
春の桜撮影も一段落して、撮影の時に「アレが欲しいなぁ~」なんて思っていた小物類を少しAmazonでポチりました。単に決算も終わって、少し沸いてきた物欲を充足したかっただけかもしれませんが、大きな買い物はまだグッと我慢して、必要な物だけ買い足し、買い換えることにしました。
本当はキヤノンの新しい広角ズームとか欲しくて、カートに入れては「いかんいかん、こんなデカイレンズ、もうカメラザックにも入らんし」と自分に言い訳しながら(本当はその値段に少し、いやかなりビビリって)削除する小市民で御座います(苦笑)
で、一発目のお買い物はこれ。ただの58mmのプロテクトフィルター。
前はZetaってのが最上級でした。そのさらに上のグレードのフィルターが出てましたので、値段はZetaの倍近い値段設定ですが、どうせ買うなら逆光にも強く、透過率の高いものをと言うことで、kenkoの「Zeta Quint」と言うのをポチりました。

58mmは写真を始めた頃使っていたキヤノンのレンズや、マミヤ645用レンズなどはほとんどこの口径だったので使い回しをしていました。今使っているレンズではTS-E90mmだけがこの口径で、古いレンズから外した20年物のフィルターを使っていましたが、拭いても拭いても少し曇りが残るようになったので新調しました。
続きましては・・・三脚じゃありません(笑)
短いセンターポールの方です。(下に転がってるのが元の長いポール)

三脚はGITZOの「レベリング カーボン6X三脚 GT2540LLVL」と言うやつで、センターポールが15°の角度までグリングリンと動きます。
三脚って外で使うと、平らな場所に立てられることが少ないですよね?
そんな時にこの三脚だと、脚が傾いていてもポールを垂直に出来るので、左右にパンしてもカメラを水平のままパンすることが出来ます。(便利ですよ!)
横道にそれますが、雲台はマンフロのギヤ付きプロ雲台405です。
以前は(今も所有してますが)ハスキーの3D雲台を使っていました。
どの3D雲台でもフレーミングの微調整がやりにくいですよね?少しだけ動かしたいのに、ガクっと動いて、行ったり来たり何度もフレーミングのやり直しをするので、三脚が嫌になること然りです(笑)。
この雲台はギヤで微動が出来るので、微妙なフレーミングをとことん追い込める事が出来るので、視野率100%のファインダーを100%生かせます。
ただ少し重たいのが玉に瑕です。三脚が1.66kgに対して雲台が1.6kgです(^_^;)。
せっかくの軽いカーボン三脚ですが、ストーンバッグ代わりにフックにカメラバッグをぶら下げないと頭が重くて、特に縦位置撮影の時は三脚がこける可能性があります。
もう一つ横道です(笑)
この雲台には標準でクイックシューが付いていますが、これがクイックじゃないクイックシューで(苦笑)非常に使いにくいものですので、元のシュープレートの上に梅本製作所のクイックシューを着けています。当然ながら、うちのカメラと三脚座付きレンズ、一脚も含めて全て梅本で統一しています。
話を元に戻しますが、この三脚は上の写真のように開脚機構がついていて、脚を三段階に広げることでローアングルに対応出来るようになっていますが、標準のポールだと二段階目の開脚でもポールを一番下に降ろすことが出来ません。(何てこった!です)
ショートポールに交換して、やっと二段階目の開脚でローアングルが可能になります。(下の写真)
ちなみに三段階目はさすがにショートポールもつっかえます。
さてさて、最後の品物は「中間リング」です。

中間リングって何?って方もいらっしゃると思いますが、レンズとボディーの中間に取り付ける筒なので「中間リング」です。関西の方からは何のひねりもないネーミングやな(-_-)と突っ込みがありそうですが(笑)
で、こんな厚みの違うのが3つセットで売られています。
光学系が入っていない、ただの筒にレンズの信号を受け渡しするための接点が付いているだけのものなので、純正に拘らず値段が半分位のkenko製をチョイスしました。

これは何する物かと言えば、レンズの最短撮影距離を縮めるグッズと言うと解りやすいでしょうか。近いところにピントを合わせるのは、普通、前玉を繰り出すのですが、これを途中にはめることでレンズ全体を前に繰り出した状態になります。
1個ずつでも使えますし、2個、3個と連結しても使えます。
ただし、横に書かれた数字を足して、着けるレンズの焦点距離よりも短い組み合わせでないとダメだそうです。
レンズの焦点距離よりも長い中間リングを使うと、ピントがレンズの中で結ばれたりと言うことで使えないと言うことです。
中間リングを一番使いたかったレンズがTS-E90mm/F2.8です。
このレンズは、レンズを傾ける(チルト)ことで絞り込まなくてもピントの範囲をコントロール出来て、回折の影響で絞りボケさせずに深いピント(に見える)を作り出せるので、小物撮影とかに使いやすいレンズなんですが、もう少し寄れるとマクロ的にもっと色んなものが撮影出来るようになると言うことで、早速試し撮りです。
まずは、中間リングなしで。
あまり照明とか拘らずに撮影しましたので映り込みとかはご愛敬です。
次に中間リングの三段重ね。レンズの外観はこんな変態チック(^_^;)イヤン!
レンズの特徴を出すために目一杯のチルトとシフトをしています。
三段重ねるとこれだけ寄れるようになります。デイトナのドアップ!
次にもう一本使いたかったレンズが50mm/F1.8IIです。
食事に行って料理を撮る時に、このレンズの最短撮影距離45cmだと、あまり寄れずにどうしても撮りにくいです。また、TS-E90mmや100mmマクロだと、お皿全部を写すには席に座ったまま撮影が出来ないので、個室で遠慮無く撮影出来るところなら良いのですが、そう言う店ばかりではないので、50mmでもう少し寄れればと言うのがこのレンズに中間リングを使いたかった一番の理由です。
50マクロと言う選択肢もあって、今でも買おうかどうしようか迷ってて、ヤフオクの入札をしては高値更新されて買えないでいますが(苦笑)、とりあえずかさばらない一番短い中間リングをカメラバッグに忍ばせておけば、料理撮影に困らないだろうと思っています。
このレンズ+一番長い中間リングで、再びデイトナを撮影。
まずは絞り開放(f1.8)で。
ボケボケですね、ピントの合う範囲が極端に狭くなります。

中間リングを使うとレンズの欠点が拡大されて見えるように思います。
絞り開放だとTS-E90mmもこの50mm/1.8IIもかなりフレアがひどく、ピント面も全く先鋭さがありません。
50mmで絞り込んでみました。
TS-E90mmとあまり変わらない大きさで撮影出来ました。ここまで寄れるのはなかなか凄いですね。
使ってみると、中間リングでの撮影はピントの合う範囲が極端に狭くなり、「無限遠が出ない」と言うレベルではありません。カメラ(身体)を前後に移動させないとレンズのピント調整範囲に入ってきません。
室内で小物撮影の時は三脚を前後移動させてピント合わせが必要ですので、マクロスライダー(下の写真)等がないと非常に使いにくいです。
さて、この中間リングをポケットに忍ばせて、50mmレンズで手持ち撮影が出来るか庭でテストしてみました。
いきなり横道にそれますが、先日、湖北の帰りに買った花の苗をやっと植え替えしました。こちらは素の50mmで撮影。
で、苗の入っていたポットに、庭にニョキニョキ生えてきた野村楓を移植しました。
こちらも素の50mmです。
そして、一番短い中間リングを使って撮影。
この笹みたいな奴(^_^;)名前がわかりません、誰か教えて~!
かわいらしい花をつけています。
素の50mmで撮影。
一番短い中間リングで撮影。

割と良い感じで撮影出来ました。
ただし、マクロレンズのように無限遠から近接まで全てにピントが合う訳ではなく、カメラを構えて身体を前後に移動させてピントの調整が効く位置にカメラを持って行かなければなりません。そう言う意味では使い勝手としてはマクロレンズに軍配が上がります。
ただ、50mmを常用する人間としては50mm/F1.8と50mm/F2.5マクロの二本を持ち出すのもどうかなと言う気持ちもありますので、かさばらず軽い中間リングをポケットにと言うのもありかなと思います。
ほとんど写真機材のお話しになりましたが、楓の苗を差し上げますと、先日のブログでアップしましたら、欲しいとおっしゃって頂いた方が何名かいらっしゃいましたので、カミさんのお友達の分も含めて大量に苗を育成中です(笑)
しばらくポットに入れた状態で、元生えていた場所の近くで育成して、元気そうなのを差し上げようと思っています。
まだまだ、沢山生えて来ていますので、ご希望の方はメッセージをお願いいたします(=^..^=)

<撮影メモ>
EOS 5D MarkIII
EF50mm/F1.8II
EF24-70mm/F2.8
LII
TE-E90mm/F2.8
kenko 中間リング