リアハブベアリング他交換

暑くて嫌になる前に交換しました.

ついでにディスクローターも変更です.

タイヤ→ブレーキパッド→ディスクローター→ハブベアリングの順に外していきます.

中央のハブキャップは耳の部分にマイナスドライバーを差し込みながら,ハンマー等で軽く叩くとはずれます.

ハブナットの回り止めを鑽で起こし,ハブナットを32mmのソケットで外します.

ベアリング本体は3本爪のプーラーで外します.

手持ちのプーラーは100mmまで対応の物でしたが,無事取り外せました.

右側が新品のベアリングです.

NTNグループのSNR製でエストニアから片側€40程です.

ディスクローターはEBCのUltimax Slotted Performance Brake Discsです.
イギリス(demon-tweeks)から£66程でした.

パッドは大して減っていなかったので,DS2500を再使用しました.

外すのは簡単ですが,取付はなかなか大変です.

シャフト側には滑りをよくする為にモリブデン系スリップコンパウンドを塗布.
ベアリング本体には80℃に加熱したオーブンで15分程の地獄体験をしていただき,熱膨張を利用し取付しました.
※やりすぎるとベアリンググリスが大変な事になると思うので,放置厳禁です.

手で押すだけで入る訳では無いので,ベアリング本体の中央部分に外径35mm前後のソケットを当て,ゴムハンで少しずつ叩き込みます.

シャフトのネジ山が見えてきた所で,ワッシャーを取り付け,ハブナットを使用して締め込んでいき,最後に200N.mで締付け.
シャフトのネジ山にはモリブデンBP製のBG-300を塗布しておきました.

新品のハブキャップを当て木とゴムハンで取り付け,ディスクローターとパッドを元に戻せば完了です.

シルバーの物体は京葉サービス製のワンオフの2mmスペーサーです.
タイヤをR1Rに変えた所,同じ205幅でもインナーフェンダーのクリップに干渉してしまうのです.

反対側も同様に交換です.

転がりがかなり良くなりました.
破損はしていなかったものの,かなり劣化していた様です.

インパクトレンチと長いスピンナーハンドルがあるとハブナットを外すのが楽になります.
最低限
・17mm又は19mmソケット(ホイールボルトにより異なるはず)
・T30→ディスクローター外しに必須
・32mmソケット→ハブナット外しに必須
・鑽かマイナスドライバー
・3本爪ベアリングプーラー
必要です.

146,196km