
コミック同様に久しぶりに紹介したい小説は『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズ1~7巻です。
物語の内容は1巻目に亡き祖母の残した夏目漱石の1冊の古書の謎を巡って、就活に失敗した主人公の五浦大輔がビブリア古書堂に訪れますが、店主が或る怪我を負ってしまい入院していると店主の妹から言われると病院に訪れます。そこで本作のヒロイン篠川栞子と出会い結果、夏目漱石の古書の謎を解き明かしその過程でビブリア古書堂でアルバイトとして働く中で古書を巡る謎解きが発生しその度に篠川栞子は僅な手掛かりから真相を明かしますが、その過程で篠川栞子の怪我は雨の日に何者かに階段から突き落とされて怪我をし、突き落とした犯人から太宰治の『晩年』を渡すように要求されます。そして1巻目のラストで犯人と栞子が対面し、そこに五浦大輔が栞子を助けようと乱入しますが栞子は手にした『晩年』に、とんでもないことをします。それが何かは是非とも読んで下さい。
その後2~5巻もビブリア古書堂でアルバイトとして五浦大輔は働き怪我から復帰した(と言っても歩行には杖が必要な)篠川栞子の手伝いをしながら持ち込まれる古書を巡る謎解きが展開されますが、その過程で明らかに成っていく栞子の出生の秘密、6巻では再度の太宰治絡みの騒々に関わりそれらの過程で発生し判明した篠川栞子、出生の、いや篠川家の秘密が明らかになると同時に五浦大輔自身も間接的にも篠川家に関わっているのが判明します。
そして、つい先日発売した最新刊と同時に完結編の7巻、栞子さんと果てない舞台が刊行されました。物語的には夏目漱石か、グーテンベルク聖書もしくはグーテンベルクのテストシートが絡んで来る物語だと予想していたら、まさかまさかのシェイクスピアが絡んでくるとは予想外でした。ブログ主もシェイクスピアの戯曲は何冊か読んでいる為楽しみながら読んでいます。シェイクスピアの古書が栞子と大輔にどう絡んでくるのか是非とも読んで楽しんで下さい。一応最所に物語の触りだけを述べると太宰治が絡み、そこからシェイクスピアの古書が出てきますので完結巻に相応しい読み応えは充分な作品に仕上がってます。
それから、実写ドラマとアニメ化が決まりましたが実写ドラマの方は若干いや、かなり不安です(頼むから剛力のアレは勘弁してくれよな)アニメ化に関しては栞子さんの声優さんが誰に成るのか物凄く気になります。個人的な願望と予想ですが次の声優さんかなと思います。
本命 能登麻美子
対抗 早見沙織
大穴 原田彩楓
と、予想しています。
余談、ビブリア古書堂の事件手帖はスピンオフが今後発行する予定なのでそちらも楽しみです。
誤字脱字修正
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2017/02/26 12:43:35