
昨夜は近所の行きつけの「亀すし」さんで、カミさんと二人でお寿司食べながらカントリーミュージックを楽しみました。

頭上にすし屋の提灯が良いでしょ(笑)
カントリーミュージックは門外漢だけど、お手伝いしているカミさんのバンドで、最近1曲だけ「ジャンバラヤ」をやっているのでカミさん共々とても勉強になりました(≧▽≦)
出演は久保真理子さん(vo)、チャーリー谷口さん(b)、荻野信彦さん(g)。
いつもは西宮のFortwortHと言うカントリー専門のライブハウスを中心に活動されているそうです。
昨夜はジャンバラヤでは飛び入りを求められて、カミさんボーカルで参加していましたが、急な話だったので歌詞飛びまくってましたね。
これも経験だと思いますが、いつも歌っている曲でも急に人前で歌うことになると頭の中真っ白になるようです。
そう言う私も急にギター弾けって言われると、メモリーしている曲でもコード進行間違ったりしますものね。
昨夜のボーカルの久保真理子さんは、CDも出されていましたので、CDにサインして頂きゲット。
ギターの荻野信彦さんは芦屋と梅田でギター教室もされているそうで、流石に一つ一つの音の粒が揃っていて美しい音色でした。
この先生、とても気さくな方で、ステージ終了後はほぼ「流し」状態でカミさんのリクエストでどんどんギター弾いて歌伴してくれました。
こちらの先生のGODINのギター、GRシンセのピックアップ付きで、休憩時間に楽器の話題でも盛り上がりました。
ベースのチャーリー谷口さんはうちの近所にお住まいとのことで、久保真理子さんのCDの打ち込みもされているエンジニアでもあると言うことでした。
私と同じCuBaseをお使いとのことで、そんな話題はなかなか話す機会も少ないのでとても貴重な体験でした。
そして、ライブ中はオーダー聞いてられないと言うことでこちらのお料理が用意されていました。
さてさて、ここからは上のお話とは関係あるようでない独り言で、写真もありませんので興味の無い方はすっ飛ばしてくださいね(≧▽≦)
みなさん「ランナーズハイ」って言葉ご存じでしょうか?
長距離ランナーが極限状態になると脳内に快感物質エンドルフィンが分泌されて、苦しみよりも快感を感じるようになるので最後まで走りきることが出来るとか。
同じような現象が山岳登山で極限を迎えた時に起きるのがクライマーズハイと呼ばれています。
臨死体験をした人が同じような経験をすると言うのも、死に瀕した時に脳内の快感物質により苦しみが和らげられると言うこともあるようです。
多分極限状態のレーシングドライバーなどもこんな感じなんじゃないかなって思います。だって、フォーミュラやラリーのトップレベルのドライバーの運転技術って人間のコントロール出来るレベルを遙かに超えているように思いますものね。
これと同じような現象がミュージシャンにも起きることが知られています。
「ミュージシャンズハイ」と呼ばれているようですが、ジャズミュージシャンとかがアドリブで自己表現をする際に起きることが多いようです。
一度この状態を経験すると、長距離ランナーが再び苦しみに挑むように、楽器を手にして演奏に没頭してしまうと言うことになります。
長距離ランナーと違うのは、ジャズミュージシャンの場合は誰かと演奏を共にする時にこの現象が起きることが多いと言うことと、楽器を演奏することは大抵の場合、苦痛が伴うことがないと言うことです。
もちろん個人練習をしている時などは難しい指使いやハードなタンギングなどを克服する為に、単調な繰り返し練習をすることもありますし、肉体的にも肩や首、指先や唇が痛んだりすることもあるでしょうが、スポーツ系の苦しみと同一のものではありません。
コルトレーンなどの超一流のミュージシャンはこのゾーンに入ることをコントロール出来たと言う話しもあるようですが、昔持っていたコルトレーンのレーザーディスク(古!)の中の彼の映像はとてもクールな様子で、非常に精神が集中された気を放っていましたので、外観からは見えない精神の高揚があるのではないかと思えます。
そして、そんな「ミュージシャンズハイ」を経験するには、コルトレーンの境地まで行かなくても、かなり自分を追い込んだ練習を重ね、一定以上のレベルまで修練を重ねることが必要なのでしょう。
そして、もう一つ重要なことは、ジャズなどでアドリブをしている時に自分の音に絡んでくる他のメンバーの熱い演奏がトリガーになって、ハイなゾーンに突入すると言うことです。
家で打ち込みをバックにいくら良いアドリブが出来たとしても、それなりの高揚感とか満足感は得られてもハイな気分にならないのは、相手が正確無比で予測の範囲内のプレイしかしない打ち込みだからですね。
思い返せば自分が今よりも楽器を弾けた頃、大学生の頃ですが、自覚症状としては2度、そんなゾーンに突入したことがあります。曲はあまりよく覚えていませんが、たぶんマスカレードか何かで、アドリブパートはたぶんIIm7とVI7の2コードとかで延々と自由にやれたような感じだったと思いますが、トリガーはドラムの絡みだったと記憶しています。
もう1度も同じようなアドリブパートで同じくドラムの突っ込みに触発されて絡みフレーズで応酬しているうちにハイなゾーンに突入したのだと記憶しています。
その時の感覚を文章で表現するのは難しいのですが、時間がとてもゆっくり回っているように感じて、周りの全ての音のツブのひとつひとつがとても良く聞こえたように思います。音が聞こえると言うよりも音の粒子のツブツブが見えるようなそんな感じです。
音楽って時間軸だけが存在する一次元の世界に、空気の振動で自己表現をする、そんな世界なんだなって当時思いました。
その当時も2度そんな感覚になったきりで、社会人になって楽器を弾かなくなって、それからずいぶんと年月が経って練習を再開した時も、あのときの感覚をもう一度経験出来ればと言う思いが頭の片隅にありました。
今現在の自分の技術レベルとしては、まだまだ学生時代の何割かしか楽器を奏でられませんが、それにはやっぱりあの感覚を味わう為にはアドリブが出来るジャズやフュージョン系の音楽をやりたい。
この思いがとても強くなって来ている今日この頃です。
面白いこと大好きなネコカメですが、最近は写真撮るよりも楽器弾いてたり音楽作ってる時間が一番面白いと言うことで、カメラもお休み中です。
この機会にSCにセンサークリーニングとか、シャッターのチェックとか出すべきですね。
ではでは、今日もお付き合いありがとうございました。
まったね~(≧▽≦)/
Posted at 2015/11/25 14:00:09 | |
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