しげさんのネタに感化され、20年以上前に製作した934にスポットを浴びて頂くことに。

・・・しばし思い出話を。
思い起こせば、スーパーカーブーム真っ只中の1978年の正月に、帰省していた祖父母が住む宇都宮市の中心街にあった福田屋だったか東武デパート(両店とも健在なのか??)へ、お年玉をかき集めて向かった。お目当てのマルイのカウンタックを探しにおもちゃコーナーの模型売り場に向かうと、最上段に誇らしげに陳列されていた巨大なパッケージのタミヤの934と935に釘付けに。父親に頼んで両方のキットを交互に降ろしてもらい、小3には大きすぎる上箱をゆっくりと持ち上げて中身を凝視。作れるのか?という親の心配をよそに、買う気満々で財布を覗くと5,000円。一方の934は5,500円、935は更に高く6,000円の値札シールが・・・。見かねた親が「足らない分は出してあげる。好きな方を選びな」との助け船もあり、好きだった930のイメージに近い934をめでたく購入! ただし、やはりというか当然と言うか、この精巧過ぎる巨大模型は若干9歳にはハードルが高く、最後まで組み立てられずに1年後には跡形もなく消え失せていた。
その後、社会人となり約30年前に旧車イベントで中古購入(確か4,500円程度)し、その後幼少の頃のリベンジとして組み立てたのが画像のモデル。1/12のビッグスケールは他メーカーでも出していたが、やはりタミヤは群を抜く精度で今でもスポット再生産されるほど、完成度は恐ろしいほど高い。
当時の逸話として定説なのが「1/12の934は商業的には失敗したが、そのプラモデルのボディを使用したRCを開発したところ、精密ボディのRCとして爆発的な人気を博した」というもの。プラモ派の当方としては、当時はそのような記憶は全く無かったが、そもそも小3ではラジコンを組み立てて遊ぶ年齢には達していなかったことが最大の要因であろう。但し、兄のいる友人は多少かじっていたと記憶する。

時は流れ、1/24でも934が発売された。かつての1/12をオマージュしたようなパッケージには懐かしさを覚えたが、その反面パーツ数は極力削減されていたため塗装が面倒ではあったが、こうして見比べると、あの頃の甘酸っぱい思い出が蘇る。
Posted at 2023/08/19 21:40:22 | |
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プラモデル | 日記