2015年12月11日
箱崎JCT FD2RR 車内
先頭を行くデルソルは箱崎JCTを右に曲がり9号深川線に入り湾岸方面に行き、その後をアルテッツアターボが追うのを見た荻村瑞希は、呻くように言う。
「本当に何を考えているんだ店長は、デルソルは湾岸向きじゃ無い、C1向きの車なのに」それを聞いた木村夏樹が聞いてくる。
「どうしてですか?」
「うん、あのデルソルはNAエンジンで一万回転迄回して280馬力を発生するエンジンを登載しているけど、裏を返せば一万回転迄回さないとお話しにならないから、エンジンのパワー&トルクバンドを美味しく使う為にファイナルギアをローギア化にして加速性能を良くして上まで回せる要にしてあるが、その代償に最高速はそれほど高くない大体240~50キロ出れば良い方だ」
「それって遅い方なのか?」これは向井拓海が聞いてきた。
「うん、例えば俺のFD2RRと後ろのFD2は8500回転迄回せば大体260キロ前後は出るからな、一万回転迄回して240キロ前後は湾岸で張り合うには正直言って不利だ」そこまで言うと、9号深川線を走るがC1の走行状態が嘘のように、此方は一般車が結構いる最中をパスしながら走る。どうやらここでクーリング走行に移って湾岸線で勝負を仕掛ける積もりだ。
「全く、何を考えているのか、2人共しっかり見ていろよ店長のことだから何かしらの策が有るかも知れない」そう荻村瑞希は言うが、問題なのは店長の考えている策がさっぱり分からない事が最大の不安要素というのが最大の問題点でもあったりする。『店長、湾岸ではデルソルは結構不利ですよ。どうゆうに仕掛けるつもりですか?』荻村瑞希はそう考えながら前を走る2台に付いて行き、このまま行った際のルートを頭の中で考える。
アルテッツアターボ 車内
牧島享は前を走るデルソルが、どうゆう理由かは分からないがC1内回りではなく湾岸線に向けて走っている事に様々な事を考えたが結論は出なかったが、一つだけ言えることは湾岸線ならアルテッツアターボだったらデルソルを抜くのは、比較的に簡単だということだ『スクランブルブーストプラスNOSで瞬間的に500馬力は出る車だ、使用制限は最大で30秒、それ以上だとブローするが30秒有れば充分問題ない』そこまで考えると前を走るデルソルの追撃をするが、デルソルの走りは鋭い走りで一般車をパスしながら走る。
「速い流石デモカーだけの事は有る。パワーは此方の方が上なのにどうすれば、あんな走りが出来るんだ?足回りやエアロパーツの効果か、それとも乗っている人間の腕が良いのか、どちらにせよ湾岸に出れば此方の勝ちだと、おっとこの先オービス、オービス」そう呟くとアルテッツアターボの速度を落とすのと同時に前を行くデルソルも速度を落とす。
江東区木場6丁目 オービスポイント
デルソルを先頭にオービスをクリアし、その後をアルテッツアターボ、FD2RR、FD2の3台が続く。一般車はまだ居るが少しずつ減ってきており、この調子で行けばオールクリアも時間の問題だ。
EG2 デルソル 車内
先頭を行くデルソルの車内で店長は、ルームミラー見ながらアルテッツアターボの走りを見て勝負を仕掛けるポイントを吟味する。『このまま湾岸線に出たら直ぐにレインボーブリッジ経由のルートでC1に戻る。直線でのあの加速は脅威だがコーナーはそれほど速くない、いや、あの加速を維持しながら真っ直ぐ走らせる腕前は誉めていい』そこまで思うと湾岸線に向かうストレートが目の前に広がり、加速区間を確認する。『右車線に2台、左には1台か、このまま加速して左の1台を抜いた後、左に移り加速して右の2台をパスして右に戻って湾岸に出る。しっかり付いてこいよアルテッツアターボ』そこまで考えるとデルソルは左、そして右にレーンチェンジして湾岸線に向かう。
アルテッツアターボ 車内
辰巳JCTを先頭のデルソルが右に曲がるのを見ながら牧島享のアルテッツアターボも右に曲がる。
「湾岸線合流まで下り坂だからそれを利用して加速し、湾岸線合流後に加速ラインを確保したら一気に突き離す」そこまで呟くと下り坂で加速しながら湾岸線に合流し、先頭を行くデルソルは走行車線を加速しており、中央車線は空いているのを見た牧島享は中央車線にレーンチェンジしようとしたが黒のRX-7FC3Sが被せてきた。
「なんだこのFCは、邪魔だ!退け!!」思わずそう叫ぶが、その間にもデルソルは加速して行くのを見た牧島享はレーンチェンジを諦めて走行車線を加速する。
FD2RR 車内
黒のRX-7FC3Sがアルテッツアターボの進路を被せるような運転を見た荻村瑞希は、FC3Sを見ると思わず言てしまった。
「あのFC3Sは、黒田さんのFCか、これを偶然と見るかどうか判断に迷うな」そう、言っているうちにデルソルとアルテッツアターボから少し遅れて湾岸線に合流すると、黒のFCが速度を会わせてランデブーしてきた。そして運転席を見るとドライバーの人間が前を走る2台を追えというジェスチャー
を確認すると荻村瑞希は声に出して言う。
「恩に着ます、黒田さん」そう言うと同時にクラクションを一回鳴らして追撃を再開し、後ろを走っていた野島大樹のFD2も事情を察すると此方もクラクションを同様に一回FCに鳴らしてFD2RRの後に続き、そして後ろに過ぎさて行くFCを見ながら向井拓海が聞いてくる。
「なあ、今のRX-7知り合いか?」
「うん、MPTFの6枚しか無いプロトタイプステッカーを保有している黒田俊一さん、ロータリーに惚れ込んでいる人でねFDよりもFCの方が好きだと言っている人でね。確かあのFCは走行距離は20万キロを越えていたはず」
「20万キロ凄いじゃん、それに音も良いよね」
「いい耳してるね夏樹、あのFC結構弄ってあるからな黒田さんの腕前も手伝って80スープラや第2世代型GTR、Z、NSX相手でも勝てるだけの性能を持っているからね」そこまで言うと、デルソルは有明JCTに向かいそれをアルテッツアターボが追うのを見た荻村瑞希は言う。
「このままC1に入って仕掛けるつもりか、でもあのアルテッツアターボ少しヤバイかも」
「何でヤバイんだ?」
「アクセル全開時にもマフラーから白煙が出ている。あのアルテッツアターボ長くは持たないかも」
「持たないってどうゆう事ですか?」
「多分タービンがヤバイと思う、このまま行けばタービンブローの可能性が有る」向井拓海と木村夏樹の疑問に答えながら有明JCTにFD2RR、FD2の順で進入する。
有明JCT 合流部 アルテッツアターボ 車内
先程の湾岸線にてFCに被せられた為、デルソルとの差が離されてしまったが、牧島享は有明JCTに入る上り坂でスクランブルブーストを使用してデルソルとの差を縮めるとスクランブルブーストを解除してデルソルの後ろに付け、合流部を見ると合流する車がいないのを確認するとデルソルの左に出ると同時に前方を見るとほぼオールクリア状態だ。
「ここで決める。アルテッツア行くぞ」言うと同時にスクランブルブーストプラスNOSで一気に加速してデルソルを抜き去るが、次の瞬間『ボン!!』と何かが壊れた様な音がし慌ててルームミラーを見ると白煙を吐いていた。『エンジン音は異常が無い、だとすると』頭の中でそこまで考えると一つの答えを出した。
「タービンブローか、くそったれ!!」そう叫んでしまった。
FD2RR 車内
前を走っていたアルテッツアターボが馬鹿みたいな加速をしようとした瞬間、行き成りマフラーから盛大に白煙が吹き出した。
「タービンブローか、エンジンブローだけは勘弁してくれよな」そう荻村瑞希は言うと、ハザードのスイッチを入れる。
FD2 車内
「前の車が、爆発した!?」
「大丈夫なのかにゃ!?」多田李衣菜と前川みくが白煙を吹き出したアルテッツアターボを見て、そう叫ぶが野島大樹は冷静な声で言う。
「李衣菜ちゃん、爆発じゃないよブローしただけだ後、みくちゃん大丈夫だと思うよ」そこまで言うと、ハザードのスイッチを入れ後続車に注意を促す行動を取り、ルームミラーで後ろを見ると何台かの車が付いてきておりハザードとそして白煙を見るとスピードを落とす。それらを見た後、ふと左を見ると白のR33GTRと同じく白のアリストが走っており、GTRの方はスワンタイプGTウイングを、アリストの方はJTCCタイプウイングを装着しており、その2台は野島大樹は知っていた。
「綾森さんと立花さんか、お二方もアルテッツアターボを目当てで来たのかな?」
「野島さん、知っている人ですか?」
「うん、MPTFの常連客でね。ウイングを着けている事は本気走りの証だからね。ウイングを着けた時の馬力はGTRは750馬力で、アリストは600馬力だからね」
「何か聞いただけで乗るのは遠慮するにゃ」
「確かにそれは言えてるな。因みにウイングが無い状態の馬力は、GTRは500馬力、アリストは400馬力に抑えているからね」
「それを抑えていると言うのかにゃ?」
「まあ、普通はそう言うよな。でもこれで楽しかった馬鹿騒ぎも終わりだな。本音を言えば、時よ止まれ汝はいかにも美しい的な時間が過ごしたかったけど、このまま終わるのは勿体ないが、此ばかりは仕方ないしあのアルテッツアターボどうやらタービンブローだけでエンジンにはダメージは無いと思うけどこのまま走るのは無理だと思うから、芝浦PAに入ると思うよ」
FD2RR 車内
前方を走る2台のうち、デルソルの運転席の窓が開き運転している店長のハンドシグナルを確認すると合図のパッシングを一回行うとデルソルはタービンブローを起こしたアルテッツアターボの前に出ると、FD2RRとFD2はデルソルとアルテッツアターボをパスする。
「おい、何でパスするんだ、あのアルテッツアの横に着けろ!!一言言わないと気が済まなねえ!!」向井拓海はそう言うが荻村瑞希は事務的に返答する。
「それでこのまま芝浦PAでアルテッツアターボのオーナーの胸ぐらを掴むのか、それとも殴るのか?拓海、そして夏樹、君達は一応はアイドルだということを忘れてはいけないよ。勝負が着いたら、そのまま寮に戻る取り決めになっている。それに結構興奮しただろ夜のC1アタックレースは、その興奮を胸に閉まって今回の件は手打ちにしろ。これが山本さんとの約束だからな」そこまで言うと向井拓海と木村夏樹を鋭い目で見る。やがて、木村夏樹がいう。
「拓海、荻村さんの言う通りだよ。一応アルテッツアターボを負かしたんだから、ここで矛を収めようよ」
「夏樹、でもな」
「そんな事言っていると留実さんが怒るよ」
「うっ、それは確かに言えてる。分かった荻村さん寮に戻ってくれ」
「分かった。安全運転で帰るぞ」そこまで言うと浜崎橋JCTを左に行き、その後をFD2が続く。
首都高C1 デルソルVSアルテッツアターボ、勝者デルソル、敗者アルテッツアターボ、タービンブローにてリタイア
レクチャーその12に続きます。
Posted at 2015/12/13 12:39:08 | |
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2015年12月06日
霞ヶ関トンネル内 FD2車内
霞ヶ関トンネル内に入ってから一般車がそれなりに走っている中を、アルテッツアターボを先頭に一般車をパスしながら4台の車が走る中、一番最後尾のFD2をドライブしている。野島大樹は、前を走る3台のテールランプを眺めながら場違いの事を、鎌倉時代のある禅宗の導師の言葉を覚え浮かべていた。『吾は、時と有り、時は、吾と有り、故に、吾有時得しか、時間の流れと自分が一体化した事を説明した言葉だが、今のこの状況を吾有時得しをアレンジして言うなら』
「吾速さ得しと、言うべきかな?」そう声に出して呟き、それを聞いた多田李衣菜は震える声で返答する。
「そ、そ、その言い方、ロ、ロックみたいでい、い、いいですね」
「李衣菜ちゃん、声が震えるてい、い、いるにゃ、それと、野島さん吾速さ得しってどうゆう意味かにゃ」こちらも震える声で返答したのは、前川みくである。
「速さと自分が、いや、自分と車の一体感を、表している表現だと思って、それはそうと、スピードを落とす?」
「こ、こ、このままで良いです。前のなつきちも、このスピードで乗っているんですから。わ、わ、私も最後まで付き合います」
「李、李、李衣菜ちゃんが、そう言うんだったらみくも、つ、つ、付き合うにゃ」
「分かった。だったら、このまま行くよ」そう言うと同時に、驚く程に乗れている自分と周囲と同乗者に対して迄も余裕を払う自分の集中力と精神力に、運転している本人が一番驚いている事を今更ながら認識し再度内心で驚きながら『今日の俺は、どうなっているんだ。これ程迄に乗れているなんて普通じゃない』そう思い浮かべると同時に霞ヶ関トンネルを出る。
EG2 車内
デルソルをドライブしている店長は、前を走るアルテッツアターボの走りを見ながら。アルテッツアターボのスペックを推測していた。『パワーは大体300馬力前後だけど、並んでスタートした時に瞬間的にパワーが370~90前後までUPしたようだ、おそらくスクランブルブーストでパワーを上げている筈だ』そこまで推測すると、谷町JCTを通過し前がある程度、空くとアルテッツアターボは加速する。『スクランブルブーストを使用したか、しかし、ブースト使用時にマフラーから白煙が出ている。タービンがヤバイな。さてと、何処で仕掛けるかな?』そう考えながらも、前を走るアルテッツアターボにしっかり付いて行く。
FD2RR 車内
荻村瑞希は今の状況を把握しながらドライブする『先頭はアルテッツアターボ、その後ろを店長のデルソル、最後尾は野島君のFD2、そして3台目は、自分のFD2RRか』そこまで考えると思わず有る事を思い出した『確かアンディ・ウォーホルが速さと色彩がレース中に融合して一体化する様にBMWのレーシングカーのカラーデザインをしたが、この状況を見たら案外、これが自分の目指した物だと、言い出しかねんな。青、赤、白の3台プラス黄色の車が疾走している駆らな』そして、野島大樹同様にこの状況で、3人も乗っている車をしっかり運転し前を走る2台を視界内に納めている。自分に呆れながらもアルテッツアターボとデルソルの動きを見ていた。『もうすぐ、浜崎橋JCTに到達する。先頭を行くアルテッツアターボはこのままC1内回りに行くか?』そこまで考えながら走っていると浜崎橋JCTに付き、先頭を行くアルテッツアターボは当然の様にC1内回りに行き、その後をデルソル、FD2RR、FD2の順で行き、汐留のS字が目の前に見えるが信じられない事に完全にオールクリア状態だった。
FD2RR 車内
「嘘だろ、おいこの時間帯でオールクリアなんて」荻村瑞希は思わず言ってしまい。
FD2 車内
「おいおい、悪魔のジョークか、それとも神様の気まぐれか信じられない」野島大樹もそう言うと。次の言葉を言う。
FD2RR FD2 車内
「「2人とも、デルソルが仕掛けるよ。しっかり見ていろよ」」2台の車内で同じ言葉が発せられた。
アルテッツアターボ 車内
牧島享は、目の前に広がる状況を素早く確認すると喜んだ。『ここのS字は、結構得意中の得意だから一気に離させて貰うよ』スクランブルブーストのスイッチを入れると同時に追加で着けたナイトロオキサイト、通称NOSのスイッチも入れた。『これでパワーは、単純計算でも500馬力を瞬間的に発生出来る。持ってくれよアルテッツア』スクランブルブーストプラスNOSで加速しながらアルテッツアターボは後ろにデルソルを従えながらS字に進入する。「まず、左、次に右、付いてこれるか?」そう言うと同時にスクランブルブーストとNOSのスイッチを解除して左コーナーをクリアし、右コーナーに付こうとした次の瞬間、右のクリッピングポイントにデルソルが飛び込みそのままアクセル全開でアルテッツアターボを鮮やかにオーバーテイクする。「なんだ、今のは!?というより、デルソルはターンイン寸前まで多少は離したしインも閉めて居たのにどうやって抜いたんだ!?」
FD2RR 車内
向井拓海と木村夏樹は呆然とした表情で、デルソルがアルテッツアターボを抜く瞬間を見た。2人にしたら左コーナーをクリアしたデルソルが右コーナーで呆気なくアルテッツアターボのインを付いて簡単に抜いて行ったからだS字の進入時にアルテッツアターボが見せた加速力でデルソルが離されたのを見た後だからだ。呆然としている2人に荻村瑞希が説明する。
「店長、見事なブラインドアタック、消えるラインでアルテッツアターボを抜くとは見事」後ろからアルテッツアターボとデルソルのコーナーワークを見ていた。荻村瑞希はそう称賛の声を上げる。
「消えるライン、なんだそれ?」向井拓海が尋ねる。
「言葉通りの意味だよ。車というのは意外と死角が多い、その死角を利用しながら追い抜きを仕掛けるテクニックだ。ハコのレースとかにもよく用いられるテクニックで汐留S字は三車線区間だから採れるラインはサーキットのそれに近いし、況してやオールクリア状態だから採れるラインは結構有るからね」
「でも、車ってルームミラーやドアミラーとかも有るから結構死角は少ないイメージ有るんだけど?」これは木村夏樹が尋ねる。
「うん、確かにルームミラーやドアミラーでも後方視界はある程度、確保されているけど完璧じゃないから、その死角を利用しながらオーバーテイクに最適なラインで店長が運転するデルソルはオーバーテイクしたから、例にするなら白バイの取り締まりかな、違反車の死角を利用して取り締まっているからな」
「あ、それなら分かる」
「それでか、この前バイクで走っていて捕まったのは、後ろに居ないと思っていたら、何時の間にか後ろにつかれていたのは、そうゆう事だったのか」
「何の違反で捕まったのかは聞かないでおくよ拓海、でもこれで勝負は着いたな。デルソルが前に出たら店長の勝ちで決定だな」そう言いながらも、前を走る2台を辛うじて視界に入れながらドライブしている荻村瑞希は、オービスが2台とも駄目になっている区間を通過し、江戸橋JCTに差し掛かるストレートに入った時デルソルが予想外の進路を取った。
「何を考えているんだ店長、そっちは内回りじゃない湾岸線に行くルートだ!」荻村瑞希は言うと同時にデルソルは江戸橋JCTを右に曲がって行き、その後をアルテッツアターボが追尾する。それを見た荻村瑞希は同乗者に尋ねる。
「どうする?このまま行く、それとも…」続けて言おうとした言葉を遮られた。2人同時にだ。
「「降りるな!そのまま行け!!」それを聞いた荻村瑞希は少し笑みを浮かべて言う。
「分かった。このバカ騒ぎにもう少し付き合って貰うよ」そう言うとFD2RRを右に曲がらせた。
FD2 車内
「荻村さん、行くか普通!2人共どうする?降りるんだったら降りるよ」
「な、な、なつきちが行ったんだから、行きます」
「みくは、本当は降りたいんだけど李衣菜ちゃんが行くというなら、みくも逝きます。みくは李衣菜ちゃんのパ、パ、パートナにゃ」
「字か違っているよ、みくちゃん、分かった此方も最後までこの騒ぎに付き合うよ」そう言うと、FD2を右に曲がらせ前を行く3台を追走するが、その少し後を6台のチューニングカーが続いた。
レクチャーその11に続きます。
Posted at 2015/12/08 19:07:13 | |
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