
投稿が遅れてしまったが、5日に地元のジャズ屋さん"Take5"を覗いてきた。
この店では土曜に、アマチュアがプロミュージシャンを招いてライブを催ってることが多く、この日はアルトサックス奏者の岩田 江氏を招いて、ピアノトリオにギターまで加わる厚みのあるメンバー構成。
しかもエンジニアであるギターリストと哲学者として教鞭をとっているピアニストは、オーガナイザーによってはプロと表記するレベル、アマチュア臭を感じさせないサウンドは、元々安い1,300円のチャージのお得感を際立たせている。

2nd.set途中に、友人のジャズドラマー荒巻 敬司氏が来店、set終了後にプロフェッショナルなスティック裁きを聴かせてくれた、スパイシーなデザートの様な。
極力音数を減らし、スピードだけでなく音圧にも緩急をつけてメロディ―を持たないドラムを歌わせる、正にProfessional !
濁りのない鋭いスネアがハートを突き刺す様は、素早く直線方向に向き変えを終わらしフルスロットルで立ち上がるエクゾーストノートにも似てる。
政府発表の景気上昇グラフとは逆カーブに、近年ライブハウスは冷え込んでいる。
発表会よろしく友人を沢山集める地元アマチュアミュージシャンのライブで生計を立ててる店も多い。
露出度の高い芸能人要素を持った人は別として、プロが生きにくい時代である。
クゥオリティで選ぶ客が減ってしまった。
しかしたいていのジャズハウスは、プロの生演奏を聴くことを薦める、ここTake5も。
「ジャズは生物」同じ楽曲でも、場所、時間等で構成が変わる、勿論メンバーによっても。
けして安定してないからではない、高度な音楽理論に即興でセンスを加味するからである。
静かでスロウな曲でも、メンバー間で展開を図る熱い緊迫感が漂うことがある、JAZZ !
ここTake5では、アマチュアミュージシャンにはプロとプレイすることで、オーディエンスにはサウンドでJAZZを感じさせる。
チャージは少し高くなるがプロオンリーの珠玉のジャズタイムも年に数度体験できる。
景気の悪い昨今、他店でもハイクオリティなジャズが、リーズナブルプライスで聴ける事が多く、オーディエンスにとってはチャンスとも言える。
ジャズじゃなくてもいい、たまにはカーオーディオから離れて生のProfessional sound に浸る事をお薦めする。
Posted at 2015/09/17 19:42:08 | |
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