2021年04月29日
ふと週明けの携帯を見ると、部品商からのメールが入っていた。
こっそりと入っていたということは、さては撃沈されたな。
たいてい良い結果だとメール打つ前に電話をかけてきて、直接話しかけてくるのだけれど、それがないところを見ると・・・
本文読むと、たまたまルーテシアの現行型と駐車場で出くわしたけれど、カミさんに一言
”カッコワルイ”
と言下に否定されたらしい。
そのあと、エンジンはベンツ製なんだよ。と子供のようなアピールを繰り返したが、カッコの悪いクルマはイヤの一点張りで拒絶された模様。
ヤツのカミさんは、ヤツ曰く
”長年プジョーは、古くなると壊れる”
と調教したそうだが、
カミさんの決めゼリフ
”だから何なの!”
一言で片づけられたそうだ。
部品商のクルマ購入の旅はまだまだ続く。
ということはまた社会見学の旅は続きそうな塩梅。
Posted at 2021/04/29 10:12:35 | |
トラックバック(0) | 日記
2021年04月18日
「オイ、土曜日空いてるか?」
いつも通りぶっきらぼうな言い草で部品商から電話がかかってきた。
「なんだ、相変わらず突然だな。どうした?」
「社会見学行こうぜ!社会見学っ」
ああそうか、ヤツはアレをしたいんだな。
社会見学というのは、新しいクルマを見に行くということなのです。
「何を見に行くんだ?」
というと
「後で、メールで送る。」
いったい何を見にいくというのだろう。
電話から2~3日後メールがが届く。
見るとルノー青葉台という。
あれっルノー? 青葉台にあったかなぁ?
不思議に思い、調べるとルノー青葉という名称で、ある場所は、昔の三菱ディーラのところ、青葉台というより、青葉インターの近く。
まっいいや。やつも見間違えたんだろうと思っていた。
社会見学の前日、ヤツからのメールが入り、懇意の会社で待ち合わせということになった。
なんだ今回は、何かあったのか?
当日、顔合わせるなり、
「今年は車検の当たり年でさぁ。3台だよ3台。」
「そうなの?お前今プジョーしか持ってないんじゃないの?」
「だからさぁ、プジョーだろ。息子のアウディー、それにアニキのBだ。」
「家族総出だな。んでなんで青葉のルノーなの?」
「内から一番近いのが、ここなのよ。」
「お前んちから一番近いの共和のプリンスじゃないの?」
「あああそこ?いつの間にかルノーコーナーなくなったの。だから探した。」
「そうだよな。神奈川地区は、東神奈川か、厚木だもんな。」
拠点がなくなるということは、やっぱり不振なんだというのをひしひし感じるところです。
そしていつものことで、”社会見学”の打ち合わせを車中でする。
いつもこの手のディーラーは、営業マンが少ないので、私が営業マンをひきつけ、部品商が細部のチェックに入るという陽動作戦なのです。
正直最近のフランス車については、まったく興味がなく全然知らないので、この作戦をするには、ちょうど良いのです。
さて、小一時間後目的地のルノー青葉に到着。元三菱のディーラーは、変わった作りのディーラーで、ショールームと整備工場が、公道を挟んで立っているところなので、入るのにまごついてしまった。
案の定、セールスが出てきたのですが、コロナ禍のためか、来場客はおらず、いつもの陽動作戦は失敗し、マンツーマン状態になってしまい、ヤツもセールスと話す羽目になってしまった。
ショールームに入り、眺めているとアルピーヌが置いてあり、さすがGSTのディーラだわいと思いながら、カタログを請求。
ヤツのお目当ては、ルーテシアでかなりカッコが良い。
今マツダで流行っている赤に似ている展示車があるが、何とも言えない渋さがあって、やっぱりひと味洒落ている。
しかし、室内のつくりや仕上がりは、何とも言えない安物感がいっぱい。
昔からシートのつくりが柔らかなのが特徴だったフランス車は、今やみんな固くなってしまい、もはやドイツモノと差が認められない。
ついつい自分の経験で、見てしまうのでいけないとは思いつつ、このところ見てた国産軽自動車のできがフト頭をよぎる。
フランス車なんて耐久力がないんだから、座り心地とかで個性を出さなきゃダメだろ。
これじゃ、昔の客はそっぽむくわ。
でも耐久力に関しては、部品商は文句を言わないので、だいぶ良くなっているのかも・・・・
乗る気がわかなかったので、フラッと外に出るとツインゴが置いてあった。
ツインゴといえば、それこそホンダトゥデイを下敷きにしたといわれる初代から
何世代経ったのだろう随分と観ていなかったので、おやと思い見てみる。
安物感はぬぐえないし、別に気にするまでもないと思っていたら、あとから諸ウルムより出てきた部品商が、
「これリアドライブ、つまりRRなのよ。しかもベンツのエンジン」
ええ、そうなの!
とりあえずエンジンを掛けてみる。
確かに静かで、エンジンの音圧が前方から来ないだけ、静かな印象だ。
暫くエンジンを掛けたまま、すかさずリアに回り確認する。
流石にリアのラゲッジルームは浅いがかなり広め、初代スマートなんかよりはるかに洗練されていて興味がわく。
しかも値段を見てびっくり!!!
二百万ちょっと。
マニュアルなら190万切れる。
上代が240万にならんとするエネチャージ付きハスラーと比べたら、ベンツエンジン搭載車がこれならば・・・・と考えさせられてしまった。
「俺もさぁ、プジョーでいいかと思うけど、あと5年乗ってられるかなと思ってさ見に来たのよ」
と部品商に言われたが、私はそんなこと上の空で聞いていた。
逆に考えると、価格が日本の軽に近いのだから、つくりが安くても仕方がないのかと納得してしまった。
昔は、外車は舶来品だから、ずーといいという先入観があったから崇拝されていたのであって、日本のクルマも価格が近づいてきて、本当に中身勝負の時代が来たのかなって気になってしまった。
冗談ではなく、本当の社会見学になってしまった。
Posted at 2021/04/18 22:16:21 | |
トラックバック(0) | 日記