自動車好きヲヂさんのブログ一覧

　まだ自分が欧州の車に乗り始めたとき、私に友人が
　
　「ヨーロッパの車に乗るなら、ブレーキダストディスクの減りは、覚悟しろよ！」
　
　って言われました。
　
　その頃の欧州の車を見ると、どの車も例外なくフロントホイルの周りは、真っ黒でした。
　ちょうどその頃、別の友人と話をしました。
　この友人は、自動車メーカーの実験をやっている人で、自分の会社でも欧州の車を実験していてブレーキについて、熟知しているのです。
　彼の話によれば、基本ブレーキの効きは、ディスクブレーキより内部拡張式ブレーキ、つまりドラムブレーキの方がエネルギーの変換率が、いいそうです。
　しかし、なぜディスクブレーキが採用されているかといえば、一発目で止まるのならドラムですが、一発で車を止めることがないからです。
　
　ブレーキに大敵なのは、熱だそうで、ドラムでは、熱がなかなか放出されないのだそうです。
　ですから、初心者からベテランまで乗る乗用車は、「効き」より、反復使用される使用条件を考慮して、ディスクブレーキが乗用車に採用されているのです。

　余談ですが、大型車にも実は、ディスクブレーキのオプション設定があるそうですが、評判が悪いのでほとんど採用されないらしいのです。
　反復使用にも耐え、バネ下重量も軽くなるのですが、ドラムブレーキのような、最初にブレーキを踏んだ時の反応が悪く、空走してる感じがあるため、運転手に評判が悪いのだそうです。

　またディスクブレーキの材質についても、日本のディスクローターは、ステンレス製がほとんですが、実は、最適な材質ではないとのことです。
　

　主な理由としては、二つあるそうです。

　一つ目は、自動車メーカーもわかっているのですが、日本人の固執する性格に起因していることがあるそうで、それがブレーキダストなのだそうです。
　本来の最適であるブレーキローターの材質は、ねずみ鋳鉄だそうですが、日本では、実験をしている友人の話によると、日本の車両で、このブレーキローターを採用しているのは、初代のCBX４００F系統のインボードディスクくｔらいだそうで、彼の推測では、二輪といえども日本人の気質としてブレーキダストでフロントホイールが汚れるのを嫌って、多少の熱効率が落ちてもカバーをして、ブレーキダストが出ないようにしたのではないかと推察してます。
　確かに、以後のCBRなどは、普通のむき出しのディスクでしたね。
　二つ目は、日本人は、基本的に消耗品にお金を使わないタイプの消費者だそうで、調整をしながら商品を使うという意識が薄いので、ブレーキはパッドだけが消耗品としてお客さんお納得のアイテム
なのだそうです。
　ねずみ鋳鉄は、皆さんご存知のとおり、欧州車では当然採用されているディスクロターターなのです。
　
　ですから欧州系の車は、皆ブレーキが良いのは、パッドが減るのは当然としても、ディスクローターも磨り減らしているおかげなのです。

　だから、ブレーキダストは、日本車の単純に倍は出るわけです。

　とはいうものの、自分も日本人ですから、どうしても汚れが気になるのです。

　「効き」をとるか、「持ち」をとるかというところですが、私は、歯ブラシと洗剤を持って、[効き」を取りたいと思います。

　今日サンルーフを開けて走っていて、ふと空を見上げるとこんな南関東の平野でも、葉っぱが色付き始めていました。

　短い秋が終われば、忙しい冬がやってきます。

　
　前々から自分で本物のウッドの内装を作ってみたいと思っていたので、作る素材を買ってきました。
　スカイセンサーの話ではないですけど、自分の”神の手”度合いを試してみたいと思います。
　
　失敗したらどうするかって？
　
　大丈夫です！解体屋に同じ部品があることは、確認済みです。

今日の買い物の時お隣さんは、S60の最新型でした。


今日買い物の時の駐車場のお隣さんの最新のS60とともに

　日頃「そんなに変わらないや」と思ってたのですけど、やっぱりS60の方がモダンだなぁって思いました。
　ライトの周りなどかなり大胆な造形で旧型Ｖ７０とは、えらく違うなっていうのは写真で一目瞭然。
　最近のヨーロッパの車は歩行者安全のため、はねた人を保護するフロント周りを実践しているため、各部に丸みを持たせているという話を聞きましたが、ウチのに比べると四角く見えませんか？
　それからヘッドライトの大きさ、切れ込み方が大胆です。
　V70がのほほんと見えませんか？

　自分が小学校高学年頃に、ラジオの海外の放送局の日本語放送を聞こうというのが、流行ったのですが、覚えていますか？

　なんとなく思い出したのですが、BCLブームというやつで、日系人の多い南米の国で日本語放送をやっていて、それを受信して、所定の条件を書き込み、海外の受信した放送局に送るとベリーカード
がもらえたのですが、日本での大ブームで、請求が大量に届き、放送局がパニックになったというのを当時の新聞で読んだ記憶があります。

　この頃の子供は、親にねだってみんなスカイセンサーか、クーガーを持っていました。
　今時であれば、スマホを持っている感覚でしょうか？
　書いてて思いましたが、なんだか車の名前みたいですが、立派なラジオです。
　大体クラスは、スカイセンサー派とクーガー派に二分されていて、マイナーなメーカのラジオは、ほぼなかったと思います。
　
　こういうブームというのは、選択肢の多い現代には、クラスを二分するなんてことは、怒らないでしょう。

　思い起こしてみると、普通のバリコンにバンド選択がAM、FM、SWが５－７位選べて海外放送をキャッチしてました。
　もちろん今みたいにシンセサイザーチューニングやデジタル周波数なんてついてないですから、まさに”神の手”に委ねられていたから、メカに興味を持ち始めた少年たちは、自分の”神の手”加減を大いに自慢していました。
　また多くのガキどもが、地球の時差を実感したものです。
　今のパソコン、スマホでは、全くアナログ感はないので、自分の手で変化するという征服感は、全く無縁でしょう。

　おじさんは、自分の手でどうにかトライするということを忘れてるような気がしてならないのです。
　とは言うものの、楽に越したことはないですね。
　　
　でも、子供たちには、あの達成感というか、アナログな感じというか、自分の手で微妙な作業をやり遂げた感覚をいつまでも忘れてほしくはないです。