アルファロメオ147と

10年前から3年ほど、英国勤務をしておりました。
英国の自動車ブランドは、自動車自体が英国生まれであることから多かったわけですが、当の英国人の多くは他国ブランドを好んでいるようでした。
英国は貧乏人も多くて、小型車はフォードや英国産のトヨタ、VWなんかが多かったんですが、アッパーミドル以上になるとドイツ車が圧倒的に多かったですね。
シュコーダ、ヴォクスホールなんていう、OEMでモデル展開している日本になじみのないブランドもありました。

そんな中、小型車でも少し余裕のある層に意外と人気だったのがアルファロメオでした。
同僚の英国人も、アルファロメオに乗っていてなんとなく誇らしげでした。

日本ではどうでしょうか。
アルファロメオは、一目でそれとわかる面構え、そしてかなり変化球のデザインが目を引く車づくりをしていると思います。
この、他のブランドの潮流から外れたデザインアイコンがハマれば、買いでしょうね。

日本では、ちょっと前までMINIなんかも同じようにレアな存在として、少ないユーザー同士で結構つながりもあったと聞きます。
しかし今はMINIの販売台数も伸びて、決して珍しいブランドではなくなり、一般の手の届くレアな正規輸入外車というと、ほかにフィアットかフランス車くらいしかなくなってきましたね。

今回隣に駐車した147というモデルは、すでに旧モデルという事で、2010年以降はジュリエッタになっているとのことです。
でも、デザインが独特であるためか、まったく古い車には見えないです。
現行ジュリエッタと並んでも、どこと言って劣っていない。

それに色。
定番であるレッドではなく、濃いネイビー、渋いチョイス。
ボディもきれいに磨かれていますし、大切にされているんだなと思いました。


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