目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
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クラッチペダル調整です。
ミートポイントと遊び調整について書いておきます。
最初は整備虫さんに調整して貰いましたが、自分の理想のポイントにするために、ちょっと微調整をしましたので整備手帳に残しておきます。
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とりあえず簡単な仕組みについて(恐らくこうなのだろう…)
クラッチペダルを踏み込んでクラッチのマスターシリンダーの油圧をレリーズシリンダーに送ってレリーズフォークを動かしてクラッチを切っています。
4つのイメージ図に分けてみました。あくまで簡略図なのでディテールは求めないでください。こんな感じなんじゃね?っていうイメージなので…
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2番目の図は遊び区間です。
マスターシリンダーにはリザーバータンクがあり、ある程度ペダルを踏んでも油圧がクラッチに行かずにリザーバータンクへ逃げます。この区間はペダルを踏むのに力が不要です。
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3番目の図はクラッチが切れるポイントです。
リザーバタンクを過ぎると遊び区間が終了し、そこからクラッチに油圧が掛かります。
実際には半クラがあり、点線のように狭い範囲でスパッと切れたり、繋がったりする訳ではありませんが、簡略図なのでご勘弁を…
この位置がミートポイントになります。
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4番目の図はちょっと怪しいです。
クラッチが切れてからも更に奥までペダルは踏み込めますが、最後にストップします。これがストッパーで止まっているのか、クラッチのダイヤフラムがそれ以上押せないので止まっているのか、ちょっと不明でして…
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…でザックリとこのようになってるのですが、CE9Aのクラッチペダルの遊び調整について
ペダルには遊び調整用のボルトがあります。
これはボルトを前後させることで、踏んでいないときのペダルの高さが変わります。ボルトを締めるとペダルが奥に行き遊びが減ります。
調整ボルトの長さ次第ですが、あまり締め過ぎて遊びを通り超して油圧が掛かるぐらいまで締めないように注意が必要です。
このアジャストボルトは戻り側のストッパーをイメージするといいかもしれません。ボルトの出っぱり具合で戻り位置を調整している感じです。
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次はミートポイントの調整です。
これはペダルに固定されているシリンダーへのピストンロッドの長さを調整することになります。
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ロッドを短くするとミートポイントはペダルの奥になります。
図のような感じになるので、構造的にそうなります。
調整前よりピストンが手前に引っ込むため、リザーバタンクまでの距離が長くなり遊びが増えます。
また、ピストンが手前に引っ込むことでクラッチを切るために、より深くペダルを踏む必要があります。そのため、ミートポイントが奥に移動します。
短くし過ぎるとクラッチが切れなくなります。
②へ続く
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