
本年は櫻井眞一郎氏ご逝去後満三年の年(2011年1月17日にご逝去)にあたります。
過年、青山斎場での告別式には愛機「ステルビオ」列席のご招請をきながら、東日本大震災のためお伺いすることができず、いまだにそれが悔いとなっています。
過日、ハチマルヒーロー誌より「ノスタルジック2デイズ」へS&Sバージョンドリフトパッケージの展示を求められ、櫻井氏生前の情熱に敬意を表すべく、会場に車両を持参したという次第です。
以下に、ちょいとばかりこの車両についてご紹介させていただきます。
● 名称と生産台数について・・・。
この車両の正式名称は<S&Sドリフトパッケージ>といいます。
「『最後まで造りこむ事のできなかったR31に手を加え、ひとつの回答として示したい』という、当時オーテックジャパンの社長であった櫻井眞一郎氏の思い入れから生まれた車両である」と、当時の担当氏が話してくれました。
現在、試作機1台、他に同型機1台の存在を確認しています。

● 内外装について・・・。
オーバーフェンダーは、オーテックデザイン。
16inchのホイールは、WORK・E-WINGで、オーテックの特注品(8jj・off+12)。いまでこそ16inchiなんてちっちゃなホイールですが、マフラー一本を社外の製品に交換することすらキビしかった時代では、夢のようなサイズでした。
以後、<外見ノーマル>で乗り続けてまいりました。が、いかんせん塗装(クリア)がかなり傷んできました。そこで、全塗装を機に、長年しまっておいたAD-threeのサイドステップ、モアコラージュのリアウィング、太目のマフラー、ミッションをATからマニュアルに変更、そして、ステルビオのシートを装着しました。
夜、市街地を走るときには、その野太い排気音のため、ひぢょーにきんちょーします・・・(笑
● エンジンについて・・・。
この車両のパワーユニットは、「ザガート・ステルビオ」のものです。
それを記念してザガートのエンブレムをフロントアーチ後方に付けてあります。なお、最高出力は320ps/6000rpm、最大トルクは41.0Kg・m/2800rpmです。

● 以後20年・・・。
換装当時は、スカイラインにV6なんて邪道だろ・・・と言われたものでした。
が、時代は移り、スカイラインはV型のユニットを搭載するようになりました。
「想えば遠くになったものだ」と、隔世の感をいだいています。
かれこれ30年近くを一緒に疾ってきた相棒・・・これからも一緒に時を過ごしてゆきたいと心から願っています。
Posted at 2014/02/25 22:52:18 | |
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R31 | 日記