2011年08月01日
前回day2報告の際に、最後のSS11を報告できませんでした。
ここで報告。
day2のSS11はローブがベスト。オジエ・ラトバラはもちろんタイム調整。1位ローブ、2位オジエ、3位ラトバラとなりました。追い上げていたヒルボネンは更に順位を上げ、6位に浮上。
フィンランド最後のday3の結果を見ていきます。
SS12:この日は雨。首位のローブがベスト。前日に出走順調整を図ったオジエ・ラトバラの計画は雨により破綻。先頭スタート有利の中、ローブは2位オジエに約8秒の差をつける。
SS13:またしてもローブがベスト。雨が全ての計画を狂わせた。2位オジエとの差は9.5秒に、3位ラトバラとの差は14.9秒に広がる。
SS14:ここでヒルボネンがベスト。ローブはオジエ、ラトバラとの差を更に広げる。2位オジエは10.6秒差に、3位ラトバラは17.4秒差に。
SS15:コースアウトしながらもヒルボネンがベスト。オジエはローブより僅かに速く走るが、抜くには至らず。2位オジエは9.9秒差、3位ラトバラは18.1秒差。
SS16:きたきた!ヒルボネンがベスト。オジエはタイムを落とし、首位ローブとのタイム差を10.8秒に広げてしまう。3位ラトバラは20秒差。
SS17:ホントかよ~!ヒルボネンがベスト。2位オジエはパンクを喫し、ローブとの差を17.7秒まで広げる。3位ラトバラは18.2秒差。オジエの後方0.5秒に迫るラトバラ。
SS18:ここでラトバラがベスト。オジエを捕らえて2位へ浮上。首位ローブとの差は13秒に縮まる。一方追い上げるヒルボネンはオストベルグをパスして5位へ浮上!
SS19:ヒルボネンがベスト。4位ペターとの差は3.6秒に縮まる!首位はローブだが、2位ラトバラが12.5秒後方で追いかける。15秒後方には3位オジエ。
SS20:ついにここまで来た!ヒルボネンがベストを叩き出し、ペターをかわして4位浮上。2位ラトバラは首位ローブとの差を縮めるが、未だ10.3秒も差がある。
SS21:止まらない!ヒルボネンがベスト。しかし3位オジエとの差は如何ともしがたい。2位ラトバラもラストスパートに入るが、ローブとの差はまだ8.4秒。
2011 WRC ラリーフィンランド 結果
1位 セバスチャン・ローブ 2h39m27.0s シトロエン・DS3
2位 ヤリーマティ・ラトバラ +8.1s フォード・フィエスタRS
3位 セバスチャン・オジエ +12.8s シトロエン・DS3
4位 ミッコ・ヒルボネン +1m09.1s フォード・フィエスタRS
5位 ペター・ソルベルグ +1m16.2s シトロエン・DS3
6位 マッツ・オストベルグ +1m27.8s フォード・フィエスタRS
7位 ヘニング・ソルベルグ +3m25.5s フォード・フィエスタRS
8位 マシュー・ウィルソン +3m52.3s フォード・フィエスタRS
9位 キミ・ライコネン +3m59.8s シトロエン・DS3
10位 ユホ・ハンニネン +5m13.7s シュコダ・ファビアS2000
この安定度。やはりローブが勝ってしまった。
今回のラリーは出走順調整を狂わせた雨の影響が大きかったですね。
走るたびにぬかるんで行くグラベルは先頭スタートに有利。
しかし後方スタートにも関わらず、ヒルボネンの怒涛の追い上げ。
最後のSS22までその追い上げは止まることがありませんでした。
今回、フィンランド人の優勝はありませんでしたが、明らかにラリーフィンランドのホーム選手には何かありますねw
初日のトラブルが無ければ、ローブを突き崩したのはヒルボネンだったのかもしれません。
ラトバラもSS17からのスパートを見せてくれました。
オジエを抜き去り、首位ローブまでもう一歩といったところまで迫りましたが、ローブの方が一枚上手だったようです。
ミニ勢は最後のSSを前にリタイア。あくまで今年はテストということですね。
今回も面白い展開が見れました。
賛否両論溢れかえる出走順調整ですが、今回ばかりは雨という妨害にあってしまいました。
故意のスローダウンを嫌うローブの『ザマア見ろ』というセリフが浮かんできますねw
さて、ポイントは!?
2011年 WRC ドライバーズポイント 10位まで (第8戦終了時点)
1位 セバスチャン・ローブ シトロエン・DS3 171pt
2位 ミッコ・ヒルボネン フォード・フィエスタRS 144pt
3位 セバスチャン・オジエ シトロエン・DS3 140pt
4位 ヤリーマティ・ラトバラ フォード・フィエスタRS 96pt
5位 ペター・ソルベルグ シトロエン・DS3 83pt
6位 マッツ・オストベルグ フォード・フィエスタRS 56pt
7位 マシュー・ウィルソン フォード・フィエスタRS 40pt
8位 ヘニング・ソルベルグ フォード・フィエスタRS 26pt
9位 キミ・ライコネン シトロエン・DS3 26pt
10位 フェデリコ・ビラグラ フォード・フィエスタRS 20pt
徐々にローブが後続を引き離してきました。
このまま行くとローブか。
ヒルボネンも素晴らしい走りをしましたがローブには離されました。
圧倒的な安定度。
まだまだ王者の座は譲らないつもりのようです。
Posted at 2011/08/01 00:31:20 | |
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