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タイプRチューニング日記のブログ一覧

2015年12月30日 イイね!

メカについてのss レクチャー おまけ

PVの話を書こうとしたら、ネタを思い付いたので書きます。
美城プロダクション 駐車場 0700時
その日の朝、三船美優は市原仁奈と一緒に朝食前の散歩を終え、食堂に向かおうとしていたら市原仁奈が駐車場に止めてある2台の車、青い車と赤い車を見付け、そして青い車を見ると三船美優に声を掛ける。
「みゆお姉さん、この青い車シールが一杯貼ってあるで、ごぜーますよ」そう言って青い車に向かい、シールを貼ってある青い車を興味深く見ている。市原仁奈に三船美優は行こうとしたが、行き成り目の前が暗くなった。
「ふ、ふ、ふ、仁奈ちゃんの所に行きたいなら、私が誰か当てて下さい。美優さん」その聞き覚えの有る声を聞いて、誰が自分の視界を遮っているのかが分かった。三船美優は軽い溜め息をつきながら、視界を遮っている人物に答える。
「朝から何をやっているんですか、楓さん」
「正解です。美優さん」楓と呼ばれた人物、高垣楓は楽しげな声で答えるが三船美優の目隠しを止めない。
「楓さん、正解を答えたんですから。目隠しを止めてください」
「直ぐに答えてしまったので、罰としてもう少し目隠しをさせて貰います」そう言って、三船美優の目隠しを止めない高垣楓であり、そんな高垣楓の自由奔放な返答に三船美優は仕方ないと諦めの息をつく。
「美優さん、この前みたく強引に振りほどかないんですか?」
「それで、振りほどいて『美優お姉さんは、私のこと大嫌いですか!!』とスタジオ内で大声で言って、その後、結構大変だったんですから。だから、楓さんが飽きるまで私は何もしません」
「そうですか、あ、でも今仁奈ちゃんが青い車のシールを剥がそうとしてますよ」
「え、仁奈ちゃん、そんな事したら駄目よ」そう言って、高垣楓の目隠しを強引に振りほどき市原仁奈を見ると、シールを剥がす事などせず、貼ってあるシールをじっと見ている市原仁奈がおり、それを見た三船美優は自分が騙されたことに気づき高垣楓を見る。
「楓さん」
「仁奈ちゃんがいるときには、この手は結構使えますね」イタズラが大成功した子供のような目で高垣楓は三船美優を見る。そんな事をやっている最中、市原仁奈が声を掛ける。
「みゆお姉さん、このシール何て書いてあるんですか。教えてくだせえませ」そう言って、振り返え高垣楓の姿を見ると挨拶をする。
「おはようごぜーます。かえでお姉さん」
「仁奈ちゃん、おはよう」そう言いながら市原仁奈に向かいながら、三船美優に言う。
「美優お姉さん、私も何て書いてあるのか知りたいんで教えてください」そう言って、ニッコリ笑う高垣楓に三船美優は仕方ないと思いながら返答する。
「そうね仁奈ちゃん、楓お姉さんと一緒に何て書いてあるのか、知ろうか」そう言って青い車、FD2の運転席側のドアからフェンダーに貼ってあるシール、ステッカーを見る。
「え~と、MPTF、無〇、〇ーカー、フィール〇、ジェイ〇レーシング、〇プーン、M&〇〇ンダ、エ〇ケイと書いてあるわよ。仁奈ちゃん」三船美優がそう言うと、市原仁奈がすぐに答えたが同時に新しい疑問も聞いてきた。
「お~、そう書いてあるでごぜーますか、それでどんな意味でごぜーますか?」その返答を聞いた高垣楓も聞いてくる。
「美優お姉さん、私も知りたいです」そんな二人の返答にどう答えるか困ってしまう。三船美優だった。
美城プロダクション 食堂内 0810時
山本敬太郎が一ノ瀬志希を連れてこの場にいるのが場違いな二人組の男性、荻村瑞希と野島大樹の会話を聞いていた。鷺沢文香は、二人の顔を見てある記憶を思い出し思わず声に出してしまった。
「あ、もしかして、あの二人は…」それを聞いた。古澤頼子もそれに反応する。
「文香さんも、そう思いますか」そう小声で返答するが、それを聞いた和久井留美は、意外そうな表情で二人に聞く。
「二人共、あの二人を知っているの?私に言わせればいくら山本さんの依頼でも非常識な事をした二人組にしか見えないんだけど、それと同時にそんな非常識な依頼もした山本さんも山本さんよ」そう和久井留美は言うと昨日の夜2台の改造車が現役のアイドルを乗せて、首都高を走った事だけでも問題なのに、レース染みたことを行った事を聞いたときには、開いた口も塞がらない表情をしたものだ。
「…確かに、非常識な事をしたかも知れませんが、あの二人が居なければ日本文学の伝説の一つが証明出来なかった可能性の方が高かった筈です」
「文香さんの言う通りです。価値を知らない人間が見たら、そのまま捨ててしまう可能性があった筈」古澤頼子の返答に和久井留美は、興味を持つと尋ねる。
「日本文学の伝説、なにそれ?」
「…和久井さん、夏目漱石の『月が綺麗ですね』と言う言葉を知っていますか?」
「確か、夏目漱石が英語を教えている時に、生徒の一人がI LOVE YOUを訳した際に『我、汝を愛す』と訳したけど漱石はその際『君、日本人なら月が綺麗ですねと訳すべきだ』と言った逸話だった筈よね都市伝説の類いの話じゃなかったかしら?」和久井留美がそう答えると古澤頼子が返答する。
「そうです、長年の間その話しは夏目漱石が存命中には流行らず、夏目漱石の死後になってから流行った話でしたが1年前の箱根のとある古民家に古書鑑定で訪れた夫婦がその逸話が事実だと裏付ける書簡を見付けましたが、直後に強盗にあい盗まれましたが、丁度そこを偶々通りかかった二人の男性が盗まれた書簡を取り戻すために、ターンパイクで逃走する犯人を捕まえました」
「ちょっと待って二人共、もしかして二人の男性ていうのは」
「…今、山本さんと話している。あの二人です」
「事件後、見付けた夫婦と強盗を捕まえた二人の男性が、結構話題になりましたから」鷺沢文香と古澤頼子の返答を聞きながら、和久井留美は言われて見れば、一時期話題になった記事を完全に思い出し、改めて二人を見る。
美城プロダクション 駐車場 0845時
特徴のある排気音を響かせながら荻村瑞希と野島大樹が駐車場を出るのを見た。山本敬太郎は見送っている四人の後ろで呟く。
「荻村君、あれは別の意味で化け物だよな。本当に信じられない」その呟きを聞いた。多田李衣菜が返答する。
「うん、後ろで見ていても、ロックでかっこいい走りをしていましたからね」その返答に、山本敬太郎が少し笑みを浮かべながら答える。
「そういう意味じゃないんだ。なあ、荻村君と野島君の年齢いくつぐらいに見えると思う?」
「野島さんは、20代後半位で、荻村さんは、それよりも一つか二つ位上に見えたと思うんだけどにゃ」そう前川みくが答える。
「うん、野島君は28才で合っているけど、荻村君は全然違うんだ。知っている範囲内で荻村君の実年齢を一目で言い当てた人間はいない。荻村君、俺より二つ下の43才って言っても誰も信じんよ」その返答に見送っていた四人が全員驚きの声を上げる。
「43だ、全然そんな歳に見えねえ!!」
「山本さんとほぼ同い年って言っても、誰も信じないよ!!」
「その答えが、ロックすぎます!!」
「李衣菜ちゃん、何でもロックって言えば良いもんじゃないけど、そう言いたくなるのも分かるにゃ!!」向井拓海、木村夏樹、多田李衣菜、前川みくがそう言うのを聞きながら再度山本敬太郎は言う。
「うん、俺もそう思うよ。以前な荻村君が冗談で実年齢を30才って言ったことが有るんだけど、その事を本気にした人間の数知れずだよ」そこまで言うと、後ろから声が掛かる。
「信じられない、分からない、分からないわ、私と同じ名前なのに、どうすればあんなに若々しく見えるのかが、分からないわ」そう茫然自失な声で言うのは川島瑞樹であり、それを聞いた山本敬太郎はどんな言葉を掛ければ良いのか、分からなくなってしまった。

作者から一言、美優さんに声がついたら、デレマスをプレイするか、そして美優楓は最高の組み合わせ
2017年2月27日、加筆修正
Posted at 2015/12/31 22:31:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2015年12月26日 イイね!

装着

装着部屋を整理していたら、失くしていたと思っていたウィランズ製の四点式シートベルトが出てきた為、DIYで装着しました。結構、かっこ良くなりました。
Posted at 2015/12/26 15:30:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2015年12月26日 イイね!

メカについてのss レクチャーその13最終話

美城プロダクション 女子寮食堂 0750時
朝の食堂で寮住まいのアイドル達が朝食を食べているが、時たま食べる手を止めて食堂の一角を見ており、その視線の先には二人の男性が座ってアイドル達と混じって朝食を食べていた。第三者が見れば羨ましいと思うも知れないが、もし、そう思っている人間がいたら遠慮なく変わってやるぞ、本当に変わってやっても良いぞ、遠慮するなよ。
「なに、口に出して言っているんですか荻村さん」
「口にしてたか、野島君」そう二人の男性の正体は昨日の夜倒れた荻村瑞希と野島大樹であり、そして、この場にいる居心地の悪さを感じており、倒れた理由は山本敬太郎から聞かされていたが、改めてそれを確認したくなり荻村瑞希は野島大樹に尋ねる。
「什麼生(そもさん)」
「説破(せっぱ)、荻村さん禅用語で我、汝に問うと言っても分かる人間でないと、分かりませんよ」
「その禅用語を教えてくれたのは野島君、君だよ」
「そうですけどね」因みに説破(せっぱ)の意味は、我、答えるという意味だ。
珈琲を一口飲むと、野島大樹は荻村瑞希に答える。
「一言で言えば、急激な眠気に襲われて、それを耐えながらここの女子寮までたどり着いて、ここの食堂で眠気覚ましに珈琲を飲んでいたら、そのまま寝てしまったんですよね」
「そう何だよね。そして、その原因がね。正直言って笑うに笑えん」
「というより、モルモット扱いですか俺達は?」そう言うと、野島大樹と荻村瑞希は二人同時に深い溜息をつき場の空気が少し重くなった為、話題を変えるべく野島大樹は荻村瑞希に聞く。
「それはそうと、昨日の夜黒田さんのFC3Sが湾岸を走っていましたけど、あれって偶然ですかね?」
「神はサイコロを振らない、アインシュタインの言葉だ。偶然とは思わないよ。アルテッツアターボ目当てで間違いない筈だ多分」
「そう思いますか。差し詰め黒田さんは善きサマリア人ですか」
「善きサマリア人ね、ダン・ブラウン作の『天使と悪魔』かい、それとも聖書の方か」
「聖書の方ですよ」
「聖書を持ってくるか野島君、確か追い剥ぎに襲われた傷付いた旅人の話で福音書の第何章だったかな?」
「にゃはは、ルカによる福音書第10章だよ」
「そうそうルカの福音書で、最初に司祭が通りかかるが、その旅人を無視して通り過ぎて、次に」
「レビ人の旅人がその旅人を見かけますが、レビ人の旅人も無視して通り過ぎて行きます」
「そんで、サマリア人の旅人がその旅人を見付けると、傷の手当てをして宿まで連れて行って介抱するんでしょ、にゃは」
「うん、そういう話だよね」
「あの、荻村さん途中から誰かが会話に加わっている気が知るんですけど」その野島大樹の返答に荻村瑞希が横を見ると一人の女性がテーブルに頬杖しながら二人を見ておりその女性が二人を倒れさせた原因を作った人物だと思い出した。
「ふ~ん、二人とも禅用語や聖書とかの内容、結構知っているんだ、にゃは」そう言いながら笑顔を二人に見せるが、二人にしたらモルモット扱いにされた為、一瞬にして怒気が沸き起こり怒りの声を上げようとしたが後ろに、山本敬太郎の姿を見ると怒りの声を上げるのを一旦止めた。
「荻村君、野島君、本当に済まなかった。まさか、こんな事態になるとは想像していなかった。本当に申し訳ない」そう言うと山本敬太郎は、二人に頭を下げて謝る。
「にゃはは、でも一応無事に戻って来たから問題ないでしょ?」
「例え戻って来ても一歩間違えれば洒落にならない事態になっていたんだ、無論、自分にも責任が有るから。どんな罵声を言われても仕方ないが、でもな一ノ瀬志希、二人にちゃんと謝りなさい」山本敬太郎が冷静さの中に僅かな怒気を含んだ声でそう言うと、一ノ瀬志希と呼ばれた女性がその怒気に反応して、頬杖を止めて立ち上がり二人に頭を下げた。
「本当にごめんね。あたしがちょっと弄ったスタミナドリンクのせいで、こんな事になるなんて、本当にごめんなさい。にゃは」その言葉に二人は揃って溜息をつくと、自分達を倒れさせた原因を作った一ノ瀬志希を改めて見ながら、荻村瑞希が尋ねる。
「山本さん、要するにこの娘がスタミナドリンクの成分を弄って俺達に飲ませた。でも、そんな簡単に弄る事って出来るんですか?」
「そうか、二人にはまだ言ってなかったが一ノ瀬志希はギフテッドなんだ」
「ギフテッド、野島君ギフテッド、確か何処かで聞いたような気がするな」
「ギフテッド、確か先定性で生まれつき高い知能と知識を持つ人間を現す言葉で、極端かつ乱暴な言い方をすれば天才の一言で説明出来ます。例えばある種の問題を解く場合、普通の人間なら過程を得てから問題を解きますが」
「ギフテッドの場合は過程をすっ飛ばして、いきなり解答を答えてしまう。そうだろ野島君」
「そうです。荻村さん」二人の会話を聞いた。山本敬太郎は二人がギフテッドの事を知っている事に少し驚きながらも補足の説明をする。
「そうなんだ、それで一ノ瀬志希はケミカル、要は化学に関して高い才能を持っていて飛び級でアメリカの大学を卒業して、その才能を買われて国籍を問わず大企業とかのスカウトも結構来ていたんだが」
「だか、何ですか?」野島大樹が聞く。
「本人曰く、そういう事に『つまんない、興味なし』と言って、日本に帰国して普通の女子校生をしようとしていたら偶々、家のスカウトが『アイドルをやりませんか』と言ってスカウトしたら『興味ある、面白そう』と言ってアイドルを演ることになったんだ。因みに学校は都内の某高校に転校しようとしたんだが、一ノ瀬志希のプロフィールを見た学校の担当者か腰を抜かして驚いてな結果、都内の大学院に籍をおく事になった」その説明に荻村瑞希と野島大樹は、二人共頭の中で同じ結論に達した。
『『変わり者の天才って本当に存在するんだ』』そう思うと同時に昨日、走行前に一ノ瀬志希が勧めたドリンクがどんな成分を弄ったのかを、聞きたくなり荻村瑞希が聞く。
「そんで、俺達に飲ませたスタミナドリンクの成分をどんな風に弄ったんだ?」
「うん、アドレナリンやエンドルフィンが脈拍、心拍数、集中力がある程度上昇した状態で強制的に放出する要に弄ってあるの、副作用としては急激な眠気が発生するんだけど、そういう状態になるのは余程の事をしない限り発生しない筈だったんけど、にゃは」
「余程の事を俺達がやってしまったと、いうことか」
「昨日の夜の愛車との一体感は、普通じゃないと思っていましたが、理由はそういう事だったのか」野島大樹は言うと、更に尋ねる。
「そんで、何で自分と荻村さんにそのドリンクを勧めたんだい、その理由をまだ聞いてないんだが」
「うん、二人共何か緊張していたから、勧めただけにゃは」その返答に二人共同時に溜息をつくと、こう同時に思った。
『『マッドサイエンティストって存在するんだ』』
美城プロダクション 駐車場 0840時
その後、荻村瑞希と野島大樹は二人揃って女子寮の食堂で朝食を食べ終えると、駐車場に止めてある車まで行くが、車の前には見送りの人間がおり、二人を見ると声を掛ける。
「昨日はありがとうな、機会があったら今度は、一緒にツーリングしろうぜ」
「その時は、私も付き合うからね」
「昨日の走りは、ロックでした又、乗りたいです」
「李衣菜ちゃん、昨日は震える声で言っていたのに懲りてないのかにゃ」向井拓海、木村夏樹、多田李衣菜、前川みく、の順で言い、それに対して荻村瑞希は答える。
「拓海、夏樹、本当に機会があったら一緒にツーリングしようか」
「李衣菜ちゃんとみくちゃん、昨日は御免な、今度乗る機会があったらセーブして運転するから」荻村瑞希の後を野島大樹が言いながら、愛車の青のFD2のロックを解除し運転席に座り、エンジンを始動する。荻村瑞希も同様に赤のFD2RRのエンジンを始動すると朝の駐車場になんとも言えない甲高い排気音が響き、エンジンのアイドリングをしながら荻村瑞希は、助手席側の窓を下ろすと、野島大樹に言う。
「野島君、帰り道は久しぶりにターンパイクで帰るか?」
「良いですね。1年ぶりですか」
「1年前の事件以来、あそこは走ってないけど久しぶりに走りたくなった」
「そうですね。それじゃ1年ぶりのターンパイク走行行きますか」そう言うと、野島大樹はFD2を発進させ、その後を荻村瑞希のFD2RRが続く。
「それじゃ、機会があったら又、会おう」
「ツーリングするんだったら、声をかけてくれ、野島君と一緒に参加するよ」そう言って、二人揃って美城プロダクションの駐車場から車を出し、それを見送っていた木村夏樹が有ることを思い出す。
「なあ、拓海、昨日の走行中に8500回転まで回して260~70キロ出ると言っていたけど、本当に出した事あるのかな?」
「う~ん、分かんねえけど、あの車だったら本当に出していても不思議じゃないな」
「それ、分かる。乗っていて普通じゃないと思ったもん」そう二人は言いながら、2台の排気音が朝の都心に響きながら徐々に消えていくのをその場で聞いていた。
レクチャーその13最終話 終了
作者からの一言、夏の話がいつの間にか年末になってしまった。次回はPVの話を書く予定です。




Posted at 2015/12/29 09:28:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2015年12月19日 イイね!

綺麗

綺麗この時期に奈良に訪れる事が多いですが、奈良基督教会のイルミネーションは知らなかった。本当に綺麗で美しい。
Posted at 2015/12/19 19:39:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2015年12月16日 イイね!

メカについてのss レクチャー その12

芝浦PA 2200時過ぎ
タービンブローを起こしたアルテッツアターボがデルソルを先頭に芝浦PAの駐車場に車を止め、エンジンも停止させると牧島享は懐中電灯を片手に車から降り、ボンネットを開けてエンジンの状態を確認する。
「走行中のエンジンからは異音が発生していないからタービンブローだけで済んでいる筈だ」そこまで祈るように言うと、他にも異常がないかエンジンルーム内を懐中電灯の灯りを照らしてチェックしていると後ろから声を掛けられた。
「大丈夫かい?レッカー車を呼ぶかい?」その声に反応して後ろを見ると40代前半位に見える男が、此方に歩きながら来た。
「多分、大丈夫だと思います。今エンジンルーム内も見たらエンジンにはダメージは無いんで、自走で帰れます」そう牧島享は返答したが、男の答えは違っていた。
「いや、大丈夫じゃあないよ。エンジンから少し変な音が発生していたし、それにタービンブローを起こした車が白煙を出しながら帰るのは余計なトラブルを起こすか、発生させるだけだ」そう言うと、スマホを取り出し電話を掛ける。
「もしもし、東山さん、MPTFの宇佐美です。こんな夜分にすいませんがレッカー車を一台芝浦PA迄にお願いします。ええ、タービンブローを起こした車で車種は黄色のアルテッツアです。そうですか一時間内外で着くと、何処まで運ぶかですか。済まんが君の家は何処?」
「八王子ですが」
「八王子だそうです。はは、分かりました。レストアが終わったら最初に連絡しますんで、それまで待って下さい。それではよろしくお願いします」そう言って電話を切ると牧島享を見る。
「礼は言いますけど、勝手に話を進めないでくれませんか」
「悪いね、それにさっきまで張り合っていたアルテッツアターボのドライバーがどんな奴か確かめたかったからね」その返答と先程まで掛けていた電話の内容から目の前にいる人物が誰だか分かった。
「デルソルのドライバーでMPTFの店長ですか?」
「そうだよMPTFの店長、宇佐美和彦だよ。所で君の名前は?」
「牧島享と、言いますが」
「牧島享か、このアルテッツアターボ何処のショップ作業、もしかするとプライベーターでチューンしたのかい」
「いえ、ショップではなくプライベーターでチューンしました。一応整備士の専門学校出ですから出来るチューンは全て自分でやりました」
「そうか、だったらレッカー車が来るまでまだ時間が有るから君の事や、車の事を聞こうじゃないか」そこまで言うと他からも声が掛かった。
「旦那、それが噂のアルテッツアターボね」
「お父さん、いい年して何やっているの」その声を聞いて後ろを見ると店長の妻である。宇佐美美樹子と娘の宇佐美のどかが声を掛け、更に
「私の86、あんなに速いんだ」
「いや、静さん86を運転していた店長の奥さんの腕が良かったからですよ。カタログデータで比較すれば俺のRX-8の方が速いんですから」
「と、言うか、兄貴の腕が無いんじゃ無いの?」長谷川静、佐倉和人、佐倉さやかの順で喋り。
「店長取りあえずPA内の無人コンビニで、飯を食いながら話をしませんか?」
「水城係長の意見に賛成」
「同じく」
「横羽線の羽田料金所先でトラックの横転事故のお陰で、横羽線の上で5時間以上足止めを喰らってね」
「水城さん達を含んで全員が腹ペコな訳、おまけに目当てだったアルテッツアターボも店長がどうにかしちゃうし、本当踏んだり蹴ったりよ」水城勇也、田仲真二、藤澤透、周防清人、綾森杏子が後に続き。
「おい、娘、今日は女子会だから遅くなると言ってなかったかな?」
「貴方が、それを言いますか綾森さん」綾森圭一が楽しげな口調で言い。それに対して此方も楽しげな口調で言う。立花左京であり、それを見た店長は呆れと楽しげな表情を同時に浮かべると皆に言う。
「取りあえずPA内のコンビニに移動しますか」
芝浦PA内 無人コンビニ 飲食スペース
店長夫妻と牧島享はコーヒーを飲みながら話をしており、娘ののどかは、親友の佐倉さやかとその兄、和人、長谷川静と一緒になって軽食を食べながらその話を聞き、水城勇也含む5人は大変遅くなってしまった夕飯を食べながら、その話を聞いていた。因みに、綾森圭一と立花左京は一足早く帰っていた、理由は明日の野点の為に帰っており帰り際、綾森圭一は娘の杏子に伝言を残した。
「アルテッツアターボのドライバーの事をちゃんと聞いておけよ。明日の夕飯時に聞くからな」そう笑いながら言ってR33GTRで帰り、立花左京も似たような事を言ってアリストで帰って行き。最初に牧島享の事を聞き、次にアルテッツアターボのチューン内容をきいていた。
「エンジンは最初は1Gで、ターボチューンをしていたけど派手なエンジンブローを起こしちまって」
「エンジンを乗せ替えたと」
「ええ、ちょうど良く3Sを搭載のリア周りがグシャグシャのアルテッツアの事故車が知っている解体屋に入ったんで、その車からエンジンを取りました」
「そんで、そこから又ターボを付けたのよね。でも、アルテッツアの3Sエンジン結構圧縮比が高いんじゃなかったかしら?」
「ええ、それでガスケット類を交換して圧縮比を落としてターボを付けました」
「やっぱり、ポン付けターボって事は無いかなと思っていたから」
「それにしても、奥さん車の知識結構有りますね」
「夫婦で経営している店だから、車の知識はそれ相応にないと困るでしょ」そこまで宇佐美美樹子が言うと、店長がおもむろに尋ねる。
「そしてNOSを装着しセッティングして今に至ると、大体の事は分かったよ。それで牧島君確認するけど、今は実家暮らしでアルバイトをしながら車のチューンをしていると此で間違いないね」
「そうです。さっきいった通りです。最初は某メーカーのディーラーでメカだったんですけど、ただのアッセンブリー交換作業に飽きてディーラーのメカを辞めてとあるショップに就職したんですけど、そのショップが勤めてから半年で倒産しちまって、今は実家暮らしながらアルバイトをしている身分ですが」
「そうか、それだったら家の店MPTFで働かないか?正直言ってメカを一人募集しようと思っていたからな。女房どうだ反対するか?」
「う~ん、メカ一人雇っても問題無いから私は反対しないよ増えればその分仕事の回転率が上がるからね。でも旦那、住む所とかどうするの?」
「それだったら家のパハに、頼めば良いと思うわ」綾森杏子がサンドイッチを食べる手を止めてそう言うと、周防清人が続けて言う。
「杏子の父さんだったら、知り合いの不動産屋が確かいたから、問題ないと思いますよ。店長」それを聞いた店長は牧島享に尋ねる。
「取りあえず綾森さんに頼んで住む所は確保するけど、牧島君の答えは聞いてないよ。どう、牧島君家の店で働く気はあるかい?」
「雇ってくれるなら、文句は言いませんが」
「分かった。日を改めて牧島君の家に訪ねて親御さんに挨拶するけど良いかな?」
「何て言うか拒否権が無い気がしますが、分かりましたよ」
「分かれば宜しい、それともう1つ肝心な事を聞きたいんだが」
「肝心な事ですか?」
「そう何で家のステッカーを貼った理由をまだ聞いてないからね」店長のその発言に水城勇也が反応する。
「確かに、それは是非とも聞いておきたい」
「今回の首都高遠征もそれがきっかけだから、ここにいる人間達も聞く権利が有るからな」藤澤透がそう言うと、その場にいる人間達が全員頷き、それを見た牧島享が答える。
「MPTFのステッカーを貼った理由は、偶然立ち寄ったフリマで販売していたのを購入しただけですが、購入後MPTFのホームページを見ると売られているステッカーとは別物だったんで、偽物だと思ったんで一旦は処分しようかと思ったんですけど、よくよく見れば結構派手だしアルテッツアに貼れば似合うかなと思った程度で」その返答に一同が顔を見合わせると田仲真二が一同を代表するかの様に問いただす。
「本当にそんな理由で貼ったの?」
「はい、本当にそんな理由で貼りましたが、それが何か問題でも?」牧島享の返答にその場にいた一同が思わず呆れ声と溜め息が漏れる中、誰かが何か言おうとした時、店長のスマホが鳴りディスプレイを見て店長が相手を確認する。
「うん、山本さんかどうしたんだ、もしもし、宇佐美ですが山本さんどうかしましたか?」そう聞いた店長だったが次の言葉に思わず大声を上げてしまった。
「え、荻村君と野島君が倒れた!!」
レクチャーその13に続きます。
12/28(日)誤字修正 1Jから1Gに修正
Posted at 2015/12/24 19:13:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「訂正ミュシャ展入場待ち140分待ち」
何シテル?   06/04 10:33
タイプRに乗っているので、サーキットを走りたくなりシビックを、チューニングしてサーキットデビューをすると同時に、愛車のチューニングも紹介していきたいと思います。...
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相棒シーズン14 感想 
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2017/04/19 22:30:57
あしたは、洗車 
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