とはまた違う。

クルマを使っている人なら常に感じていることの一つに

「クルマってどれくらい持つのだろう?」

というのがあると思われます。

自分思っているものの寿命というのは、長ければ長いに越したことはありません。

私もそろそろ半世紀ほどの歴史がありますが、自分で運転するようになってからの時間もかなり多くなってきましたが、完全に動かなくなって寿命になったというのは、一台しかありません。

しかも幸か不幸か、たまたま同型車を直接比較する機会となりました。

前にもこのことを書きましたが、190系コロナのガソリン車とディーゼル車が、時を同じくして自分の会社に納車されました。

自分は、地方廻りが多かったので、当初ディーゼルの方に乗っていたのですが、メンテナンス契約の関係から、強制的にガソリン車をあてがわれることとなったのです。

自分の車に比べると乗り換えた時点で、13万キロ程の差が有り、納車時点が同じでも距離の差は、ほとんど一台分くらいの差がありました。

その後、他部署のクルマとなったわがディーゼルコロナは、8年と26万キロ後にしていましたが、リースアップのその日も自分で走って引き取られていきました。

一方のガソリンコロナは、15万キロを迎えるところ5年目車検直前にオルタとミッションが逝き、リースアップ前で、解体となってしまったのです。

ここから考えると寿命というのはなんぞやと考えてしまうのです。

そこであるとき、自動車メーカーの設計者と話をすると5年十万キロが、ひとつの設計目標だと明かしてくれました。

もちろんこれとても世間で言う『オシャカ』になるという状態ではなく、修理代がかかってくるぞという予告のようなものになり、かい替えを進めさせるようにするというものなので、いうなれば肩叩き状態であると言えます。

そう考えると個人によってその度合いも変わってくるのは当然で、寿命という価値判断も変わってくるのではないかと思います。

今日、解体屋で見ていたワゴンRは、18万4千キロを走破していましたが、動かないかといえばそんなこともなく、それどころか、エンジンもターボ付きであるにも関わらずエンジンをかけても白煙ひとつ出ていません。

この車の場合は、もちろん商品としての価値がないので」解体屋にあるのですが、本来の機能は、損なわれていません。

これを持って寿命というのは、ちょっとおかしい気がします。

逆にその解体屋に大量にある、スバル・プレオ(といってもミライースのOEM)などは、みな5万キロ台だというのに入庫してきた時点で、変速がおかしいというのです。

どう見ても社用車ふうなので、解体屋の兄ちゃんにどこが持ってた車?と聞くとJAとか信金ですけど

「ホント、3ドアでソリッドカラーの白だから部品も売れない。」

とこぼしていました。

こういうことこそ本当の寿命だと思うのですが、それだとしたら短すぎる寿命ですよね?

で、ここの解体屋のお兄ちゃんは、かれこれ20年の知り合いで、彼の今乗っている車を買った時から、見ているのです。

この車というのは、日産サファリの平成5年で、当時5年落ちの中古を購入して、何を隠そうキーレスエントリーを私が取り付けた車なのです。

「最近、サファリ替えたいんですよ。」

と雑談しながら、ふと漏らしたのです。

「何キロ走ってるの?」

「10万キロです。」

「ええっ、これ高速隊のパトカーで使ってるの見たら、50万キロ近くは知ってるのザラだったよ。」

と言うと、

「車体はいいんですがね、ブッシュ類が・・・・」

やはり、ゴム類は、全取替やらないとダメだということを理解しているので、それを考えると憂鬱になるようなのです。

こう考えると寿命というのは、乗用車は個人的な感覚から判断されるのではないかと思われるのです。

ちなみに
「次はどうするの?」

と聞くと

「ハイエースかな。」

と寂しげに答えていました。

ところが、これは乗用車での感覚であるというのは、トラック製造会社の人と話した時に分かったのです。

まず、トラックは、大型車に限って言うと建設系、トラクター系、カーゴ系で、設計目標が全部違うのです。

記憶が正しければですが、建設系は10万キロ、トラクター系は、重トレが10万、海コン軽が30万キロ、埠頭洋画十万キロなどと細分化しており、カーゴ系は70万キロ走行の品質を求められるのだそうです。

で、これらのターニングポイントは、部修費が上がり始めたところというのが基準だそうなのです。

昔は、統計を取るのが難しかったそうなのですが、今の大手は、会社が電算化しているのでそのような統計は、あっと今に出てくるそうで、安値を武器に売り込んでる会社などは、ぶ修費のリストを突きつけられ、運送会社の購買担当から、ダメを喰らうそうです。

タクシー系はわかりませんが、運送系と同じような状況だと思うので、やはり寿命というのは、考え方がだいぶ変わるような気がします。
Posted at 2019/01/11 00:19:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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