O2センサーの交換

こちらも20年無交換の為交換です.

高温と経年により,劣化したクリップ類が次々とリタイアしていくと思います. 代品か対策を考えておいた方が良いです.

固着していると思うので,作業前にセンサーのネジ部分にラスペネを吹き付けておくと良いでしょう.

余計な部分にラスペネを垂らすと,エンジン始動後に熱で燃えて臭いので,ネジ部分以外はウエスなどで覆っておきましょう.

下流側は比較的簡単です. マフラーの遮熱板に固定されているクリップは再使用出来ます.

タイラップ状のストラップ(6980.44)は,ペンチを駆使してループ部分を解除し再利用しました.

センサー本体の脱着には22mmのスパナを使用しました.

O2センサーソケットを使うより楽だと思います.

上流側は色々な物が邪魔です.

マフラーを外し,遮熱板を外し,触媒部分ごと外してしまえば,かなり楽に作業できると思いますが,非常に手間が掛かります.

私の場合,アンチロールバーを外して作業しました.

サブフレームとフロアを繋ぐ補強板も外し,アンチロールバーを完全に外すと,かなり広くなると思います.

面倒な場合は,サブフレーム側の補強板の固定ボルトを緩め,アンチロールバーを下に垂らした状態でも作業可能です.

アンチロールバーを外す場合は,E16トルクスと18mmスパナが,補強板を外す為に,T50トルクスが必要です.

バーリンクの取り外しは,社外品か純正品かによって使用工具が変わるので,適合する工具を用意して下さい.

この位置から22mmのスパナを差し込み,少しずつ緩めていきます.

必要に応じてスパナを差し込む向きを変えると回しやすいでしょう.

締め付け初期は配線が捻れるので,センサー本体が逆回転したがると思いますが,捻れを解きながら地道に手締めします.

逆回転しなくなるまで締まったら,22mmスパナで締め付けます.

O2センサーソケットではスペースが狭く力が掛けにくいので,スパナの方が楽でしょう.

青○部分のクリップは爪を押しながら開くと,壊さず再利用出来ると思います.

バルクヘッドから取り外そうとすると,破損するかもしれないので,外さない方が良いでしょう.

補助の為に耐熱タイラップでも固定しておきました.

コネクターは清掃後,接点用スプレーを塗布し組み付け.

コネクターを固定する部分のクリップがゆるゆるだったので,こちらも耐熱タイラップで補助しておきました.

作業中は庭で野良はとぽがギャラリーしていました.

野良スズメはずっと餌食べていましたがw

外した物を元に戻して,排気漏れの確認をして終了です.

・0 258 006 186 - Lambda Sensor : €45.74

・0 258 006 027 - Lambda Sensor : €34.97

どちらもボッシュ製です.

本体の刻印は純正品と全く同じでした.