Fブレーキ　マスターカップピストンとブレーキフルード交換

Fブレーキのタッチが硬くなって来たので、マスターカップピストンを交換してタッチ改善をはかる。
ミラーとヘッドライトカウル、ブレーキレバー、メーターパネルをバラして、マスターシリンダーを剥き出しにして作業する。
ピストンを外すため、マスターのフルードを、昔、理科の実験で使った「ポリエチレン洗浄瓶」で吸い取る。

これがピストン。ラバーブーツををラジオペンチで外す。

ブーツを外すとピストンとご対面❗️
ピストンはサークリップでマスターカップに固定されてます。

クリッププライヤーを使ってピストンを外す。

上：外したピストン
下：新品のピストン
あとサークリップと座金、ブーツが付属している。

スズキ純正品
マスターピストンカップセット
品番59600-04830
ブーツ
品番59666-04J00

ピストンラバー、ブーツにはシリコングリスを必ず塗布すること。

ピストンを組みつける。
座金とサークリップには打ち抜きのRが付いているが、必ずそれぞれ
座金はRを外に
サークリップはRを内向きに
組みつける事、こうすることで、特にサークリップは、ピストンの圧力で外れるのを防ぐ事ができるそうだ。

ブレーキフルード交換は、キャリパーのニップルからシリンジ（注射器）を使って行なった。
1️⃣マスターカップのフルードをポリエチレン洗浄瓶で全部吸い取る

2️⃣シリンジに約30cc新品フルードを入れてホースをキャリパーニップルに接続

3️⃣シリンジを上にしてホースのエアをシリンジに追いやり、8mmのメガネスパナでキャリパーニップルを緩めてフルードを入れる。（マスターカップの油面を見ながら溢れないように注意すること）

4️⃣マスターカップの油面がいっぱいになったら、キャリパーニップルを閉めてマスターカップのフルードをポリエチレン洗浄瓶で吸い取る

5️⃣ 2️⃣〜4️⃣を4回ほど繰り返せばキレイに交換できる。

6️⃣車体を傾けたり、キャリパーをゴムハンマーで軽く叩いたりしながらブレーキレバーをニギニギしてエア抜きする。

7️⃣キャリパーニップルを少し緩めてキャリパーのエア抜きをしてニップルをしっかり閉める。
ニップルに残ったフルードは、ティシュでコヨリを作って吸い取ってキャップをする。

8️⃣最後にマスターカップの油面を確認してフタをして完了

ブレーキフルードのこぼれたところは、たっぷり水をかけてウエスで拭き取ると塗装面を痛める事がない。
ヘッドライト、カウル、ミラーを元に戻して作業終了

ここまでの走行距離：14,013km