
アバルトのハンドル位置がイマイチなのは、よく聞く話で、みなさんが手を出す改造点でもあります。一般的なのはステアリングボスとmomoなどのステアリングに変更する方法。ディープコーンにすれば、グッと手前に来ますから、ポジションも改善されます。
しかし、エアバックを失う事になります。確かに、法規上エアバックレスでもokですが、仕事柄外すのは・・・・
何とかエアバックを温存してステアリング位置を手前に持ってくる方法は無いか、と半年ほど検討して何とかなりそうな感じがしてきたので、実施しました。
まずは、ステアリングボスを入れ込む手法は一般的な方法で。それでも何とか、海外のサイトで安い物を入手しようと思ったのですが、ネット調査がヘタなのか、全然見つけられない。仕方がないので、DESTINOさんで購入。
通常、このボスにステアリングを取り付ければ完成で、ポジションの改善は可能。エアバックを活かすため、このボスにノーマルステアリングをどう付けるかで、見つけたのがこれ。クイックリリース用のアダプター。当然、社外品のステアリングを取り付ける事を前提としているが、ステアリング側に付くプレートをノーマルステアリング裏側から付けられれば可能なはず。
とは言え、4点式で固定されエアバックを必要としないサーキット遊び時も考慮して、クイックとまではゆかなくとも、簡単に交換できるようにしたいな。なので、このアダプターを2個準備。
ネット購入したバックスキンのステアリングの裏側にこのプレートを取り付けます。サーキット用だけだったら、ホーンは無視して良いのだが、やっぱコイツも活かしたい。結構加工が必要でしたが、何とか取り付けられた。
ボスとアダプターとステアリングを組み合わせると、こんな感じに。う〜ん、ノーマルより圧倒的にカッコいい!
電装系の対応をしないとならないので、取り敢えずカッコいいステアリング装着という事で。
お馴染みのコラム部のアッパー、ロワーを外します。
見難いですけど、エアバックのユニットをこの穴からマイナスドライバを突っ込んで、内側から外側にこじって外します。ステアリングを25度くらい回した位置でロックをかけておくといいかな。でも、そのズレをちゃんと意識しておかないと、後々センターがズレます。
エアバックを外すとロックナット部が見えますが、ここにゴムのカバーが付いています。このエリアには配線が入り乱れていますので、このゴムカバーは必須です。
このロックナットは24mm! でかい。買ってこないとダメかな、と思ったらホイール用のトルクレンチにあるじゃん! こいつを使って楽々緩めます。
色々と問題はあり、対策に時間はかかりましたが、こんな感じで取り付きました。
配線類の処理はなかなかの手間です。ホーンの配線2本をハーネス途中から引き出して、New ステアリングからのラインとコネクターで接続。エアバックへのラインは延長して4極のコネクターで一括取外しが可能にして、交換時にダミー抵抗も同じコネクターにする事で、交換作業を楽に。ステアリングスイッチ類のハーネスは、全線延長してオリジナルのコネクターを流用。
ボスの中が少々入り乱れてしまった(笑
ノーマルのステアリング裏側にプレートを固定。6個の穴加工は大変なので、3つだけ。
ノーマルステアリング位置が10cmくらい手前に来たかな。サーキット用はちょうどいい位置だけど、ノーマルは3cm近すぎるかも。エアバック部がステアリング部より出っ張っているので、手がクロスする時にホーンに少し触る。送りハンドルに徹すれば良いのかな。
あと、若干前後方向でガタがあるが、回転方向のガタは無いので、まあいいかな。気になれば、固定用のボルトも考えましょう。
何とか完成ですが、ウインカーレバーがちと遠い。コイツも何とかしましょう。
ネット通販でこんなのを2セット購入。樹脂製はすぐに見つかったのですが、やはりアルミ製が良いので探すのに時間が掛かりました。
付属のボルトだと届かないので、すぐにHODAKAさんに向かい、M4, 25mmのステンレスボルトを購入。頭は当然六角に。付属のスポンジで厚さの調整をして取り付け。裏返したり、向きを変えたり色々試行錯誤の後に取り付け完了。まあまあな感じかな。
ワイパー側も同じように。
ちとゴツい感は否めませんが、いいかな。
次は木製のステアリングも試してみようかな。
Posted at 2018/10/07 13:00:20 | |
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