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機動戦士ガンダムTHE ORIGIN 1 青い瞳のキャスバルが公開されていたので、それに関係した小説を紹介します。
福井晴敏 著 機動戦士ガンダムUCユニコーン1～10巻です。アニメ化になっているので、そちらをご覧になっている人も多いと思いますが、小説は小説で面白いです。
ここから先は、色々とネタバレになりますがそれを承知のうえで読んで下さい。
小説版だとネェル・アーガマが一時的に乗っ取られますが、アニメ版だと奇妙な同棲状態の扱いになっています。
他にも、トライスターというチームの扱いも又アニメ版と小説版では、大幅に違いますし、ラスボスの機体からして違いますアニメ版だとネオジオングがラスボスですが、小説版だとシナンジュそれも半壊状態の機体がラスボスです。
アニメと小説の違いを見ながら楽しむのがお薦めです。
最後に１つ、作品内で登場する「貴婦人と一角獣」の六連作のタペストリーをどうも架空の存在と思っている人間が若干いますが、このタペストリーは実在します。フランス国立クリュニー中世美術館に展示されており、フランス国外に貸し出されたのは過去に二回だけ、1974年のアメリカ、メトロポリタン美術館と2013年の日本、国立新美術館だけというレア物です。実際アニメ版の方は実物より少し小さいですが、タペストリーの再現には映像越しでもスタッフ達の気合が伝わってくる出来映えです。
小説の紹介なのに何故かタペストリーの説明の方が多くなってしまいましたが、読む機会があるなら是非とも読んで下さい。因みに個人的にお薦めの巻は、6巻の「重力の井戸の底で」がお薦めです。アニメ版と小説版の違いがハッキリと分かる巻で、小説版の戦闘シーンの描写は屈指の物です。長々とした文章にお付き合いありがとうございました。