ひょっとアルバムを見ていたら懐かしいスバルインプレッサを買ったばかりの頃のやつです。
本当に買ったばかりなのですが、今見るとえらく塗装が低質な感じがします。
このクルマは、友人Nとさんざん悩んだ挙句このRAを購入したのです。
ライバルとしては、ランサーレボリュション(まだ数字が付く前のオリジナルバージョン。消して打ち忘れではありません)を考えていたのですが、Nと当時富ヶ谷にあった三菱へ試乗しに仕事が終わってから見に行ったのです。
ふたりの印象としては、ボディの剛性感がイマイチ我々の感覚に合いません。
「ギャランのVR4にしようか?」
とNに言うと
「重てぇだろう?ピュアスポーツではないよ。R32のGTRで懲りたろう?」
実はこの前に私はR32GTRに乗っていたのですが、その頃大森のニスモでやらないとどうにも足が不満だったのをNが指摘していたのです。
重量が重いのも難点で、ブレーキが今ひとつだったというのも大きな不満でした。
今回の車購入は、ピュアスポーツをということだったのでフィーリングに合う車を買おうという合言葉に車に乗りまくっていたのです。
「性能だけで言ったらこれだけどな・・・」
と言いながら、二人共今ひとつ納得していなかったのです。
「おれ明日、STIに会社休んでいってくるよ。」
「なんで?」
「ほら、スバルからインプレッサが出たろう?あれにRAっていうホモロゲ用の車両があるんだよ。普 通のところでは試乗の用意がないから、試してくる。」
「そりゃいいな。俺は普通のWRXに乗ってみるわ。」
で、自分はWRXの普通のやつに乗ってきて、それほど感銘を受けなかったのですが、NはRAを絶賛するのです。
そしてついに購入に踏み切って、納車されました。
RAはホモロゲ用なので、何も付いていない車だったので、納車の翌週作業を開始しました。
まず手始めに今はしませんが、バカみたいにデカイワッテージの電球(今でも違法なやつで当時は競技用と言われる代物)に入れ替え、これに合わせてハーネスを弄り、アースポイントを取り直し、電源をバッテリーダイレクトに替え、ついでにパワーウインドーのないRAは、小さいバッテリーだったので、ふたクラスくらいの容量のバッテリーに交換。
そして標準のWRXについてるオモチャみたいな補助灯をボッシュの165mmに入れ替えてこれにも大きいワッテージに入れ替えて、国産の弱点の電球周りを強化してやりました。
このクルマは、本当にナンバーがない姿がかっこいいです。
なぜこんなに電球周りを強化するかというと、Nと一緒に乗るのが夜間で、ヤツの目に合わせると
こういう仕様になってしまうのです。
その後競技をするわけではないのですから、ラリーメーターとかは要らないと言って、その代わりにオーディオを取り付けてやりました。
さてこのRAは、クロスレシオのギアボックスが売りものですが、どうもギアのタッチが良くなかったので、シリコン系のギアオイルに入れ替え(この車の前のクルマで実験済みのやつ)ておきました。
最初から最高速より発進加速を狙っていたので、ちょっと鼻の脂をすり込んでおいたので、料金所からのダッシュでは、ポルシェ911など敵ではありませんでした。
しかし、直線部に入るとさすがポルシェは、早い!
ほんのつかの間の幸せのためだけのチューンでしたので、それで満足でした。
あるときシャシダイで出力を測ると、ギョッとするような馬力が出ていてたまげたものです。
この車は面白くて、よくデートに使っていたのですが、最初の頃は、横の女が恐怖に震えるのが面白かったのですが、慣れてしまうとへっちゃらになってしまったのは、ちょっと残念でした。
Posted at 2016/08/19 00:30:19 | |
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