
本日は、東京富士美術館で開催中の「レオナルド・ダ・ヴィンチとアンギアーリの戦い」展を見てきました。
レオナルド・ダ・ヴィンチとタイトルが入ってますが、ダ・ヴィンチの直筆のデッサンが何点かあるだけですが今回の展覧会は、二人の巨匠の未完の大作が後世の画家達に多大なる影響を与えたというのが目的です。未完の大作、レオナルド・ダ・ヴィンチ、アンギアーリの戦いとミケランジェロ・ブオナローティ、カッシナの戦いの模写とデッサンが見所です。もし見るなら簡単な予備知識として次の事を、書かせて貰います。
レオナルド・ダ・ヴィンチ、アンギアーリの戦いは、部分的には完成していたのですが、絵具を乾燥させる時に新しい方法で乾燥させようとしたら絵具が乾燥中に溶けてしまい、その修復が上手くいかず途中で断念したそうです。
一方のミケランジェロも、本人は絵画よりも彫刻の方が得意でしたが、それでも下絵まで描き後は仕上げだけの段階でローマ教皇の命令でそのままローマに行ってしまい、そのまま戻って来れずに未完のままで放置されました。
歴史にifは付き物ですが、絵具の乾燥が上手くいっていたらアンギアーリの戦いは完成し、ローマ教皇の命令が無ければカッシナの戦いが完成しており、フィレンツェの政庁舎内の500人広場の壁画はヴァザーリの作品では無く二人の巨匠の作品だった可能性が非常に高かったはずです。
大雑把な予備知識は此くらいとして、アンギアーリの戦い、カッシナの戦いの模写やデッサンは見ていて飽きません、それと同時に影響を与えた画家達ラファエロ、ルーベンス等などの巨匠に多大なる影響とインスピレーションを与えた二人の巨匠に脱帽です。それともう1つアンギアーリの戦いを東京藝術大学の総合芸術アーカイブセンターのスタッフ達によって立体彫刻として、本展覧会に展示されており平面の絵でなく立体としてアンギアーリの戦いを表現しているので、此も見所です。
長々とした文章に最後までお付き合いありがとうございました。車の方もボディ補強を考えていますので、そちらの方も近々このブログにアップするつもりです。
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Posted at
2015/06/07 19:18:16