真っ白になった日

50年生きてきた。昔の人は「人生50年」と言ったものだ。
スポーツだけは一生懸命、汗水たらして頑張ったつもり。
サッカー、マラソン、自転車。「真っ白になるまで。それこそ灰になるまで頑張ったのは２度。」

サッカーの試合だと必ず空白の時間がある。ボール触って無い時間の方が圧倒的に長い。
ダッシュした後にダラダラとジョグする事も随分あるもの。一瞬一瞬に物凄いエネルギーを使う分
空白の時間も決して短くないんだよね。普段から力一杯練習してきたからね。
まあ練習以上のプレーは出来ないから.....

自転車は“琵琶湖一周サイクルマラソン”に友人達５人でエントリーして全員完走。
180kmの距離を走り切る為に“青少年公園”の自転車周回路を２度150kmぐらい走ったから。
当日は案外余裕で完走してクルマに自転車載せて帰って来て翌日普通に会社に行ったよ。
自転車は登り坂はキツイけど下りは漕がなくていいし。

一番キツイのはマラソン。止まる事も足を休ませる事も出来ない。ひたすら走るのみ！
１年目は係員がコース間違えるんだもん....　いくつもある関所でタイムオーバーしてバスに乗る
なんて俺の辞書にあってはならない事！オーバーペ－スと分かっていながら必死で走ったよ。
ゴールした時は「もうこりごり。」って感じだったけど....
惨敗したまま終わらせるなんて考えられないから。
結局、10年連続で出場し完走。
10年目だけは怪我との戦い.... 右足が故障し、かばって走った左足も悲鳴を上げた.....
前半の貯金が無ければ一生悔いに残る結果もありえたかも....
今では良き思い出かな？

そう何度も「真っ白」にならなくとも良いけど....

もう一度「ボロボロ」になりたくて“往復300km”の“一人旅”を敢行するんだ。
勇気と栄光を取り戻す為に！！