リレー予防交換　④

13個の容量30Aリレーはパナソニック製CM1A-12V(容量35A)へ換装済みだが、クアドリフォリオの場合にはメインECUリレーが容量50A。リレーキャリアの枠形状が、純正リレーであるオムロン250002に合わせてある為に電気的諸元が合致しても、汎用リレーの多くは形状が合わずリレーキャリアの枠と干渉してしまう。
そこで発見したのが、ヒョンデやキアの純正リレーの流用。

リレーの生産ブランドはNidec。乱暴な表現ではあるが、この数年の間に生産法人自体がオムロン→日本電産→Nidec(April.2023〜)と変遷している。すなわちこの流用するリレーは2023年4月以降の生産となる。

形状はどちらも上から見て正方形で、Nidec製の方が一回り小さい。たぶん世代的には今回流用するNidec製リレーの方が新しいと思われる。端子がある裏側の構造も全く異なる。

交換前のメインECUリレー(正方形)50A

交換後のメインECUリレー50A

メインECUリレーが存在するブラックBoxは画像青丸

今回の作業でユーザーとして出来る範囲内のリレーを全数交換した事になる。CTEKのバッテリーセンスでのモニターであるが、駐車中に少しずつバッテリー蓄電量が低下する漏電現象(ディーラーでは異常なし判定)が解消した。駐車開始から2日経過しても無負荷のバッテリー端子電圧も13V以上を維持している。