
先日の伏見稲荷の夜景のブログでは沢山のいいねと暖かいコメントを頂き、ありがとうございました。
作品としての写真もアップしている身としては、大変励みになりますし、身の引き締まる思いです。
この場を借りてお礼申し上げます。
さてさて、二泊三日の独身生活の続きです。
この日は土曜日で仕事も休みで丸一日フリーと言うことで、大きく羽根を伸ばすチャンス!
天気も良いようなので、予定通り朝から独りで撮影に出掛けることにしました。
もちろん目的は紅葉。
土曜日と言うこともあって、京都の有名どころは朝早く行っても人がいっぱいだろうと言うことで、またしても「穴場」へ向かいます(笑)
例年より暖かいせいでしょうか、今年の近畿地方の紅葉は色づきがあまり良くないと言うのをあちらこちら聞きます。
天候不順がこんなところにまで影響しているのでしょうか、それともこれから綺麗な紅葉を見せてくれるのでしょうか。
朝9時の開門時間に合わせて車を走らせたところは、京都西山の善峯寺。
ちょうど開門の5分前には到着しました。土曜日でしたが、まだ人は多くなく、空いていました。
Canon EOS 5D Mark III EF70-200mm F2.8LII 絞りf2.8
今年2度目の訪問になりますが、前回は紫陽花の時期でした。
その時の様子はこちらにアップさせて頂きました。
https://minkara.carview.co.jp/userid/2324276/blog/35940791/
善峯寺は平安中期1029年から約千年の歴史があるお寺です。
後一条天皇以来、天皇家と大変縁が深く、歴代親王廟が境内にあり、現在でも宮内庁により正辰祭の儀が行われてるとのことです。
Canon EOS 5D Mark III EF70-200mm F2.8LII 絞りf4
また徳川将軍家とも縁が深く、現存の鐘楼・観音堂・護摩堂・鎮守社・薬師堂・経堂は、桂昌院によって寄進復興されたものです。
こちらの厄除けの鐘も桂昌院寄贈のものです。
Canon EOS 5D Mark III EF70-200mm F2.8LII 絞りf4
足下を見ると色あせたモミジの葉が落葉しています。
やはり今年は色づく前に落ちてしまったものも多いようです。
Canon EOS 5D Mark III EF70-200mm F2.8LII 絞りf5.6
一方ではまだ色づき前の緑の葉の輝きを残しているものもあります。
Canon EOS 5D Mark III EF70-200mm F2.8LII 絞りf2.8
新緑の撮影じゃありませんよ(≧▽≦)
Canon EOS 5D Mark III EF70-200mm F2.8LII 絞りf2.8
同じ楓でも木によって色づき方の差が激しいです。
Canon EOS 5D Mark III EF70-200mm F2.8LII 絞りf2.8
境内の一番高い場所にあるこちらの薬師堂は、桂昌院出生の由緒により出世薬師如来と云われています。
Canon EOS 5D Mark III EF70-200mm F2.8LII 絞りf5.6
桂昌院って、よく大奥ドラマや映画にも登場する桂昌院さんです。
誰だっけな~?って言う歴史が苦手な方もいらっしゃると思いますが、徳川3代将軍家光の側室で、5代将軍綱吉の生母ですね。
Canon EOS 5D Mark III EF70-200mm F2.8LII 絞りf4
桂昌院さんのお墓はお江戸の増上寺にありますが、この善峯寺の復興の為に沢山の寄贈をしたと言うことで、境内に桂昌院廟(遺髪塚)があります。
けいしょう殿は、山城を一望出来る大変見晴らしの良い「絶無の勝地」に建てられています。こちらは最近建てられたものですが、この見晴らし一等地に建てられたと言うのも、三百年以上前の功徳で今でも大切にされていると言うことですね。
Canon EOS 5D Mark III EF70-200mm F2.8LII 絞りf4
ここまでは結構急な登り坂ですが、汗をかきながら登った人にだけ見られる景色があると思って頑張って登ってきました。
高台から境内の大きな楓を見下ろします。
Canon EOS 5D Mark III EF70-200mm F2.8LII 絞りf5.6
頂上の薬師堂の裏手にある庭の、小さなお地蔵さんと色づき始めたモミジのコラボ。ここは光が柔らかく回っていて、私の一番好きなグラデーションのモミジを優しく見せてくれていました。
Canon EOS 5D Mark III EF70-200mm F2.8LII 絞りf4
頂上の庭には人工の池があって、初夏になるとその池からの流れの上にモリアオガエルが卵を産みます。前回紫陽花の頃に来た時は卵が丁度孵化する頃でした。
その小さな流れを越えて、森の中を下ります。
森の中はほとんど紅葉せずに新緑のような楓ばかりです。
Canon EOS 5D Mark III EF70-200mm F2.8LII 絞りf4
そして、さきほどの小さな流れの先がこちらの青蓮の滝につながっています。
Canon EOS 5D Mark III EF70-200mm F2.8LII 絞りf16
さらに下って、本堂の前まで降りてきました。
Canon EOS 5D Mark III EF70-200mm F2.8LII 絞りf2.8
こちらは開山の源算上人像(だと思います)
Canon EOS 5D Mark III EF70-200mm F2.8LII 絞りf3.2
そして本堂前の手水舎の横の大きな楓。
Canon EOS 5D Mark III EF70-200mm F2.8LII 絞りf5.6
ゆっくりと時間を掛けてまわりましたので、いつの間にかお昼前になっていました。
そろそろお腹も空いたので、お昼は山を下るとすぐの向日町激辛商店街の麒麟園さんにお邪魔することにしました。
前回来た時は辛さレベル2の担々麺と、同じく2辛の麻婆丼を頂きました。前回2辛の麻婆丼は撃沈しかけましたが、担々麺はまだ上を目指せそうでしたので(笑)、今回は3辛をお願いしました。
お腹が空いていたので、不覚にも写真を撮る前に一口喰ってしまいました(苦笑)
iPhone6Plus
この3辛、ワンランクアップなので少し油断していましたが、ここからは別次元の辛さでした。むせそうになるので麺をすすることが出来ません(>_<)
一口目食べたとたんに頭頂部から汗が噴き出してきて、涙目、鼻水(苦笑)で、白ご飯を追加でお願いしました(≧▽≦)
お腹もふくれたことで、もう少し撮影しようと思いましたが、近畿地方の平野部では紅葉の状況が同じような状態で、あまり良くないだろうと言うことで、少しだけ標高が高めの嵐山高雄パークウェイを目指しました。
土曜日のお昼過ぎ、嵐山方面は人が多くて渋滞しているだろうと言うことで、ぐるっと回って仁和寺の方に抜け、高雄側から入って嵐山高雄パークウェイを走ることにしました。
Canon EOS 5D Mark III EF24-70mm F2.8LII 絞りf5.6
ここも紅葉の色づきはイマイチな状況でした、途中の景色を撮影もせず、この展望台で撮影しただけで山を下りました。
何年ぶりかでこの道を走りましたが、ドライブには良い道ですね、アップダウンが結構ありますが、道幅が十分あるので少し大柄な私の車でもペースを上げてコーナーを楽しむことが出来ました。
嵐山側に下っていくと流石に渡月橋方面に渡る高架のところで渋滞しているのが見えましたが、そこを左折して再び仁和寺方面から原谷苑に向かいます。
春の桜の頃は有料で、車も停められないのですが、この時期は無料開放していて、車も無料で停められると言うことでした。
ここは立派な枝垂れ桜が多く、秋になると落葉して枝だけになっています。そして、楓はほとんどなく、他に特に見る物もない状況。
ちょっと残念でしたが、入り口のところのテントで正直に「ほぼ有機栽培」(^o^)と書かれた野菜の無人販売をしていましたので、大根とキャベツと赤蕪?を買いました。撮影に行くと道の駅などで地元の野菜や食材を売っているので、それを買って帰るのが楽しみです。
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この状況では近畿地方の平野部ではどこへ行っても今年の紅葉は色づきが悪いのではないかと言うことと、近隣で標高が高い琵琶湖バレイとかは既に見頃を過ぎていると言う情報がありましたので、今回はこれにて撮影終了とすることにしました。
紅葉の標準木としている我が家の庭の楓も、色づき初めなのに葉の先が白く変色しているものもある状況です。
なかなか紅葉が進行しないのは日本が亜熱帯化しているのでしょうか。
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さて、原谷苑で買って帰った大根の葉はあまりにも新鮮で、シャキっとしていましたので、ごま油でさっと炒めて、今宵のお酒のつまみに(笑)
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今回は視界いっぱいに広がる紅葉と言う訳にはいきませんでした。
例年だと近畿の平野部は12月の1週目あたりが紅葉のピークで、それ以降は落葉してしまいますので、今年はもう紅葉も見納めかなと思っています。
また、来年素晴らしい紅葉と出会えますように(^_-)☆
今日も最後までありがとうございました。
ではでは、まったね~(≧▽≦)/