2015年01月22日
私の友人は、好きが高じて自動車メーカーに入った人間が多く、自動車には、並々ならぬ思いを持っている人たちです。
特に広報を担当している連中は、ちょっと普通とは違った見方をします。
ある日のこと私が北朝鮮のレポートを見ていたときのこと。
友人の会社の最新モデルが、北朝鮮のダム工事の現場で走っていたのを見ました。
その数日後そのことを彼に話すと
「マズイなぁ」
と一言。
「右ハンドルだった?左ハンドルだった?
彼曰く、国交のない国にうちのモデルがあるのはまずいのでどこから流れていったかハンドルの位置でわかるというのです。
それから彼らが気をつけてみるのは、軍事パレードだそうで、ロケットなどの移動発射装置に自分のところのクルマが使われると、国会などで武器輸出ではないかと指摘されるのを恐れているそうです。
だから一時期は、彼の会社は、大型の場合、武器転用を恐るため全部荷台をつけてトラックとして輸出していたそうです。
またあるとき韓国の映像を見ていたとき消防車が写ったのですが、明らかに彼の会社製の中型のキャビンだったので、
「いつから韓国輸出してるの?」
と聞いたら、
「デザインパクられた」
と言ってました。
中国には彼の会社の小型トラックのパクリ版があるのですが、その頃ですら日本生産のモデルの前の方のマイナーチェンジ3世代前という古いモデルでした。
それがなんと神奈川県内をディーラーナンバーをつけて走っているのを見かけました。
そのことを彼に言うと
「見たのか?」
と言われました。
なんとそれは、彼の指示で中国から輸入して自社の規定による実走路上評価試験中のものだったそうです。
「結果は?」
「聞くまでもないだろ」
と言うっくらいひどかったようです。
中国は、ひどい国で、パクリじゃなくても政策転換ということで、機材を巻き上げるという手口もあるようで、別の知人が小型トラックの製造指導で中国に行き、ライセンス切れ直前というところで、生産機材を巻き上げられ、しかもまだそのモデルは平然と中国では、作られているそうです。
だから広報担当の人は、海外ニュースを戦々恐々で見ているらしいのです。
自動車会社の場合の悩みというのは、難しいなぁ・・・・
Posted at 2015/01/22 00:38:59 | |
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2015年01月19日
もう随分昔のことですが、アジア通貨危機の時の話です。
その人は、自動車会社の社員で担当は購買。
しかし、それはその時点の所属で、長らく実験部門のテスターをしていた方です。
この自動車会社は、アジアに製造拠点がありました。
その製造拠点は、製造の機材はもとより、図面も全て日本より送ったもので、製造に当たっては、日本より技術指導を行い、拠点を立ち上げたのでした。
その拠点が、アジア通貨危機により新車の販売が止まってしまったのです。
当時この国の商習慣で、一度でも延滞を出すとクルマを回収されてしまうのです。
従って金融機関の承認が降りないため、新車の販売が完全に近いくらいの販売不振となってしまいました。
当時いくらクルマが売れないとは言え、製造拠点を止めるわけには行かず、なんとか工場を稼働させる方法はないか社内的に検討されていました。
この人は、エンジン試験のエキスパートで、構造も実務も出来る人でしたので、このプロジェクトの主幹となりました。
比較的移送費の安くて、コストの高い部品をあぶりだし、いくつかの部品を選択しました。
その中で、ピストンコンロッドは、日本もその国も同じものを使っていて、転用が効くことが分かり、実験を始めました。
早速実験部で試験が始まったのですが、日本製では全く問題がないのにこのコンロッドを使用すると全てのテストベットで、同じ時間で壊れることが判明したのでした。
図面一緒、工作機械同じ、材質同じ、でも耐久力がないのです。
結局何回もトライして、ほぼ同時期に壊れてしまい、エンジン性能的には満足しましたが、耐久力については、満足な性能は、得られませんでした。
担当してる人は、現場のエキスパートでしたのでいろいろアドバイスをしたそうですが、結局原因不明でこの話は、オクラ入りになってしまいました。
言えるのは、日本で作ったものは、日本の部品としか合わない、なにか神がかりのところがあるようです。
製品を購入して計測したくらいでは、本物超えるということはできない、ろくなもんができないという
いい見本ではないでしょうか?
あまりメードインジャパンをひけらかすのではないのですが、こういう話を聞くと日本のモノづくりというのは、凄すぎませんか?
Posted at 2015/01/20 00:22:50 | |
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2015年01月14日
先日スキャンツールを購入した事を書きましたが、仕事の都合で真剣にとりくむことができずにました。
しかし漸く昨日、じっくり見ることができたのでお知らせしたいと思います。
今まで乗っていた車たちは、いざとなればディーラーに入れて確認すればいいやと思っていたので、それほどスキャンツールの必要性を感じていませんでした。
しかし、V70は、妙なところに電源の回路が入り込んでいて、軽い作業でもインジケーターランプがついてしまうのが癪の種でした。
それに世は既にOBDⅡの時代に突入して基本的なシステムの構築が出来上がってきたであろうということは、自動車工学などを読んでいてもわかりました。
私自身OBD構想は、初期の頃rから興味があって文章だけでは、理解してるつもりでしたので、いつか購入してやろうと思っていました。
ただ初期の頃のスキャンツールは、カローラー位の価格がしていて、仕事ではない自分には玩具としての価格ではないと考えていました。
スキャンツールメーカーの友人にデモに使った中古を出してくれと頼んだのですが、工場用のかなり本格的なもので、とても自分の家には置ける代物ではなかったのです。
そのうち故障コードを読むだけのOBDリーダーが出始め、いよいよ廉価版が出るかと考えていたら
十年が立っていました。
今回購入したのもV70DIYメンテナンスを行うのと、勉強のためでした。
実際オークションサイトを見ているとブルーツース経由スマートホンを使うもの、単独機能機などさまざまな機構があるのがわかったので、OBD実践の初心者である私は、単一機能機を探していたところ、1円スタートの機種を見つけ、最終的に落札することができました。
この商品は、イギリス製とありますが、価格からして、本社がイギリスにあるのではないかと推察されます。
またこの商品は、オークションの商品説明にはありませんでしたが、到着して開梱すると英文の取説しか入っておらず、しかもスターティングの言語が、スペイン語の設定になっているのです。
うわー参ったなーと考えていて、もしかすると言語選択があるのではと思い、スターティング画面にしたら、アラビア語などに混じって日本語もありました。
しかし、日本語が”下手”なので英語に切り替えて使用しました。
このスキャンツールは、エラー発生の表示をキャンセルできるのですが、インジケーター消灯はできないというものなので、エラーコードは消えたのですが、インジケーターは点きっぱなしという状況になり、仕方がないのでディーラーでランプの消灯だけやってもらいました。
エラーは、消去したのでインジケーターだけ消して欲しいといったところ、費用もいつもより安くしてくれたのでまぁヨシとするところでしょうか?
その時に念を押されたのは、なぜ点いたかということです。
それはそうですよねエアバッグの展開しない事故や異常展開の事例が多い昨今、本当に壊れていたら危険ですからね。
本当のことを言えば、エアバッグのインジケーターがついた場合は、フェイルセーフティーの観点から、エアバッグの回路に電源を行かせていないということの表示なので、このランプがついていたならエアバッグの回路に電源が行ってないということなのです。
だから韓国で、アイドルが乗っていた車のエアバッグが大事故にかかわらず開かなかったのは、
推測ですが、エアバッグ故障のインジケーターがついていたのではないかと考えることもできると思います。
結構火薬などを使うので、暴発抑止はかなり神経質に各メーカーもやっているはずです。
話はだいぶ横道に逸れますが、推測で今回のタカタのエアバッグのリコール問題は、製造のばらつきで、火薬が多いものが引き起こしてるのではないかと思います。
さてインジケーターでは失敗しましたが、エンジンのミスについての履歴を呼び出してみると三ヶ所のエラーーが検出されました。
何も考えずにエラー消去をしてしまい、エラーの箇所の確認しないことに気がつきました。
しまったと思い、車を走らせ再度エラーが出るか確かめましたが、一時的な不具合だったようで、今はエラーが出ていません。
使い慣れない道具というものは、やっぱりヘマをやらかすもんだと凹んでます。
しかし、エンジンアナライズという意味では、非常に有意義で、ミッションの各部の状態まで表示できるのは、サンデーメカニックにとっては、大変重宝です。
スキャンツール購入は、吉か?凶か?
これはひとえに私の技術力の研鑽にかかっているでしょう。
Posted at 2015/01/14 01:52:50 | |
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2015年01月11日
以前からのブログを読んでる方は、お気づきかと思いますが、私はクルマの運転が大好きなのです。
日本のみならず、海外でもよくハンドルを握りますが、ちょっと最近驚きました。
最近のスバルレガシーの広告で、ポートランドの建築家が登場するものがありますが、あそこは、何回かいったことがあるところなのです。
結構ポートランドから遠いのですが、アメリカの西海岸でも北の方に位置するため結構寒いところなのです。
あの道は、エルクコーブというところから近いのですが、エルクコーブというのは、映画「そよ風のいたずら」(邦題)にでてくるところで、かなりフィヨルド的に山と海が近くて、しかも切り立っているので、日本では見られないダイナミックな景色です。
しかもアメリカには珍しく海産物の美味しいところで、名物は、カキフライなのです。
しかも一年中食べられます。
アメリカ西海岸は、カリフォルニアは、ともかくオレゴンあたりだと夏でも結構海水が冷たいので、泳ぐにはあまり適さないところなのですが、牡蠣が生息するには、良いところなのです。
あるとき、ふらっと海岸沿いのレストランに入ってカキフライを頼んだのですが、日本人の私には、あまりの数の多さに驚いたのですが、よく見ると大きな皿の半分位の大きさのフライが大量の牡蠣の下のあったのです。
さてなんだろうと思ってナイフを入れて見てびっくり!超巨大牡蠣のフライなのです。
この話を当時の同僚に話したところ信じてもらえませんでしたが、その同僚がテレビの番組で、オレゴン特集の時、それを見てようやく信じてもらえたということがあります。
それくらい巨大なのです。
やはりドライブは、美味しい食べ物があるとなおさら楽しいと思います。
牡蠣は生食もいいのでしょうが、流石に短期出張組は、食中毒が怖いので絶対海外では、生食はしていませんでした。
そしてこの道路は、ずーと西海岸に沿っているため1000kmほどつづくのです。
トップギアという自動車番組の中でも、ポートランドからサンフランシスコまで行くという話の中で出てきました。
流石に1000kmは走っていませんが、かなり楽しめる道路で、平坦なのに曲がりくねっていて、適当に走りが楽しめます。
残念なことに大抵が、普通の車で走っているので、コーナーリングを楽しんだことは一度もありません。
アウトバーンも人によっては面白い道路だと思いますが、不思議なことに超高速で走っていると感覚がマヒしてくるので、200km/hを超えているのになんかゆっくりなのではないかという感覚にとらわれるのは、間接的に怖いことだと思います。
さらに怖いのが、帰国直後日本で高速に乗っていると、なぜこんなに遅いのだ?と感じてしまうようになるのです。
だから、友達たちもドイツから帰国すると、しばらくはめちゃくちゃ飛ばしています。
この間に警察に見つかると長期のお勤めを頂くことになるのです。
実際に私を含め3人、警察の餌食となりました。
アウトバーンは、良くも悪くも高速道路ですから、景色は代わり映えしません。
ただ景色が流れていくだけですが、 ドイツは、平原のため、雨雲が流れてくるのが面白いように見えます。
速度無制限ですから、自分のクルマの実力を試すには、最高な場所です。
ダサい車でも、高級車でもフルスロットルで走れる道路は、世界中でここだけですから、友人たちも
多種多様な車を持ってきては、試していました。
小さいのは、ゴルフの1,2リッターから、大は、BMW750までそれはそれでストレスの解消になります。
食事に関しては、なかなか本格的なレストランはないので、ファーストフードになってしまい、しかもドイツ人に合わせた味付けなので、日本人には、そっけないと感じてしまうかもしれません。
こんなんですから、ドイツのドライブ旅行は、女の人には魅力的ではないかもしれません。
日本のドライブは、スピードは出せませんが、適当に観光地があるので飽きずに長距離を走れると思います。
だから自分には、メルセデスなどのドイツ車より、寄り道したくなるクルマの方が、魅力的に感じるようになりました。
Posted at 2015/01/12 00:30:11 | |
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2015年01月10日
以前のブログで、忌々しい表示ということで、エアーバッグの警告が点きっ放しになっていることを書きましたが、その時ある方からアドバイスをいただき、スキャンツールを購入してみては如何というご意見を賜りました。
そこでオークションサイトで、1円開始のスキャンツールを見つけたので入札してみました。
そこそこの値段まで上昇しましたが入手することができました。
さて入手したものの仕事の関係で開封できず、今日開封してみました。
USBポート用と車体接続用のケーブルが同梱されており、本体、ケース付きでした。
本体には電源を持ってなく、接続により起動するタイプです。
取説は、英文でした。
さて取説通り、USBケーブルを接続し、ネットでアップデートしようとしたところ、なぜかパソコンが、スキャンツールを拡張子として認識しないので、とりあえず使ってみることにしました。
車にスキャンツールを接続し、液晶画面に表示されるとおりに操作しました。
スキャンツールに表示されたエラーは、エンジンCPUが一箇所、ATコントロールに二箇所エラーがあることがわかりました。
まずはそれを消去。
さていよいよエアーバッグのエラーコードの消去に取り掛かると、消去できませんの表示が表示されガッカリです。
結局エラー表示消去は、ディーラーで解除ということになってしまいました。
自分お使い方が悪いのか、機会に能力がないのか今の時点でではわかりませんが、スキャンツール初体験は、半分成功、半分失敗となりました。
もっと勉強しなくては・・・・
Posted at 2015/01/10 23:00:37 | |
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