5速のクロスなミッションを積んでいるE12改。それゆえに高速道路の巡航で油温は100度を超えていたのが以前から気になっていました。
初めは汎用品を使ったオイルクーラーにトラストのサーモ入りオイルブロックを使った仕様でしたが、サーモが閉じていても目測1/4くらいはコアに流れる油路は開いており、その循環分だけで冬場の油温は70度まで落ちこんでいたのです。
それがずーっと気になっていたのと、「エンジンオイルの塊が剥き出しって怖くね?」と思い空冷をやめました。

そこで水冷オイルクーラーですが、コア探しに非常に難儀しました。
純正採用されているコアはオイルブロックの物ばかりでトラストのオイルブロックが使えなくなります。有名どこだとK6Aターボでしょうか。

そんな中見つけたのがドゥカティのストリートファイターSというバイクのコアで、結びつけてくれたのはヤフオク。ありがたい。

KTMの一部のバイクと同じ物らしいです。
これの凄い所はコアの油路出入口が交換できるという事で、コレのおかげでAN10化が出来ました。

この時点で油路の課題は解決。
次は水路の取り出しですが、「ボトムワン」という店の「アルミパイプT型」を使いました。これはカート用の部品らしいです。地味にこの役割のパーツも無くて難儀しました。

水路の取り出し口の直径がコア(φ12)とアルミパイプ(φ16)で異なるため途中にキノクニの変換パイプを入れています。
とりあえず心のナラシを終えた現状は、漏れやホース抜けも無く大丈夫そうです。
冷却水のエア抜きをするためにアイドリングしている間はあまり油温の変化具合の違いは分からなかったですが、いざ走ってみると油温はず━━っと90度をキープ。
一度上がるとずーっと90度。高速道路やサーキット走行時はどうなるのか楽しみです。
冬場はヒートエスクチェンジャーな側面を期待して、暖機が早くなるといいな。
Posted at 2020/06/21 20:07:03 | |
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