
今回は、いつもと趣向を変えて、ロングドライブをしてきました。
メインは、ひたちなか海浜公園のネモフィラを見に行くためです。
この場所は、茨城県で最も有名なスポットなので、行ったことがある方も多いかと思います。
結果から先にお話しますと、今まで日帰りで最長距離が、昨夏の千葉県大東岬の往復180kmが最高で、今回は日帰りで270km走破したので、大きく最長レコード更新しました。少しだけ高速道路を使ってしまいましたが(全行程の3割ほど)、それでも今後色々ロングドライブをするにあたって、自信がつき、より行動範囲が広がるだろう。。という大きな期待が膨らんできました。
日帰りロングドライブということで、自宅は5時前の明け方出発。いつもは近場をドライブするため、自宅を出るのがおっくうで、10~12時過ぎで、グダグダの渋滞地獄に巻き込まれていたのですが、今回はたとえば、いつもは2時間はかかるであろう、茨城の牛久沼付近まで、なんと40分で到着!
な、な、なんというお得感。。
高速道路を走らずとも、本当にスイスイ、水を得たコペン状態で、常に60km前後で快走。。
早起きは三文の徳。
という言葉は、アサドラ(NHK朝の連続ドラマじゃありませんよ?)のためにあるのではないか!とこの時、実感しました。早朝ドライブのメリットがあまりにも大きすぎました。
みんカラの人達も、よく朝4時に出発しました!などのブログに遭遇しますが、なるほど。。
これからは、ロングドライブをする時は夜明け直前に出発して、スイスイ目的値まで行こうと決心しました。
今回は、途中の土浦桜インターチェンジから常磐高速を使用しました。
とはいえ、今回、教習所の高速教習以来の高速道路利用ということで、事実上人生初めての高速道路利用。情けないですが、かなり緊張していました。何がって、「合流」です。幸い、常磐はさほど交通量が多くなくて、スムーズに合流できたので、とりごし苦労でした。2年前の高速教習の時は、緊張しすぎて、ハンドルが汗でびしょびしょになっていましたが、今回は実に余裕を持って、むしろ、色々神経を使わないといけない一般道より、よほど高速道路の方が運転しやすいではないか!と思うほどでした。この二年間の一般道での悪戦苦闘が知らず知らずのうちに経験値として蓄積されていたのでしょう。
今回、初めて高速道路を使ったドライブをし、高速道路を使うと、妙にテンションが上がっていく自分に気づいてしまいました。高速道路利用=遠くへ旅する。という図式が頭をよぎり、妙に高揚感に浸る自分がそこにいました。
たかが、高速道路くらいで、何いっているんだか。。と思うかもしれませんが。
この歳で!この年齢で!まだ未体験な事があったんだ。。という嬉しさですね。
でも、相変わらず私は慎重派なので、片側三車線の一番左側をずっと走行していました。このレーンだけは絶対譲れませんでした(苦笑)
で、やはりコペンを高速で走らせて気が付いたのは、6速が欲しいな!という事実。
5速で100km前後で走行すると4000rpmは確実に超えます。エンジンも常にかなりうなっていて、コペンさん、かなりゼエゼエ言っているな。。と思い、
ガソリン消費も激しいので、結局左レーンを80kmで常時走行していました。これなら、3000rpmくらいでなんとか保てました。
コペンは加速は抜群だけど、高速巡航になると100kmはキツイな。と思い、そこで6速が欲しいと痛感したわけです。排気量660ccの壁ですね。S660は六速装備しているようですけどね。一般道では5速までで十分事足りるわけですが。
数年前に軽自動車の高速道路最高速度が80km→100kmに引き上げられたようですが、私感としてはちょっと無理している感は否めませんでした。コペンは車高がとても低く、高速度安定感が抜群なので、まだ救われますが、今の軽自動車はトールワゴンが主流なので、尚更そう思えます。
そんなこんなで友部SAに到着。
正直、SAとPAの微妙な違いがあまり解りません。PAの方が小型なのでしょうけど、レストランがあるPAもありますしね。
まだ、早朝で空気が冷たかったです。
ここで、軽食タイム
後ろのトラックは止まっている風ですが、100km前後のスピードで走っている瞬間です。
友部SA
さすが、SAの売店は茨城県だけあって、納豆づくし!
早朝ドライブのおかげで、100km以上離れたひたちなか海浜公園には、開園時刻9:30より前に到着。が、入り口の行列を見て驚愕。。
まさかこれほど混雑しているとは。。
茨城県のハズレに位置していて、鉄道では不便な場所にあるのに、やはり茨城県一の観光地なだけあります。
園内は非常に広大で、大きく森林ゾーン、丘ゾーン、広場ゾーン、海浜ゾーンとわかれており、多くの人がネモフィラの花畑がある丘ゾーンに流れていきました。自然に触れ合うのは好きですが、人が多い場所は極度に苦手なので、ネモフィラが目当てなものの、この場所は後回しにし、広場ゾーンを散策。。
季節がらチューリップ畑が素晴らしかったですが、
規模が凄すぎる!さすが茨城県随一なだけあります。
柏市のあけぼの山農業公園の数十倍の規模でした。
チューリップ限定しただけでも、これだけの規模です。。
数もさることながら、品種の数も凄まじく、チューリップだけで数百種類は展示されていたと思います。チューリップってこんなに品種があったのか。。と驚嘆。
写真の撮り方は下手くそですが、あまりに凄いチューリップの数で、大量に撮影してしまいました。私の一眼カメラは、赤や黄色の原色は、かなり露骨に鮮やかな色に撮影されるので、カラフルな色が多いチューリップは目がチカチカしてきます(苦笑)
ネモフィラの丘にはたくさんお客さんが流れていきましたが、他のコーナーは人は閑散でした。お花がこんなにたくさんあるのにもったいないなー。見ないと損だな。と思うも、周囲の会話を耳にすると北関東イントネーションの人が多かったので、普段からこちらの公園に訪れているのかもしれません。
私のように片道120km以上離れた場所から来る人は珍しいのでしょうかね?
そのあとは、海浜コーナーへ移動
さすがに、日立地方までいくと、海の色がコバルトブルー的で綺麗でした。
稲毛海岸ではこのような海の色にはまずなりません。。
海の見える丘。という場所からの眺望。
自然が織りなす浸食で作り上げられた海岸線も魅力的です。
人工物より自然が織りなす美観を重視するので、こういう風景は最も私にとって理想的な景色です。なので、ドライブも山、海、川、湖、森など自然重視型ドライブとしています。オープンカーは鳥のさえずりも、小川のせせらぎも、森林の空気のおいしさも全て五感を駆使して感じられるのは僕にぴったりの乗り物です(あとは、オープンカーに乗ることの恥ずかしさを一掃することが課題です)
東京から離れれば離れるほど、
海の色が綺麗です。。
この海浜コーナーは、お客さんはほとんどいませんでした。
結果から言いますと、ネモフィラの丘は素晴らしい景色でしたが、なにせお客さんが多すぎて多すぎて、リラックスはあまりできませんでした。風景としては海浜ゾーンの方が質素ですが、じっくり自然風景を鑑賞できたので、こちらの方が記憶に残りました。
次は海浜コーナーに隣接する
海浜植生を観察する小路へ進みました。
自分は、登山ハイキングも好きなので、こういう自然の小路を歩くとワクワクしてきます。
パンフレットには、厳しい自然の中をたくましくいきる植生たち。。
とだけ記されていましたが、周囲の地形を観察すると、明らかに一定の標高まで達すると緑がおいしげり、それ以下の標高だとご覧の通り、ほとんど砂地でした。。
それで、ぽっと浮かんだのは、あぁ、これは東日本大震災の津波の痕跡なのだ!
と閃いたわけです。茨城県北部で、この周辺は福島県いわき市とも近くこの海域では、少なくとも5m以上の津波が来襲したのは相当に難くありません。宮城県沖地震と連動して、別個で茨城県沖地震も誘発されたので、相当この海域も津波の波高は高かったはず。。あれから5年以上経過しているというのに、ほとんど緑が無いというのは、潮による塩害の影響もあるのでしょう。このあたりの海域は、入江も多少ありリアス式形状なので、波の高さも割り増しで高かったのではないか?とも思えます。
今回の熊本地震も含め。
改めて、自然の力の恐ろしさを実感したわけです。
大自然の力では、高度に発展を遂げた文明を以てしてもここまで無力なのか。。と。と同時に、このような興味深い砂丘状の景観が形成されたのも、津波の力があってこそなので、自然というのは毒にも見えるようで、地球生命の歴史を紡ぐ上では、当然繰り返されるべき薬でもあるのか。。とも思えてきました。
パンフレットには「過酷な自然の中で生きる植物たち」とだけ記されていました。
僕の仮説は正しいとは限りませんが、あえて答えを与えず、ヒントを提示して、お客にそれぞれの答えを導かせる施設の人達の含意があるようにも思えました。
その中でも、砂地で這うように再生して生きるハイマツなどもあり、あぁ、こういうことを指しているのか。。と実感したわけです。
で、お次は最大の山場であるネモフィラの丘へ。。
とにかく、人口密度が凄いことに(苦笑)
人が沢山いるところは苦手なんだなぁ。。。
でも、ネモフィラそのものの絶景はご覧の通り素晴らしかったです!
いつかは、見学しようとおもっていましたが、新聞でこの写真記事が出ていて、
ネモフィラってこんなに早く咲くのか!?とバタバタしてこちらに来ました。
車運転するようになって、考えてから行動を起こす時間が早くなって、
行動力が増してきてこれは良い傾向だなと思います。
青い空と青い花。コンビネーションが素敵です。僕は、色では青系の色が一番好きで、車でも青いスポーツカーなどを見ると見とれてしまいます。
個別でクローズアップするとネモフィラというのは、さして華美なお花ではないのですが、集団で数でまとまると圧倒的な迫力を生みだしているようです。
菜の花と。。
最後は、スミレのコーナーへ。
スミレだけでも、実に100種類はあるであろう品種を育てていました。圧巻です。
が、お客さんはほとんどこちらには来ておらず。。スミレは他のお花に比べたら地味めですが、ご覧の通り、数と種類を競い合って魅力的でしたよ。。
日立地方にもお仲間発見(笑)
デカール付きのオシャレなコペンさん
他に、赤い派手な松田ロードスターを操る若いお兄さんもいました(もちろんオープン)。
車離れが叫ばれている私より若いお兄さん達がスポーツカー操る姿は魅力的です。
無駄に写真ベタベタ貼りすぎて、冗長な文章書いてしまい、見苦しくなってしまいました。欲張りすぎたので、、ここで一度終了して後日、北茨城ドライブの後編とさせていただきます。
ちなみに、日帰りで300km弱ドライブしたので、今後の自信になってきました!