
今回はClio Gr.A製作に欠かせないショップを備忘録的につらつら書こうと思う。
とうとうGr.Aプロジェクトが始まった。
社長との約束で、僕のプロジェクトに専念することは無理なこと、日常業務の合間に作業することになっていたのでのんびり構えて待つ事にした。時々顔を出しては進捗を確認するのだが、一向に作業は始まらないのであったw
待つ間はヨーロッパから続々と部品を買い集めていた。
日本でシビックやAE86のチューニングパーツが今でも手に入るように、ヨーロッパにはClioの競技部品のリプロを今でも製造販売している店がある。代表的なショップは以下の通り。
Bordanova sport クリオ専門店。ここがなければGr.Aは作れなかった。
Swindon powertrain フランスに住んでいるならここでエンジンチューンすべき。部品もいくつか売っているが今回は世話にならなかった。
Politecnic ここでいろいろ相談してエンジン部品を全て揃えた。こんなエンジンを作りたいって相談すると丁寧に答えてくれた。
Ruanova performance スペインのショップ。ここも色々部品を作っていて購入した。
Psa evolution イタリアのショップ。プジョーがメインだがClio Gr.Aの痒い所に手が届くような部品を提供してくれた。
MC Racing 老舗のポティパネル屋。FRPやカーボンパーツが手に入る。
Lamdev Developpment ここのジュリアンは本当に良くしてくれた。僕の希望を聞いてノンスリの入ったドグボックスを作ってくれた。
FF motorsport ここはこんな部品が手に入るのか!というマニアックな部品を作ってくれるのだが、社長のロジャーはあかん。全然部品を送ってくれない。かなりの部品を買ったが、Gr.Aペダルを注文してすでに2年以上。催促するとごめん、すぐ送ると言い続けている…💦
Multi Pieces Competition ここもクリオ専門店。Bordanovaと双璧をなすと思う。しかし日本に発送してくれないので買う時は受け取り代行を使う必要があるのが面倒。
Matijaturbo ebayでマニアなら流涎のパーツを売っている。
Matter motorsport ロールケージは此処。フランスにいるなら車を預けてボディ製作してもらいたかった。
これらのショップはgoogleで検索するだけでは辿りつかないところも多い。Mikado racingやFacebookを通じて実際にフランスでクリオGr.Aでラリーをしている人に教えてもらったところもある。SNSの恩恵を存分に受けることができた。
日本と違うのはフランスでは今でも競技部品が手に入るということ。90年代当時ルノースポールが作っていた競技部品のリプロパーツがほぼ手に入るのだ。FIAのお膝元だからか、ホモロゲーションを遵守した車作りが出来る環境が凄いと思った。
例えば32GT-RのGr.Aを作ろうと思っても部品がない。ストリートチューンは出来る。Gr.Aよりハイパフォーマンスな車両を製作することはできるがそれではFIAのヒストリックカー公認は取れない。となると彼の地の日本車愛好家はヨーロッパでレースに参加できない。これは非常に勿体無いと思う。レースやラリーで活躍した日本車の往年の競技部品を提供すれば世界中で日本車ファンによってGR.AやGr.B車両製作が始まると思う。
Posted at 2025/08/17 09:58:12 | |
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